おかべぇ先生の「勇者に贈ることば」 VOL.11【毎月20日掲載】

受験生だった頃。 河合塾でセンタープレがあって、思うように点数が取れず、恐怖の気持ちで震えたんだ…

東大受験に人生賭けてたのに、なんだこの成績は、あれも知らない、これも知らない、せっかく覚えたのに 忘れた…そんなことばかりだった…

11月までは、まだ普通に勉強できていたのに、12月になると焦りばかりで、頭に入ってこない日もあった…

身体は鍛えていたのに、こころはチキンだったんだ…東大に強い思いを持っているはずなのに、不甲斐ない自分が嫌で仕方がなかった…

代ゼミや駿台、河合や東進のチューター室に行っていろんな人に相談を求めた…

でも、たいていの人は、「この時期、ぼくはこんなに出来た!」「A判定は余裕」「センター余裕」とかいう自慢話ばかりをしていた。

「ああ、今日も時間を無駄にしたな」としょげてばかりいた…帰り道はいつも足取りがおもく、早く受験が終わって欲しいという思いの一方で、せめてあと3ヶ月時間が欲 しい、そんなことばかり考えていた…志望校を変えようかとまで思ったんだ…都立大学にね…

ある日、某塾のチューターの一人に志望校を変えようか悩んでいると言った時、

「それは君の自由だよ。10年後、20年後に後悔しないのなら都立大にすればいいさ。他のチューターさんがなんと言ったか僕にはわからない。大学に合格すると、みんな努力したから受かって当然みたいな偉そうなこ とを言いはじめるものなんだ。

でも、受験期にはみんな孤独や不安でいっぱいだったんだよ。僕だってそうさ。 絶対に受かると決まってるやつなんて一人たりともいない。絶対に長生きできるかどうかだってわからないだろ?

そもそも、君は、東大に行きたいから、今まで頑張れたんじゃないのかい。東大にどこまでの価値があるかは人それぞれだけれども、少なくとも君は東大を母校にしたいと思ったからこそ、これだけの教科数をこなせたはずなんだ。後悔だけはするなよ」

と答えてくれたんだ。

ハッと目覚めたよ。12月16日のことだった。この日に私は新たな生を受けたとさえ思っている。

確かに、この世の中、確実なものなんて何一つありゃしない。明日生きている保証だってありはしない。思い 通りにいかないことばっかり。

でもね、3つ間違いない真理がある。

1つ。東大に行きたいと願っている。

2つ。東大に行きたいからこそ、今日まで頑張れた。

3つ。いまこの瞬間、間違いなく生きている。 だから、「いま」やるっきゃないんだ。

センターまでもう1ヶ月しかない?

否。

センターまで「まだ」1ヶ月もある。1日15時間勉強できたとしよう。450時間もまだある!!1日18時間勉強できたとしよう。540時間もある!!

確実なのは「今日」だけなんだ。だから、気づいたら寝落ちしていたくらい、ガンガンに問題を解き、今まで取り組んできたものを見返す。勝負の要は難問ではなく、基礎標準。

覚えたものを忘れた? 忘れるのが人間。忘れたことにいま気づけて良かったじゃないか。ラッキーだぞ!まだまだ点数は上がる!上がり続ける!!

緊張して眠れない、勉強が進まない…うん。私にもあった。だから、東大のパンフレットを壁に貼って、いつも見つめていた。そして鏡の前に立って、魔法を自分にかけたんだ。

「おまえにならできる!ここまで試練を一緒に乗り越えてきたじゃないか。この気持ちをいつまでも大切に、 東大入ったら、後輩たちに己の葛藤を己の武勇伝を素直に伝え励ましてやろうぜ!」

ってね。

自分のためではなく、誰かのためだと人は強くなれるものさ。家族のためでもいい。鏡の中の自分でもいい。

ペンだこもいっぱいできただろう。今までシャー芯何本取り替えてきただろう。ノートや裏紙どれくらい使っただろう。消しゴム、どれくらいすり減っただろう。どれくらいたくさんのプリントや教材が山積みされているだろう。どれだけ多くの参考書に目を通し、どれだけ多くの問題を解き直し、どれだけ多くの涙を流してきただろう…

これもそれも、東大に行きたいからに他ならない。なーに、諦めるのは0.1秒でできるさ。いつだってできる。まずは今日のことだけ考えてやってみようぜ! 挑戦しよう!「俺をなめるなよ!」「私をなめるなよ!」くらいの気持ちでやってみようぜ!

ある人は言う。絶望に打ちひしがれる時がいつの日かやってくるかもしれない、と。だが、今日ではない。闇 が世界を覆い針路を失う日が来るかもしれない。だが、今日ではない。

今まで愛用してきたノートとか見てごらん。ブックオフにも売れないほどに使い込んだ、それらの本は、まさしく努力の結晶だ。自分のチカラを自身が信じないで誰が信じるんだ。自分のチカラを信じ、 前へ前へと突き進め。

過去に弱さはあったかもしれない。でもそこに気づけたのなら前進できるはず。必ずや勝利の女神は 微笑んでくれるよ。

All roads lead to your shining future!

東大合格者は3000人。これが意味するは、3000通りの合格戦略があるってことだ。これからの3ヶ月、忍耐が強いられ、逃げ出したくなる時もあるやもしれない。

だが、信念に生きたとき、栄光への道がみんなの足元に敷かれることとなる。 耐え忍ぶ強き心を持って、東京大学合格を勝ち獲ってほしい。

Victory belongs to the most persevering. 勝利は、もっとも忍耐強い人にもたらされる。 Napoleon

そして、忘れるな。独りではない。独りじゃないんだよ! 夜の思いは気まぐれだから、深夜の時間帯にテンションが落ちるかもしれない。そんな時は、すぐ誰かに相談しよう。忘れるなよ。独りじゃない。一緒にこの試練を乗り越えよう! そして一緒に最高の3月10日を迎えよう!

追伸にて

合格後の幸せな生活を寝る前にイメージしたり、問題がスラスラ解ける光景をイメージすると、能力値が格段 に上がるという実証データがある! 幸せな大学生活を想像して、ぐっすり眠っておくれ。

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