東大英語 第1問A(英文要約)2022年実況中継

2022年東大英語1A英文要約総括

2022年度入試は、多くの大問で東大側が本気を出した年でありました。
共通テスト数学の超難化にはじまり、二次試験でも全教科えげつない問題が出題されましたので合格最低点が数十点落ちた伝説の年だとも言われています。

東大足切りライン考察に役立つデータ集

本稿で取り上げる2022年度入試の英文要約も、実はかなり奥深い問題だと言えます。
食の分配が人間の特質であるとの要素は容易に掴めたと思いますが、それを中心軸に据えてしまうと、食料確保の話やテーブルマナーの話がいったい何を意味しているのかわからなくなってしまいます。
多くの東大受験生は、このあたりの繋がりを誤魔化し、ふわっとした訳を書いていました。

たとえば、

食料の分配は人間の基本的な性質に関係している。食料の安定供給によって文明が始まった。食は人の生存に不可欠なので、人は食に様々な意味を付与した。

この答案は、単に本文の要素を羅列しただけですので、本文全体のテーマを「要約」したものではありません。
ゆえに、守りの答案として減点覚悟で、7〜8分程度でサクッと書くのなら良いとは思いますが、A評価を得ることは困難だと思います。
2022年度1Aでは、答案に盛り込みたい要点が本文の随所に散りばめられており、
「要約問題においては各段落の具体例を詰め込めばOK」という教えを受けた受験生や「解答に具体例を入れてはいけない。徹底的に抽象化しなければいけない」という哲学を持った受験生にとっては、
この上なくまとめづらい一題でした。

そうした意味で、どのような受験勉強をしてきたのかによって、体感難易度が大きく変わる良問だったとも言えましょう。
下手なテクニックで文章を分かった気になるなよ、と東大側が受験生に警鐘を鳴らした1問だとも言えます。
東大駒場1〜2年時に配布される英語長文テキストをご覧いただけたらわかるように、東大側はかなり深い文章の読み込みを学生に求めています。
もちろん、入試という厳しい時間制約が課された試験では、あまり深い読解を求めることはできないかもしれませんが、少なくともこの2022年度入試では1Aでも2Aでも4Aでも4Bでも5でも、例年とは違った角度から受験生に「圧」をかけているように思えました。

 

なお、1A英文要約制覇の極意は、以下の記事も併せてご参照ください。

東大英語 第1問A(英文要約)制覇の極意(2023年実況中継)【総論前半】

それでは、私がどのように本文を読み解き、どのように解答文を紡いでいたのか、思考プロセスを詳細にお伝えしたいと思います。

どのような文章構造か

文章を読む前から勝負は始まっている!文章構造の典型パターンを意識せよ!

本文をいきなり読み始める前に、本文の段落構成が総論編で述べたどの基本パターンになるのかを私はいつも考えています。則ち、

以上4つの基本パターンです。
2021年度のようにPattern④だとまとめづらいよなあと心の中で思う一方、Pattern①〜③であっても最難と名高い2016年度級の1Aなら、即座に別の大問攻めに転換しようと心づもりは常にしています。

 

それでは、2022年度の1Aは、どのような文章構造なのでしょうか。以下、詳しくみていくとしましょう。

どのように本文を読んでいったのかを実況中継

【第1段落の考察】さあ、どんなテーマが来るのか楽しみだね!

 長文の顔を飾る第一段落ですので、読解速度を意図的に遅めて丁寧な読み込みを心がけました。
冒頭で、テーブルマナーの話が登場し、それが社会の存続に不可欠であることが述べられています。
その後、食べ物の分配の話が延々と続き、他の動物にはない人間だけの特性であることが述べられていきます。

この時点では、「食べ物の分配」を本文の主要論点としたPattern②なのかと思いつつ、
動物と人間とを単純に対比させたPattern①の線も捨てきれず、
さらには冒頭のテーブルマナー云々の話が浮いてしまっている状況に違和感を覚えました

もっと情報を集めないと解答方針が立たないなと思いながら、まずは第2段落と第3段落の冒頭と末尾をチェックすることにしました。

この点、普通の受験生は第2段落の熟読にすぐ移ると思います。
もちろん、それでも構いませんが、1A英文要約ではスピーディーな大意把握が要であるところ、細かなところにばかり目を向けて、筆者がいったい何を訴えようとしているのか見落とさないようにしましょう。

