【中学受験で決まる東大受験43】中学受験の合否で一生のトラウマを残さないために「第一志望の捉え方」を再考しよう。強すぎる意志は、時に心を滅ぼす。
志望校への強い思い入れがある程に、子供達は頑張れます。そこに憧れがあるから、遊びたい気持ちを抑えて勉強できるんです。
そこに私は尊さを覚えます。
そして、それと同時に、危機感をも抱きます。
ご存知のように、サピックスのα1に在籍していても第一志望校に合格する子は一握りです。つまり、落ちる人の方が多いわけです。もちろん、それを見越して、併願校を考えていくわけですが、第一志望に対する思い入れが親子で強い場合、他校は眼中にすら入りません。
ただ、もし、万に一つ、億に一つ、ご縁をいただけない結果で終わってしまった場合、子供のみならず親御さんが鬱状態になってしまうケースが後を絶ちません。
「うちは大丈夫です」と仰るお母様方でも、2月2日以降に表情は一変し、顔面蒼白になります。
もちろん、第一志望をどんどん下げよと申し上げるつもりはありません。志望校を下げれば、勉強に対するモチベーションが削がれ、本来なら受かるところも受からなくなってしまうからです。
ただ、ちょっとした「考え方」を取り入れていただきたいのです。