日本史6月①

こんにちは、スタッフAです!
今回は、授業中に先生から問われたことをまとめました。どれも、東大入試を受けるにあたって、重要な知識だと思います。
・古代と中世は、何で区別されているか?
・近世はいつからか?
・天皇と皇室と朝廷の違いはなにか?
・平清盛、源頼朝、奥州藤原氏、当時の朝廷の中で、最も「強い」のは誰か?
・天皇はなぜ、自らは政治を行わず、その権力を他者に与えるか。
・中尊寺について答えよ。

古代と中世は、何で区別されているか?
朝廷が鎌倉幕府に政権を預けた。しかも武士の政権。そこから中世と区別する。

近世はいつからか?
ザックリ言うと安土桃山時代と言われるが、「外国の勢力が入ってきたところから近世」が始まるとする。
なお、「近世」は西洋にはない概念。

天皇と皇室と朝廷の違いはなにか?
天皇 その時点で皇位を継いでいる人
皇室 天皇および皇族
朝廷 天皇を中心とした政府

平清盛、源頼朝、奥州藤原氏、当時の朝廷の中で、最も強いのは誰か?
※様々な意見があることを踏まえた上で、授業内で出た意見を集約

経済力
平清盛 知行国66カ国のうち30カ国を所有。500ヶ所以上の荘園を所有。日宋貿易の利益。成功(じょうごう)により経済的に豊かであったなど、他を圧倒していたのでは?

武力 
源頼朝 木曽義仲が平氏を滅ぼし、源義経が木曽義仲を滅ぼし、藤原泰衡が源義経を滅ぼし、源頼朝が藤原泰衡を滅ぼしたため、そう言えるのでは?

政治面・権威
朝廷

天皇はなぜ、自らは政治を行わず、その権力を他者に与えるか。
君主に権威があることで、国が安定して治められる。
政治をする権力を自分で振るった場合、政治では様々な判断を求められ、成功と失敗が伴う。失敗した場合、権威を損ねる可能性がある。

中尊寺について答えよ。
平泉に居を移した藤原清衡が堀河天皇の命を受け、天台宗の高僧・円仁が開創した中尊寺を整備し、堂塔40余、僧坊300余に及ぶ壮大な伽藍を造立。現存する金色堂は、地方に伝わった浄土教の影響を強く受けた建築で、平安時代の漆工芸、金属工芸、仏教彫刻が凝縮されている。

授業では、過去問を解き、答案を提出し、共有された他の生徒の解答を読み込んでから参加しています。他の塾生より、良い解答を作成してやる、より鋭い指摘をしてやる、そういった気持ちで授業に臨み、お互いに高め合っていくことで、合格に近づくことができると思います。

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