木を見て森を見ずにならないようにしなければならないという心理が1A攻めに際して私には常に働いています。
そのことと、段落の冒頭・末尾をチェックすることがどう関係しているかというと、実は論説文においては、段落相互間の関係性を明確化すべく、段落の冒頭と末尾にその段落のエッセンスを詰め込むのが良い文章のお手本とされているのです。
ですので、優れた文章ほど、冒頭と末尾の拾い読みだけで、文章骨格をつかめます
1つの段落における文章量が長くなればなるほど、こうした傾向が強まります。

 

2022年度の1Aは3つの段落で構成され、かつ、1つ1つの段落が非常に長くなっていますね。
このような文章では、各段落の冒頭と末尾をチェックしてから、詳しく本文を読み込んでいくようにいつも心がけています。

もちろん、そのような基本に忠実ではない悪文も他大学の入試問題には多くありますが、全国の受験生や教員に入試問題の良し悪しを論評される東大入試問題にあって、そうした基本的なルールを無視した下手な文章を出すことは考えにくいと私は考えています(一部例外はあります)。

【第2段落〜第3段落の冒頭と末尾のチェック】あれれ。食べ物の分配だけがテーマなのか怪しくなってきたぞ?

ここで、混乱しました。

まず、第2段落冒頭では、「This activity」ということで、第1段落の最後で取り上げられていた食べ物の分配(the distribution of their food)の話をしています。
これが、人間の基本的な特質と結びついているのだと述べています。
be based on〜(〜に基づく)とgive rise to〜(〜をもたらす)という因果関係の異なる熟語を並列させているのがわかりづらいですが、要は食料の分配と人間の基本的な特質がそれくらい強く連関しあっているということを意味しているのだと考えて、「強く結びついている」くらいに捉えることとしました。

第2段落の末尾では、いきなり文明(civilization)の話が登場し、さらには、食欲(appetite)の話が出てきました。
文明論は東大英語で好むところなので、ひょっとしたら、食の話と文明の話を繋げようとしているのではと考え始めました。
ただ、唐突に出てきたappetite(食欲)の話が今ひとつピンときませんでした。

わずかな疑問を胸に抱きながら第3段落の冒頭に目を移します。
ここでは、食料の分配が「only the beginning.」でしかないといきなり述べられています。
ということは、第1段落で見立てた、食料の分配を主軸に本文をまとめることは危険なように思えてきました。
となると、何をメインテーマにして答案構成をすればいいのだろうかと不安になってきたのです。

そうして、第3段落の末尾に目をやります。
すると、そこでは、人類が食料に単なる栄養摂取以上の意味を持たせてきたと書かれています。
あまり大した情報ではないのかなと思いつつ、文章の最後でまとめられたゾーンでもありますので、一応、丸で囲って答案構成時に改めて吟味検討することにしました。

さて、本格的に第2段落〜第3段落の読み込みを始める前に、改めて、第1段落読了時に予想した文章構造の話を確認するとします。

  • 「食べ物の分配」を本文の主要論点としたPattern② →第3段落冒頭により少し雲行きが怪しくなった
  • 動物と人間とを単純に対比させたPattern①→今のところ、動物の話は出てきていないから、この線は消えた
  • 第1段落冒頭のテーブルマナー云々の話の取り扱い→ここは要検討

【第2段落の考察】食べ物の分配の話に始まり、文明の話まで登場。

いよいよ、第2段落の分析考察に入っていきます。
まず、冒頭で食料の分配が人間の基本的な特質に関わると述べ、その具体的な中身として、languageやtechnologyやmoralityなどを挙げています。
その後、段落中盤で、いきなり、The basic need of our stomachs for food continues to supply a good deal of the driving forceという記述が登場し、食欲が人間のあらゆる営みの根幹にあると述べます。
その後は、食料調達や配分、輸送や調理の話がつづき、食料供給が保証されてはじめて文明が始まるで締めくくられ、食欲の話が再登場します。

食料供給→文明の流れはよく理解できたのですが、どうしても「食欲」というワードが異質な感じに思え、どのように答案にまとめ上げれば良いのか悩みました。
そうしたモヤモヤが消えぬまま、第3段落の考察に移りました。

【第3段落の考察】なんだか、いろんな具体例が出てきてわかりづらくなってきた!

