東大理二の受験生が最低限知るべき5個のポイントまとめ

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東大の科類について書き続けてますが、今回で5回目!

理科二類です!

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駒場の一号館と間違われる、安田講堂

まずはいつも通り、基礎情報からです。

定員:532名

倍率:約3.5倍(つまり約1862名を超えると、足切りが発生)

合格者:550名

進振り:理学部(生物系)、薬学部、農学部

入試科目:外国語、数学(Ⅲまで)、国語(現古漢)、理科(物理、化学、生物、地学から2科目)

①理三と仲良し

理科二類の特徴も色々ありますが、まずは理三と仲が良いってところですかね。と言っても唐突でしょうから、一つ一つ説明します。

東大は入学後に、クラス分けされます。

まず科類で分けられるんですが、文一と文二はごちゃまぜになり、理二と理三も混ぜられます。文三と理一は単独です。

その次に、第二外国語の選択によって分けられます。

第二外国語っていうのは、英語以外の外国語のことです。

割とどこの大学でも、英語以外に一つ外国語を習うのが普通みたいですね。ドイツ語とかフランス語とかスペイン語とかのことです。

②おまけ 外国語の選択について

ちょっと脱線しますが、東大は第二外国語の選択肢が多い大学です。

僕の時は、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、ロシア語から選べました(たしか・・・)

今も大きくは変わってないと思います。

他大学だと、ロシア語選択が出来なかったり、スペイン語選択がなかったりするらしいので、東大はお得ですね。これは必修科目です。

ちなみに第二外国語は、二外(にがい)って略します。大学生はなんでも略語で話すのです。

さらに突っ込むと、東大は第三外国語の履修も出来ます。これは必修ではありません。

僕は興味本位でマレー語を取ってました(笑)

他にもチベット語とかアラビア語とか、色々あった気がしますが、あまり聴講者はいなかったような・・・。

マレー語は、とある理由(大仏、つまり単位が取り易い先生)で人気講座でしたね~。900番講堂っていう、一番大きい教室で授業を受けてました。インドネシアに旅行にいったお蔭で、役に立ちました。

第三外国語の略し方は当然、三外(さんがい)です。

③理三と同じクラスになる

話を戻して・・・

つまり、科類と言語によってクラス分けがなされるのはお判りでしょうか?

僕が所属していたのは、理Ⅰ7組です。全員が中国語選択でした。

理科一類の7番目のクラスという事ですが、7番には意味がなくて、1組は〇〇語、2組は〇〇語というように、選択する言語で区切っていったら、7番目は中国語になったというだけであって、あまり7に意味はありません。

確か8組も中国語だったような気がしますが、あまり記憶はないですね。

そんな感じで別れていくんですが、理科二類と理科三類は同じクラスに配分されます。

だからクラス名は、「理ⅡⅢの1組」のようになります。

同じクラスに所属すると、同じコマで同じ教員の第二外国語の授業を受けます。これが必修なので、原則的には毎週同じメンツと顔を合わせる事になるんですね。

ということで、理Ⅱと理Ⅲは仲が良いのです。

同じ理由で文Ⅰと文Ⅱも仲が良いんですが、理Ⅲと仲が良いっていうのは特殊です。

何しろ理Ⅲは人数が少ない(約100人)し、全国の最優秀生が進学する場所です。

僕の交友範囲で言うと、理Ⅲの友人は数人です。それくらい貴重なのが理Ⅲ。だから、理Ⅲの友人が多いっていうのは、ちょっとうらやましいですね。

④真面目な子が多い!?

さて、理Ⅱの特徴を他にも挙げるとすれば、真面目な子が多いって所でしょうか。

注:これは主観が入っています!

なぜ理二が真面目になるかって言うと、選択科目が影響すると僕は思います。

理二の生徒は、多くが生物選択で入学します。

制度としては物理でも入れますが、生物が多い。ちなみに、進学してからは生物が既習の前提で授業をされるようなので、物理選択の場合は気を付けて下さいね☆

⑤不利な生物を選択している

で、生物選択なんですが、ハッキリ言って大学受験で生物選択をすると不利です。

理系の受験を大雑把に言えば、物理選択で入れない大学や学部はないけど、生物選択では入れないところが出てきてしまいます。だから、理系で生物選択の人はやや少数派です。

それでも生物を選択する理由としては主に二つ。

生物学が大好きか、物理が苦手。このどちらかがほとんどでしょう。

物理は数学との親和性が高い科目です。

計算量が多い代わりに、暗記量が少ない。こういう科目に適している性格は「不真面目、面倒くさがり、効率を求める」です。

実は計算って言うのは、真面目にやらない方が良いのです。いかに楽して答えを出すかを極めていく方が、計算力が上がります。

計算ドリルを一問ずつ、途中計算を丁寧に書きながら進める子よりも、頭の中で暗算してパパッと答えを出してしまう子の方が、計算が早くて正確だったりします。

そういう意味も含めて、一般的に男の子の方が理系に偏るんだと思いますが。

で、生物選択をする子は物理が苦手。つまり、楽をして計算するっていうよりは、真面目に計算するタイプなのです。

僕としては、何となくこのような結論出しているのですが、いかがでしょうか?

別にデータを取ったとか検証したわけではないですが、理二には真面目な子が多い印象です。

さてさて、今回は理二から、アレコレ飛んで色々書きましたが、次回は最後、理Ⅲに入りましょう!お楽しみに!

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