【教科書では習わないのに、メチャクチャ重要なことシリーズ】その④ 複素数平面
東大数学で最も大切な分野は、間違いなく関数でしょう。
その中で最も難しいテーマをご存知でしょうか?それは「角度を絡めた問題」です。
xy平面に直線や放物線を書くのはお手の物だと思いますが、「正三角形」はどうでしょうか?
60度の角度を扱うとなると、途端に手が動かなくなってしまう人がほとんどだと思います。このように、角度が登場すると難易度が飛躍してしまうのです。
(直交座標と角度は相性が悪いです)
これはなぜでしょうか?
答えは簡単。
数学ⅡBまでの分野で、簡単に角度の計算ができる技術を習わないからです。
三角関数の加法定理やベクトルの内積など、少しだけなら角度を扱う技術を習うのですが、計算量や場合分けなどが煩雑になり使い勝手はイマイチ。
そこで、この動画では約1時間で角度の問題が簡単に解けるようになる技術を教えます。
名前は「複素数平面」。実は、数Cで習う内容です。(旧課程では数Ⅲ)
単元を全部説明するわけではなく、東大文系受験に必要な部分だけを抽出して、最低限の説明だけにとどめています。
新しい単元なので、初め少し抵抗があるかもしれませんが、慣れてしまえば最強の技術が身につけられます。
1時間で、回転移動の苦悩が解消されるなら、コスパは最強。
数学で高得点を取りたい方には、ぜひチャレンジしてほしい内容です。
また、共通テストで数Cから単元を選択できるようになりましたから、「統計が苦手なんだよな~」とか「数列がどうしてもわからない」というような生徒さんなら、
お試しで複素数平面の雰囲気を掴んでみるのにもおススメです。
注1)映像授業の本編では複素数平面を使わずに説明しています。
注2)過去問演習を行なっているなど、ある程度数学ができるようになった人向けの内容です。
注3)撮影は旧課程の時に行っているため、「数Ⅲに含まれる」と説明しています。