これまで多くの語数を割いて説明されてきた食料の分配の話は、始まりに過ぎないと冒頭でいきなり述べられています。
ということは、本文全体を貫くテーマが別にあるのではないか?と思いました。
それを探し求めるべく、第3段落を読み進めることとしました。

ただ、そう意気込んだはいいものの、いきなり食べものの嗜好の話やら食べ物で遊ぶやら支離滅裂な内容が出てきます。
すると、段落中盤でThe main rules about eating are simpleと、なんだか重要そうなフレーズが登場します。
コロンマーク(:)の後ろを期待を抱きながら読むと、if you do not eat you die; and no matter how large your dinner, you will soon be hungry again.という、なんとも言えない情報がポツリと現れました。
そうして、段落の最後に、人は、食事を取り続けなければいけないから食べ物に途方もない労力を注ぎ、その結果、食べ物は食料摂取以上の意味を持つようになったと締めくくられています。

食料分配がonly the beginningと段落冒頭言っておきながら、その伏線回収がなされないなか第3段落が締めくくられたことに強烈な違和感を覚えてしまいました。
この時点で5分が過ぎていたので、早く答案構成を考えなくてはいけないと焦り始めました。

【どうやってまとめたらいいか悩む】方針が定まらない恐怖!「守り」で行くか、「攻め」で行くか!?

これまで、第1〜第3段落を読み解くなかで、いくつかの要素は抜き出せました。

(第1段落)

① テーブルマナーは、人間社会が存続するのに不可欠

② 食べ物を分け与えるのは、人間に特有

(第2段落)

③  食べ物の分配は、人間の基本的な特質と結びついている

④  文明は食料供給があってはじめて始まる

⑤  食欲があるから、人間は食べ物から目をそらすことはできない。人間は止まらない。

(第3段落)

⑥ 食料分配は始まりに過ぎない

⑦ 人間は食べ続けなければならないからこそ、食べ物に栄養摂取以上の意義を持たせるようになった

迫り来る試験終了時刻を前に、守りの答案で行くことも視野に入れ始めます。
1A英文要約だけが解くべき大問ではありませんから、無制限に貴重な時間資源を投下することはできません。
そうした意味で、ベストよりベターを目指す観点から、悩んだ時は守りの答案をサクッと書いてしまって、一旦別の大問に移る勇気が東大英語では肝要だとも言えます。

となれば、上述した①〜⑦を概観するに、食べ物の分配(②③)をベースにしつつ、④と⑦を付け足した答案がたいして脳みそを使うことなくまとめられる答案なのかなとも思います。
そうしてまとめたのが、

(守りの答案)

食料の分配は人間の基本的な特質と強く結びつき、人間固有のものであり文明発祥の基礎ともなった。食事は生存に不可欠なものだからこそ、物理的に摂取する栄養以上の多くの意義を持つのだ。

でした。この答案骨格を書き上げた段階で開始から8分経過していました。
ただ、私の中で、①⑥の意味を無視していることが非常に気になっていました。

それに、この答案の第1文と第2文の関係性が不明瞭で、単なる要素羅列で終わってしまっていることにも違和感を覚えました。
東大が果たしてこんな下手くそな問題を出すのだろうかと。

【新たな発見!解答方針が定まる】新たな気づきが!まさに闇夜の灯明!

そこで、改めて、①の文を丁寧に読み返しました。

Table manners are as old as human society itself, the reason being that no human society can exist without them.

