塾長に東大現代文を添削してもらって気づいたこと
スタッフKです。
敬天塾はいま、添削祭りです。
塾長が東大現代文の添削をしていたので、私も答案を書いて、添削してもらいました。
その中で気づいたことを、皆さんにもシェアさせていただきます。
東大はテクニックが嫌い
私は現代文の解き方をほとんど習ったことがなかったので、YouTubeで「東大 現代文」で出てきた動画を見たり、有名どころの参考書を十数冊ざっと読んだりしました。
そこでちらほら感じたことは、「このテクニックは、東大現代文には使えないなぁ」ということ。
例えば、「意味段落を要約すればまあまあ良い」とか、
「~とは、と書かれた定義文をチェックする」など。
※もちろん、意味段落で要約することで済む設問も少しはあるでしょうし、
「~とは」の部分に注目することは読解の理解を深めると思います。
「要約だと、設問に答えられていないことになるなぁ。。。」
「定義を明確に書いてくれていないキーワードが設問にある。。。」と感じました。
塾長にそれを伝えると、
「東大は、テクニックが嫌いだからね」とのことでした。
つまり、テクニックのみで対応できないような、
高度な問題を出してくるのが東大!ということですね。
トレーニングとして、一度テクニックを勉強するのはアリ
けれど、塾長もいわゆるテクニックを完全に軽視しているわけではないです。
以前、塾長自身が現代文のいわゆるテクニックをとことん勉強して、
得られたものも多いし、使えるものもあるとのことです。
例えば、出典のタイトル!(超初歩的なテクニックの話ですみません)
私は本文を読む前に、リード・出典(タイトル含む)・注釈・設問をチェックするようにしているので目は通していたのですが、十分に活かしていませんでした。
例えば今年2021年の共通テスト国語第1問。
『江戸の妖怪革命』というタイトルは目にしていたのですが、
・”江戸”という時代名と”革命”という言葉から、「江戸より前の時代との違いの話かな?」と想像する。
・江戸時代の妖怪の話はA(主題)、それより昔の話は反Aとして、A⇔反Aでメモにまとめて理解を深めながら読む。
といったことができたら良かったなぁと感じました。
(一読した際に頭に残っていなかったキーワードがあって、選択肢を読んだときに「そんなこと書いてあったっけ?」となってしまいました。それを、防げたと思います)
説明問題は言い換えだけ?!
東大の設問は「~とはどういうことか、説明せよ」という説明問題が多くあります。
以前、私は中学受験の国語の本を興味本位で読んでいまして、説明問題は「指示語や比喩表現を言い換える問題」ということがわかったので、それで対応しようと思ったら「指示語は少しあるけど、、、他は傍線部そのままの文章になってしまう。。。」と困惑しました。
どうやら、指示語と比喩表現の言い換えだけでは足りないようです。