全集中「合格の呼吸」 陸ノ型~どうして落ちるのか・どうやったら落ちるのかを考察せよ~【毎月10日掲載】

勝負の夏休み、大変にお疲れ様でした。

夏休み前の学習計画を完遂できた方は、ほぼ皆無だと思われます。多くの方は5割〜6割程度の達成ではないでしょうか。ですが、嘆いている時間はありません。夏休みに限らず、毎日が受験の天王山なのですから。できなかったことを悔やむよりも、これ以上悔やまないようにするにはどうしたら良いか考え、行動を起こし続けてください。

さて、皆さんは、「どうしたら受かるのか」「どうやったら合格するのか」を考え、日々猛進されていることと思います。

ですが、それではライバル達に「差」をつけられません。なぜなら、全員同じように「勝つ」ことしか考えていないからです。

では、勝者は何を考えて行動しているのでしょうか。それが本稿の表題でもある「どうして落ちるのか」「どうやったら落ちるのか」です。

落ちることを考えたくはないですよね? ですが、東大入試の倍率は3倍です。9000人が受けに来て6000人が落ちるんです。落ちる人の方が多いのです。

一本の矢で的を仕留めようと思ったなら、風の動き、弓をひく強さ、鳥やゴミといった障害物の飛来予測など、考えうる「リスク」を徹底的にシミュレーションするわけです。

オリンピック金メダリストの羽生結弦選手をご存知でしょうか。本番一発勝負の試合のために、1000回以上も練習をするのだそうです。脳内のシミュレーションも含めれば1万回は超えるでしょう。リスクマネジメントも万全です。3回転ジャンプを失敗したら、すぐさまダブルルッツを2回、それも失敗したら演技点で稼ぐ・・といった具合に、リスクを想定した戦略を練っていくのです。正しく、王者になるべくしてなったというのがわかります。

皆さんは、風邪を引いて思考力が低下したときには暗記モノを、頭痛がして文字が読めないときは音声教材を、といった具合に体調不良のことをも想定していますか。受験会場で椅子がガタガタ揺れていたら、直ちに挙手して取り替えてもらうことを事前に想定していますか。

コロナ禍で外出機会も減り、多くの方は自室で勉強していることと思います。これが意味するは、自分にとって居心地の「良い」環境で多くの時間を過ごしているという事実です。ですが、試験会場には、いろんな人がいます。雑音や騒音もあります。お手洗いも行列が出来ています。室温も自分好みには調整できません。自分にとって居心地の「悪い」環境で受けなければならないのです。ぶっつけ本番で対応できますか? それで失敗したら一年浪人するのでしょうか。

真の勝者は、こうしたリスクをも想定し、「どうしたら落ちるのか」「どうやったら落ちるのか」を考えているのです。

たとえば、

・過去問分析を怠り、出題されないところばかりに時間を割いたら落ちる
・今日できることを明日に延ばせば落ちる
・ゆったり食事や休憩をとれば、塵も積もれば山となって落ちる
・外部環境でも問題が解けるようにしないと落ちる
・制限時間を守らず、緊張感のない環境でばかり問題を解いていると落ちる
・イヤホンでクリアな音声ばかりを聴いて、東大入試のリスニング不適環境を想定せずに入試を受けにいったら落ちる
・難問ばかりに時間をかけ、取れる問題を見落としたら落ちる
・社会2科目または理科2科目の総合点勝負なのに、1科目にばかり時間をかけすぎると落ちる
・漢字を疎かにして、誤字だらけの答案を書けば落ちる
・解いた問題の見直しを疎かにして、新しい問題にばかり残り時間をかければ落ちる
・共通テストの理科基礎や社会をなめていると落ちる
・復習を疎かにして、一度やって満足でいると落ちる
・模試を解きっぱなしにして満足していると落ちる
・よく考えもせず答えだけ読んで分かった気でいると落ちる
・試験が終わったら次の科目のことだけ考えないと落ちる
・(浪人生の場合)共通テストの願書を出し忘れたら何もできないまま落ちる
・東大の出願日までに願書提出が遅れると落ちる
・出願に必要な調査書などが同封されていないと落ちる
・東大受験に必要な情報を知恵の館などで収集しなければ落ちる
・他人のことばかり気になって勉強に手をつけられなければ落ちる
・食事をとりもせず徹夜ばかりして5日後の疲労蓄積のことを考えられないと落ちる
・添削指導を受けず、自分に甘い採点ばかりをして自己満足をしていると落ちる
・基礎問題を完璧にせず、難問ばかりに目が行くと落ちる
・採点官に答案を読んでいただく意識がない人は落ちる
・Twitterやインスタで流れる高得点者の情報に踊らされている人は落ちる
・SNSやYOUTUBEやLINEなどにかまけていると落ちる
・夜の思いは気まぐれなので、落ち込んだ時に誰かに相談する勇気を持てず、心の底に澱みのように負の感情を溜め込むと落ちる
・夜更かしばかりして、朝に問題を解けるようにする習慣づくりを怠ると落ちる
・マル消し1個を試験会場に持っていくと落ちる
・試験開始時刻に遅刻すると落ちる
・受験に関する噂話やデマにばかり心を奪われていると落ちる
・自分の合格を信じ抜けない者は落ちる
・試験終了の鐘が鳴る最後の1秒まで、合格を信じ1点でも多くもぎ取ることができないと落ちる
・採点官でもないのに自分は落ちると思い込んで試験途中で勝手にギブアップすれば落ちる
・入学金支払い期日を忘れていると落ちる

とりあえず思いつく限り書いてみましたが、この他にもぜひ紙に書き出し、壁に貼って、毎日指差し確認・音読をして自戒としてください。

勝者は失敗から目を背けません。失敗を想定して勝利を不動のものとするのです。勝利と失敗は表裏一体なのです。

全ては、ここから。全ては、これからです。臥薪嘗胆の精神を以て、「王者」になってください。

共に最高の3月10日を迎えましょう!

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