すると、そもそも人間社会が始まった時にテーブルマナーなんてあったのか、ひょっとしたら、ここでいうテーブルマナーは一般常識的なナイフやフォークの使い方とは違って、食事に関するルール一般のことを指し示しているのではないかと思い始めたのです。
人類にとって生存不可欠な「食」というものを、どのように取り扱うかが、社会の発展に寄与したということを言おうとしているのではないかと。
そのルールや仕組みのことをtable mannersと総称し、その一例として食事の分配を挙げているから、第3段落冒頭でonly the beginningとしているのではないか。
食料を巡り、人類は古代から殺し合いをしてきたこと(人間みな等しく食欲があるから、限られた食料資源をめぐって争ってきた)はよく知られるところであり、
だからこそ、安定的な社会を形成するために、生きる根源である食の取り扱いについて、人類は保存の方法を考えたり、分配のあり方を定めたり、公平性の概念を構築したりしたのではないか。

このように考えたなら、食と社会の発展との関係性を軸としたPattern②の文章構成と捉えることができるように思いました。


そこで、まとめたのが、以下の答案例です。

食を軸に人間社会は発展した。人は食に栄養源以上の意味をもたせ、ルールを定めた。飽くなき食欲をもつ人間に継続的かつ安定的に食料を分配する仕組みが好例である。(77文字)

ただ、このように「ルール」と狭く考えるのは文章の曲解とも言えるのではないかと再び悩みます。

第2段落では、農業の話や輸送や加工の話も具体例に挙げ、第1段落では食べ物の分配が人間固有のものであるとしています。
それをまとめて「ルール」とするのは強引にも思えました。
となれば、Table  mannersとは、第3段落末尾で示されているように、人類が食に栄養摂取以上の意味を持たせた一例とシンプルに捉え(単なる栄養摂取だけなら、胃袋の中に食べ物を詰め込めばいいだけであり、マナーなんて考える必要はないはず。)ることもできます。

となると、本問は食料の分配にフォーカスをあてた単純な文章ではなく、人類が如何にして食と向き合ってきたのかという話だと解釈するのが合理的なように思えました。

食料を分配すること、生産すること、タネを撒いて農耕すること、加工すること、輸送すること、あるいは、食べ物を味わったり、食べ物で遊んだり見栄を張ったりするというのは、いずれも人間固有のものであり、人類が発展してきた軌跡そのものだとも言えます。
牛肉を冷凍して世界各地に輸送したり、美味しい料理法を考えたり、高級ディナーや大衆食堂といったように食べ物にランクをつけたり、お上品な食べ方を考案したりすることは、人類の進歩や文明そのものだともいえます。
動物のように生肉にかじりついたりするのは文明的とはいえませんよね。

このように考えると、本問では食べ物の分配やら人間の基本的特性といった上っ面のワードだけつなげても核心を捉えられないことになります。
字数を一旦気にせずにまとめると

飽くなき食欲をもつ人類は、生存に不可欠な食と向き合う中で文明や社会を発展させてきた。食料の分配や生産、加工や輸送、食を楽しむといったことは人間固有のもので、人は食に栄養源以上の意義を持たせてきた。(98文字)

このようにまとめたなら、上述の①〜⑦の全ての要素を包含することができ、第1段落から第3段落が何のために書かれた文章かがクッキリ見えてきます。
なぜ、食料の分配がonly the beginningなのかもよくわかります。
東大がここまで考えて本問を出題したのかと思うと鳥肌が立ちます。
さすが、日本最高峰の大学だと思い知らされました。
東大模試では絶対に再現できないレベルの問題です。

それでは、規定字数の70〜80文字にするため、20文字ほど削るとしましょう。

人類は、生存に不可欠な食と向き合う中で文明や社会を発展させてきた。食料の分配や食を楽しむことなどは人間固有のもので、人は食に栄養源以上の意義を持たせてきた。(78文字)

いかがでしょうか。正直、各段落の要素を引っ張ってきて繋げた答案ではありませんので、「こんなの書ける気がしない」と困惑された方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、こうした問題は近年の東大現代文でもよく見られます。
これまでは、本文中のキーセンテンスやキーワードを見つけて、あとは要素を引っ張って繋げるだけで答えも出来上がりといった指導がこれまで多くの塾や学校で行われてきましたが、2021年以降(たとえば2021年国語第4問)、東大現代文でそれが難しくなってきていると言われています。
その流れを受けてかはわかりませんが、東大英語1A英文要約も2021年以降、うまくまとめられずに嘆く受験生が続出しています。

