2022年東大英語(第1問B 文挿入(段落整序))入試問題の解答・解説
まず、こちらをご覧いただきたい。
上図は2021年の合格者分析データです。ここから、いくつかの事実が浮かび上がってきます。
まず見落としてはいけないポイントは、高得点合格者は客観式問題をほとんど落としていないということです。
客観式の配点がどれくらいかは予測の域が出ませんが、ここで大切なのは客観式で落としてはいけない以上、この1B文挿入でも高得点奪取を目指すべきだということです。
そして、東大入試と東大模試とでは、問題のつくりも選択肢のつくりもかなり違うことにも留意せねばなりません。
実際、過去の合格者の方も、過去問では得点できても、模試では失点しがちでした。
この逆のケースは最悪ですが、それだけ似て非なるものなのです。
なぜに、このような違いが生じるのか、そこを意識して過去問探究をしてみると良いでしょう。
その上で、2022年度1Bに話をうつします。
本年度は文章量が例年より若干多く、読解に時間を要したという受験生がちらほらいましたが、本質的なところは例年と何も変わりありません。
文中に隠されたヒントの数も例年と大差ありませんでした。
なお、長文が少し長くなっただけで拒否反応を示す方は、読解スタミナをつけるべく多読訓練を行うとともに、z会の名著『ディスコースマーカー英文読解』を読み込むなどして、要所要所で英文を深く読むかさらっと読むかのリズムを掴めるようにしましょう。
加えて、復習するに際して、一文一文を精読しようとしている受験生も一定数いるようですが、本問は構文解釈の題材ではありません。
そこを勘違いして、一文一文を完璧に理解しようと試みると泥沼にハマることになります。
東京大学がなぜに文挿入の問題を第4問ではなく第1問に配しているのかを考えてみると糸口が見えてくるでしょう、
この1B文挿入(段落整序)ほど戦略が有効な大問はありません。
宣伝にはなりますが、過去問分析の方法や着眼点などを効率的に学ばれたい方は、ぜひ敬天塾の映像授業もご検討ください。
その上で、この2022年の1Bに再挑戦したとき、きっと、これまでとは比べものにならない視野の広がりを実感できることでしょう。
解答
客観式です。念のため記載しておきます。
(ア)
(1)e
(2)c
(3)d
(4)b
(5)f
(イ)
when they would have liked the conversation to have been over
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