地理11月①施行調査

こんにちは、スタッフAです。
今回は、施行調査を2年分解いて、それぞれが感じたセンターとの違いなどを共有しました。

地理は、センター試験から大きく変化していないため、過去問を解くと対策になるのではないか。予備校のマーク模試の過去問も良い。
資料集の読み込みも重要である。
センター試験に通じた予備校の先生によると、センター試験2020年追試は、良い問題が多いそうだ。

授業の後半では、予備校の東大模試を解きました。要求されている知識のレベルが高く、難問でした。様々な分野をより深く知っていかなければいけないと感じたので、いくつかの国についてまとめました。

チリ
「ブラジルよ10年先を行く」といわれている先進国。
国家財政も連続高収入。
GDPを支えているのが銅、リチウム、モリブデン、銀、レニウムなどの地下資源。日本のハイテク産業も支える。
水産資源も期待されている。

アルゼンチン
ラテン語で「銀」を意味する。
首都ブエノスアイレスは、かつて「南米のパリ」とよばれ、町並みはヨーロッパの雰囲気。
かつて世界の大国として移民を受け入れていた。
「母をたずねて三千里」のマルコ少年が、イタリアからめざしたのがブエノスアイレス。
現在世界有数の食料資源国。

ブラジル
アマゾンで大豆の生産のための開発で熱帯雨林の伐採が拡大。
人口が約2 億と大きく、貧困層の所得上昇と中間層の増加によって国内市場拡大。
自動車など国内生産が有利な工業製品が多い。2013年の生産台数は世界第7位。
エンブラエル社は、ボーイングとエアバスに次ぐ航空機メーカー、中小型機を世界に輸出。
工業部門や輸出に占める工業製品の著しい低下はない→オランダ病がみられない。
輸入代替工業を進めていったが、工業化は輸出産業化せず経済は停滞。高いインフレ、海外からの債務に依存した経済政策で累積債務が増大。民営化や規制緩和による経済成長で累積債務問題を解消。

「オランダ病」
一次産品輸出の急激な増加が為替を引き上げ、輸入の急増が国内工業を衰退させ雇用を奪うこと。

ロシア
体制の転換によって、経済圏が縮小、経済活動は混乱したが、原油、天然ガスなどの利益で経済成長。
年間700億ドルを超える海外からの投資。 例は、日本企業のシベリアへの進出。
油田、炭田、ガス田があるため、豊富な資源を背景に開発が進んでいる。
日本は、中東よりも物理的に近い地域でエネルギーを確保できる。
シベリアでは人間活動により森林火災が増大

中国
ペキンで自動車などからの排ガスで大気汚染が進行
二酸化炭素排出の削減をめざす協議は難航。
1978年からの改革開放政策で、計画経済から市場経済に移行。
郷鎮企業や経済特区などの発展で、人々の経済水準は向上。

インド
公営企業による輸入代替工業化を重視し、自国産業を保護する政策を取って、一時成長が遅れた。1990年代に規制緩和、民営化、資本の自由化などを進め、経済成長が進んだ。

参考 帝国書院HP

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