全集中「合格の呼吸」捌ノ型〜「捨」てて「拾」え〜

試験を受けているとき、ある1科目でつまづいたせいで、動揺したり戦意を喪失したりすることがある。

東大受験ともなれば、腕に覚えのある猛者が全国から集うわけだ。東大側も、そんな猛者たちに良い気持ちで問題を解いてもらおうとは思わない。あらゆるところに、「地雷」を敷き詰め、受験生を蹴落とそうとしてくる。なぜなら、これは何点とったら全員合格という資格試験ではなく、合格者数が定まった選抜試験だからである。

己の能力に自惚れる者ほど、解けない問題が1つでもあると、動揺し、冷静さを失う。勝負事において冷静さを失った者は負ける。

そして、ここに、番狂わせが生じる理由が隠されている。能力が高い者が順当に受かるのではない。その場の状況に適応できる者が受かるのだ。冷静さを失わず、限りある時間資源を、解ける問題に投下することができた者が勝利を掴むのである。

ゆえに、一旦「捨」てて、余った時間で解けそうな問題を「拾」いにいく姿勢が、合格者に求められる重要な資質だと言えよう。

こうした姿勢を保つには、ある考え方を持つとよい。

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