東大受験あるあるシリーズ 東大合格対策Q & A (その3)
スタッフOです。よくある質問に回答します。
目次
Q 東大を志望していましたが、対策がうまく進まないので一橋や京大に進路変更したいと考えています。どのタイミングで判断をするのが合理的でしょうか。
A まず質問者さんが文系の方か理系の方かでアドバイスが変わってきます。
理系科目に関しては東大対策をミッチリやっていたなら、京大でも北大でも東京科学大でもスムーズに過去問を解くことができると思います。
それゆえ、理系受験生はわりとどの大学に進路変更しても合格を勝ち取ることはできます。
ただ、問題は文系受験生です。
文系科目は、各大学で出題傾向がまるで違っており、同じ科目だとは到底思えないこともよくあります。
一橋大学を例にとると、社会が1科目で済むからといってナメていると、世界史や地理で1問も解けずにショックを受けることはよくあります。
教科書や資料集の内容を中心に出題する東大とは異なり、超マニアックな専門知識をバンバン問うてくるのが一橋だからです。
一橋なりのプライドもあるのでしょう。
東大が無理そうだから安易に鞍替えしてくる受験生に戒めを与えようとしているのです。
この例からわかるように、模試の成績や偏差値表だけを見て志望校を下げるという判断は、一見して合理的に見えて実のところ合格可能性を引き下げる禁じ手になることも多いのです。
必ず過去問をチェックして、問題との相性をチェックした上で、志望校の変更を行うようにしてください。
さらには、志望校を下げたからといって、勉強量まで減らそうものなら全落ちのリスクが高まることは心に留めておいてください。
東大受験レベルの努力量をキープしたうえで志望校を下げるからこそ合格可能性が上がるわけです。
なお、模試の判定に人生を左右される方が非常に多いですが、模試の成績表の見方を知った上で、合理的な判断を心がけるようにしましょう。
こちらの動画記事もあわせてご参照ください。
返却された模試の成績表の見方~塾長が語る動画~