とはいえ、120分で120点を稼ぐ、つまり「1分で1点稼ぐ」スタンスで臨まねばならない東大英語にあって、1A英文要約の答案完成度を上げるべく貴重な時間資源を無闇にかけることは御法度です。
自分が受験生の時なら、ざっくり各段落の要素を繋げてひとまず「守りの答案」を仕上げ、さっさと他の大問に移り、最後時間が余ったら、1Aを再考する形にすると思います。
東大英語は時間制約の厳しい試験であるからこそ、こうした「駆け引き」が大事なのです。

【2023年東大英語1A英文要約 解答例】難化した2022年1A英文要約の敬天塾解答は・・・

(守りの答案=要素を繋ぎ合わせただけのインスタント答案)

食料の分配は人間の基本的な特質と強く結びつき、人間固有のものであり文明発祥の基礎ともなった。食事は生存に不可欠なものだからこそ、栄養源以上の多くの意義を持つ。(79文字)

(攻めの答案=東大教授が意図したであろう完全解に近いと思われる答案)

人類は、生存に不可欠な食と向き合う中で文明や社会を発展させてきた。食料の分配や食を楽しむことなどは人間固有のもので、人は食に栄養源以上の意義を持たせてきた。(78文字)

生存に不可欠な食の分配が人類に言語や社会性等をもたらし、食との関わりのなかで人類は文明を発展させてきた。こうして人にとって食は物理的な栄養源以上の存在となった。(80文字)

【高得点合格者の答案例】高得点合格者の答案だなんて、滅多にお目にかかれませんね!

2022年度は、1Aを含め超難化した年でしたので英語で90点台を叩き出した方々の答案でも、正直パッとしませんが、一応ご紹介いたします。

食料を持続して分配する事は人間の特徴で共同体や文明とも深く関わる。常に我々は食べる必要がありそれは単に栄養摂取を目的とするのみならずそれ以上に大きな意味を持つ。(80文字)

食べ物を積極的に分け合う行為は人間特有で、多くの基本的な人間の特徴に基づく。さらに、人間は、多大な努力により、食べ物に、肉体的な栄養以上の多様な意味を持たせる。(80文字)

有益なリンク

総論編でも申し上げたように、背景知識があると読解スピードが格段に上がります
本問で取り上げられたものは、人類の進化と食との関係をテーマにした文章です。
今日に至るまで、人類はどのように進化してきたのか、食との関係に目を向けると意外な事実が浮かび上がってきます!
以下のリンク先をクリックしてぜひ視野を広げてください!

(How did we get here? )←3分ほどの英語動画です!シドニーのUNSWが監修しています。とてもわかりやすい!

 

(Who invented table manners and what are they for?) ←少々長いので興味のある項目だけでもどうぞ!

https://www.smh.com.au/culture/books/sit-up-straight-what-is-the-point-of-table-manners-20211018-p590zv.html

 

(多読の重要性)

英語で「多読」をやる意義とは?6つの意義を詳細に解説

編集後記

いかがでしたでしょうか。過去問集の解答例を眺めるだけでは、要約力は伸ばせません。
大谷選手のDVDを見ても、160キロの球を投げられないのと一緒です。
ピカソの絵画を眺めるだけでは、画力は上がらないのと同じです。

この実況中継を通して、どのように長文を「読」み「解」いているのかを、皆様に少しでも実感していただけたなら、望外の喜びです。
数学と似ていて、いきなり答えがポンと出てくることはあり得ません。
方針を立て、論を進める中で、うまくいったなら良しとし、つまづいたなら一旦戻って考え直す。

この試行錯誤の先に、答案を紡ぐのです。
優れた答案例だけ読んでいると、意外に、この事実を忘れがちです。
本稿で学んだことを、ぜひ、今日からの東大対策に繋げてください。
心から応援しております。

【さらに深く学びたい方のために】

さらに深く学びたい方や本格的に東大対策をしたい方は、以下のリンクの授業や資料などをご利用下さい。

東大英語 第1問A(英文要約)制覇の極意(2023年実況中継)【総論前半】

映像授業【東大英語 第1問A 英文要約】

2022年東大英語(第1問A 英文要約)入試問題の解答(答案例)・解説

2021年東大英語(第1問A 英文要約)入試問題の研究

 

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