地理10月②2019年第1問第2問、2017年第1問第2問

こんにちは、スタッフAです。
今回は、2019年第1問第2問、2017年第1問第2問を扱いました。
学んだことや調べたことを整理しています。

2019年第1問
設問A(2)
都市の周辺に巨大なため池が作られてきた一方で、川沿いの家屋は高床式となっている理由を答える問題。
生徒から、この問題から雨季と乾季があることが予想でき、(1)が解けるという意見がありました。設問が他の設問のヒントとなっていることは、稀にあるように思います。

第2問
A(3)
オーストラリアでは他の先進国に比べて、輸出品の生産による窒素排出量が輸入品の生産による排出量を大きく上回っている理由を答える問題。
添付された図2-1は、輸出と輸入の差し引きを示しているので、オーストラリアの輸入量と輸出量について答案で触れるべきであるという意見がありました。貿易の品目に触れている答案もありましたが、確かに、品目より量に注目すべき問題だと思います。

B(2)
フランスとスペインが、自国人口 100 人あたりの外国人旅行者受け入れ数が著しく多い理由を答える問題。
バカンス向きの気候とEUの域内移動に触れた答案がほとんどでしたが、他のEU加盟国と差別化するために、歴史的建造物などにも触れるべきという意見がありました。

2017年第1問
A(1)
太平洋で火山島とサンゴ礁島が、北西から南東の方向に並んでいる理由を答える問題。
太平洋プレートの真ん中あたりにハワイ諸島がある。
ハワイ諸島はマグマの噴出で造られた。
プレート境界ではない。
マントル深部から直接マグマが上昇している。
これをホットスポットという。
ホットスポットは移動しないが、プレートは移動する。
よって、ホットスポットで造られた火山島は、プレートの移動方向に沿って並ぶ。
なお、太平洋プレートの移動方向は北西。

(2)
サンゴ礁島の経済に関する問題。
サンゴの島は土壌が悪い。人工、市場規模、資源などすべての条件が悪い。

(5)
小笠原諸島の年降水量が少ない理由を答える問題。
小笠原諸島では5月中旬から6月上旬頃にかけて降水量が増え、日照時間が減る。夏の日本を覆って暑い日をもたらす太平洋高気圧の動向によっては、雨が多い期間がほとんど現れない年もあるため、小笠原諸島については梅雨入り・梅雨明けの発表は行われない。(参照 気象庁HP)
なお、太平洋高気圧は「小笠原高気圧」と呼ばれることがある。

第2問
A(3)
エチオピアの水資源の特徴について述べる問題。
表から、エチオピアは年間降水量が多いが水資源が少ないことがわかる。これは、高原が広がっており、水を利用しにくい環境だから。

いつもより多くを学んだ授業でした。次回もおたのしみに。

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