東大英語リスニング満点奪取の極意 其の弐

能力が足りないのではない。訓練が足りないのである。

リスニングについて東大受験生から多くの相談を受けてきたが、「自分は昔からリスニングが苦手で」「わたしには才能がありません」と悩むものが多い。だが、倍率25000倍のショパンコンクールに優勝するのとは異なり、たかだか倍率3倍の東大入試に才能論を持ち出すこと自体、現実逃避に他ならない。

リスニングが聞き取れない原因には、語彙不足や文法知識の不足、リンキングなど英語独特の音声に対する準備不足、語彙暗記時に正しい発音で覚えていない、頻出ネタの不知(たとえば原発を聞いたこともない子供に核エネルギーを題材とした長文を日本語であれ英語であれ読ませても理解できるはずもない)、読解時にいちいち読み返すことが習慣づけされ直読直解できない(たとえば関係代名詞)ことなどが挙げられる。個々人で異なる元凶にしっかり向き合い、正しい対処を施すことが合格力向上に繋がるのである。

少し個別に見ていくとしよう。受験生の多くは英文法は大丈夫です、と言う。確かに「関係代名詞なんて聞いたこともありません」というレベルの人はいない。だが、知っていることと使いこなせていることとは別である。それは英作文を考えてみれば明らかであろう。語法面やコロケーション的に自信のあるものを用いるべきことは口を酸っぱくして述べてきたところであるが、英文法に関しても同様のことが言える。たとえば、Tom is a boy who is crying over there.という文があったとしよう。whoが主格でboyを修飾して・・・等とリスニングの時に2秒考えただけで、5〜6単語は音声情報を聴き逃すこととなる。

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