おかべぇ先生の「勇者に贈ることば」 VOL.3【毎月20日掲載】

6月を迎えようとしています。マーク模試の結果を受け、そろそろ夏期講習の営業が各予備校で始まる時期でもあります。

もう夏が来るのか・・と焦り始めてはいませんか。鬱々とした梅雨のなか、心まで虚ろになってしまっては受かるものも受からなくなってしまいます。

今日はいくつかのアドバイスをしたいと思います。少しでも、勇気や元気を勇者の皆様にお届けできたらと願っています。

① 1.01の法則

聞きなれない方もいらっしゃると思います。現在の自分を1として、0.01でも毎日変わろうと努力をすると365日後には物凄く成長するというものです。もちろん、なんで指数乗なんだとか違和感を感じる方もいらっしゃるかもですが、「継続こそ力なり」を数値化したものだと、ざっくり捉えてください。

反対に、0.99の法則。これは、1ヶ月、英単語の復習をサボれば、大半を忘れてしまうことからも実感しやすいです。4月から毎日は頑張れなかった人も多いでしょう。ですが、ベクトルの向きが東大合格に向けられていたのなら、きっと成長曲線を描くはずです。しかも、指数関数なわけですから、今から始めても後半からの成長スピードが猛烈化するはずですよね。そう、正に、今がその時です。「タネ」を蒔きましょう。そして秋に収穫すればいいのです。実りの季節を楽しみに、タネを蒔き続けましょう!

全ては、ここから。全ては、これからです!

② 東大模試最上位層の人も不安で仕方がない

→ A判定の人は、きっと、余裕綽々(しゃくしゃく)なんだろうな、羨ましいな・・と、例年グチをこぼす人がいます。でも、実際には、違います。A判定4回でも、もやもやした不安で一橋に進路を変更するひともいるんです。勿体無いですよね・・

結局、最上位層の人たちも、そうやって不安にたじろいでいるんです。だから、東大に入ったあと、お互いをリスペクトすることができるんだと思います。同じ試練を乗り越えた「戦友」だからです。東大に入れば、すぐ気付くと思いますが、東大生は極普通の人なんです。ただ、最後まで自分を信じることができたという特性を持った集団なんだと筆者は思います。

③ 他人に自分の人生を仕切らせるな

→ この時期、「友達に言われた」、「担任に言われた」、はたまた「顔も知らないネットの人に言われた」と、しょげる人がいます。それで進路変更を考える人がいます。ですが、実に不思議なんです。結婚相手や、子供の名前もその人たちの意向の従うかというと、そうではないんです。どんな服を着て寝るか、レストランで何を食べるのか、は自分で決めるそうです。
「そりゃそうだろ」と思った人が大半だと思います。

ですが、進路という名の一大決心は、なぜ他人の言葉をベースにするのでしょうか。皆さんの、たった一度の人生ですよ?

④ 「自分だけ解ける」より「自分だけ解けなかった」が問題

→ 東大受験生の中には、超難問を解けたことを自慢してマウントを取ろうとする人がいますが、東大入試の合格最低点は約6割です。そして、その6割は、正しい思考を行えば解ける良問です。合格者は決して落とさない問題です。この6割を取れずに、難問だけ解けても、それは自己満足でしかありません。最も避けるべきは、他のみんなが解けたのに「自分だけが解けなかった」という事態です。英単語や英熟語、数学の基本定石、古文常識や漢文単語、教科書や資料集など、たいして華々しくはない題材にこそ、「宝」が埋まっています。

共通テスト対策の比重も今後少しずつ増やしていくと思いますが、とても良い機会ですので、基礎を徹底して確認するようにしてください。「基礎」とはカンタンな問題ではなく、全ての問題に通じる「礎」ということです。他の人が解ける問題が解けるようになったら、合格です。

「基礎に戻る勇気=合格力」

そして

「反復こそ絶対的正義」という二つの言葉を改めてお伝えいたします。

⑤ 「選択」と「集中」
「弱者」が「王者」になるために

→ 我々の集中力や時間資源には限りがあります。あれもこれもと同時処理することはできません。

過去に偏差値34から東大に逆転合格を果たした生徒がいました。その子のモチベーションを維持しつつ、早期に手応えを感じさせるため、短期戦略を綿密に練りました。

具体的には、全科目を2点ずつ上げるより、特定分野や特定強化を一気に引き上げ10点アップを狙った方が自信もつくと考え、戦略を展開しました。

もちろん、あまりに意識が散漫になりがちな時には、10分ごとにやる科目を変えることもありましたが、4ヶ月間を通してみれば、その時その時で、「選択」と「集中」を行いました。

アリんこが恐竜に勝つには戦略が必要です。強者には強者の戦略。弱者には弱者の戦略です。

世界史のコツをつかめていなければ、4週間で一気に世界史を固めさせたり、複素数に苦手意識を持っていれば1週間で典型パターンの叩き込みと演習を実施するといった具合にです。

その上で、次は化学、次は地理といった具合に1ヶ月や1週間を複数のタームに分割し、各タームの重点分野を定めていきます。

仮に、現時点で、特に不安分野がないという方には、演習を進めてもらいます。不安事項があったら補強するのではなく、補強すべき不安事項を見つけ出すために演習をするのです。こうした「選択」と「集中」を通じた短期戦略を展開した結果、「弱者」は「王者」になるのです。

⑥ 負け方も大事

→ 塾長の平井先生のお言葉です。

模試を受けるにせよ、過去問を解くにせよ、目的を見誤ってはいけません。

英語ならリスニングの下読みにきちんと時間を割けたのか、数学なら取れる問題の見極めに成功できたのか、化学なら有機のリード文からしっかりエッセンスを抽出できたのか、世界史なら大論述を最後に回すなど時間配分戦略をきっちり展開できたのか・・といった具合に、自分なりの課題をきちんと克服できたのかを確かめることに「目的」があるのです。

模試や過去問は、そのための「手段」であり、そこでの点数に一喜一憂することが「目的」ではありません。見たこともない問題を目にしたならば、「ネタストックできるわ〜。ありがとう!駿台さん!」という発想の転換も重要です。

新たな「できない」を発見したならば、本当にラッキーです!まだまだ伸び代があるということです!

「できないこと」を「できる!」ようにするのが勉強です。

昨年度の合格者が、こんな報告をこの時期くれました。「今日は早稲田社会科学部の英語長文でボロボロになりました。やはり1000語以上の長文では、段落のはじめや終わりに注目する読み方を特に意識しなければいけないなとわかったので、明日までには10点あげられるようにします。マジで今日これやってよかったです」と報告をくれたものです。

彼は、「負け方」をよくわかっていました。「今日の負け」が「明日の勝ち」に繋がることを心得ていました。

改めて、声を大にして言います。

我々の唯一最大の「目的」とは、2月25日・26日に点数を取ることです!

東大合格へGO!

フォロー大歓迎!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)