東大の足切り出願速報 2021年【研究編】出願最終日の値と志願者確定値は、なぜ違うのか?

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最終日の数字と、確定値の違いについて

東大の足切りラインを最も正確に予想する方法をもとに、毎日足切り状況の速報をアップしていきます。
東大のHPのこのページ更新される出願数をもとに、考察をしています。

前回のブログ記事で、東大の出願速報の最終日と、出願者の確定値でズレがあるというのが発覚したと書きました。
そこで、本当に毎年違うのか、などを調べてみましたので、考察結果をご覧ください。

 

そもそも、ズレることは滅多にない

まずは、この表をご覧ください。

 

↑ いつもと同じ表に見えて、掲載している項目が違います。

 

太字になっている縦の列をご覧ください。
ここを見ると、最終日の17時を超えてから増加した出願者は、ほとんど0~数名くらい。
つまり、最終日の発表は、最終確定値とほとんど同じと見なしてよいということです。

しかし、各科類の数字をよくみると、2015年と2020年だけは、やや数字が多くなっています。
数字が色々な年度にバラけているのではなく、この2年に偏っている。
ということは、この2年だけは何か特別な理由があったのでしょう。

逆に、特別なことが起こると、今年の数字もこれから動く可能性があるということになります。
ただし、100通とか200通もブレるということは考えにくいでしょうね。

ちなみに、たまに減っています(笑)
これは、不備が発見されて受理されなくなったとか、集計ミスなのでしょうか。
よくわかりませんが、イレギュラーで減ることもあります。

 

2020年の例外的な増加は、消印有効日がズレたから?

では、昨年はなぜ変異的に増加したのでしょう。

様々理由は考えられるのでしょうが、まずは昨年の出願のルールがズレたことが挙げられます。

東大の前期試験の出願のルールは、
例年だと、

①センター試験が終了した翌週の月曜日からスタート。(これを1日目とカウント)

②その次の週の水曜日の17時に必着。(10日目の17時必着)

③届かなかった場合、2日前の月曜日の消印までなら有効。(8日目の消印は有効)

です。

しかし、

2020年は、

①は同じ
②も同じ
③は例年と違って、週が明ける前の土曜日(6日目)までの消印なら有効。つまり、例年より消印有効日が2日早かった。

のです。

例えば、離島で配送の便数が少ないところや、大雪での遅延や交通マヒが予想される地域では、届かなかったら怖いため、土曜日に出願することが多いでしょう。

すると、日曜日を挟んでしまったため、配送が遅れて必着日を超えて到着した願書が多かった。

などの仮説が成り立ちます。

 

なお、今年のルールも例年と違いました。

2021年のルールは、

①は同じ
②は例年と違って、必着期限が2日延びたため、金曜日の17時に必着。(12日目の17時)
③も②に連動して変更され、水曜日の消印なら有効。(必着2日前は同じだが、消印は10日目までが有効)

でしたので、今年もちょっと違うルールです。

 

推薦受験者が含まれていたから?

これも複数の方から指摘があったのですが、実は僕があまり分かってません(笑)

推薦受験者が絡むと、なぜ集計最終日から、確定値が増えるのでしょうか?

出願最終日には推薦受験者が含まれておらず、確定値の時には含まれていたから、という理由なのでしょうか?

もし理屈が分かる方、ご連絡下さい。

いずれにしろ、推薦受験者が原因だとしたら、2020年だけが異常値を見せていることの理由にはならないのではないかと、思っています。

 

最終日の17時ギリギリに手持ちで願書を持っていく人がいたから

もしこういう人がいたら、確かに17時の集計値から増えるでしょうね(笑)

もう少し余裕を持って出願してほしいものです。

さて、東大がこのようなイレギュラーな願書提出を認めるかどうかですが、

分かりません!!

分かりませんが、噂では聞いたことがあります。
(こういう情報を送ってくださった方もいらっしゃいました。)

私が直接確認したわけではないので、ハッキリとしたことは言えませんが、

あまり好ましくはないと思いますので、避けた方が良いでしょう。

今年は寛容に受け入れてくれたとしても、来年以降も受け入れてくれる保障はありませんし。

 

東大の集計ミス説

これも何人からか、ご連絡頂きました。
東大が集計ミスをしていて、去年だけ大幅にずれてしまったと。

もしそうなら、説明がつくので、仮説としてはアリなのかもしれないと思っています。

 

まとめ

以上、様々な情報の提供や、仮説のご提案、ありがとうございました!

真相を究明することはできませんが、知恵を絞って真相に迫ることはできると思います。

これ、東大の2次試験も同じですね。

どのような採点基準で、どのような配点かはわかりませんが、知恵を出すことによって迫ることはできます。

残り3週間を切りましたが、東大受験生、ぜひ頑張ってくださいね!

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