試験でものすごく緊張する人へ
本日、お話したいことは、「音」。
皆さんは、普段どこで勉強していますか? 自分の部屋や学校だと思う。つまり、慣れ親しんだ場所、居心地が良く安心できる場所で過去問などを解いているわけだ。
だけれども、受験会場はそうではない。今日は「音」について話をしたい。会場に着いた直後はそんなに気にならないんだ。アドレナリンが出まくってるから周囲の雑音もそれほど耳には入らず、持ってきた参考書とかプリントの復習も多少はできるかもだ。
試験官が入室し、ざわつきは静寂に向かう。指示があり受験番号や氏名を書く時は、たいして緊張しない。手指が震えていつものように字を書けないこともあるかもだけど、マークさえできれば問題なし。この時の「音」は、みんなが同時に書いているからたいして気にならない。
問題は、この後だ。
試験開始の合図があり、こころを落ち着かせて意識を問題用紙の一点に集中し始めてから30秒以内に「音」が気になり始めるのが脳というものなのだ。いったい何をそんなに書いているんだよ!とツッコミたくなる鉛筆の激しい音、ページをめくる音、咳する音…
これらが急に気になり始めることがある。普段は気にならないのにだ。不慣れな環境で、知らない人が周りにいっぱいいる。脳は環境変異に適応するのに少し時間がかかる。でも、残り時間が気になる。適応どころじゃない。時計を見て更に焦る…
たぶん、ここまで読んだだけでビビり始める人もいるだろう。
だ・か・ら、トレーニングが必要なのだ。トレーニング方法は5つある。