2024年東大日本史(第4問)入試問題の解答(答案例)と解説
答案例
A
地租改正により土地を担保にした借金が容易になった上に、松方デフレによる実質的な税負担増が重なり、土地を手放す自作農が急増した。以後も増税などで経営不振に陥る自作農の転落が続いた。(松方デフレとそれ以降)
地租改正により土地を担保に借金する自作農が増えたが、デフレや増税などで困窮して転落し小作農が増加し続けた。大正期に重工業化が進むと農村部の小作農が都市へ流出して小作地率が停滞した。(大正期の都市化を入れた)
B
戦争の長期化に伴い農民の出征による労働者不足や肥料不足で米の生産力が低下していた。戦争の継続のために、米の生産に長ける自作農や小作農を優遇する措置を講じて、食糧増産を目指した。(米不足の背景を入れた)
戦争が長引き、さらに継続するための米が不足していた。そのため米生産に長ける小作農に対する不当な解約を地主に禁じながら、米の生産者を財政的に優遇することで、米の増産を図った。(政策内容を具体的に書いた)
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