【ノーベル賞】カズオ・イシグロが登場!2012年 東大英語の4B(和訳問題)

カズオ・イシグロが登場!

日系人のカズオ・イシグロさんがノーベル賞を取ったと話題になりましたが、東大入試に登場していたことに気付いていますでしょうか?

 

2012年の東大英語、4Bに登場しています。

 

 

カズオ・イシグロさん、日系人と紹介されますが、長崎の幼稚園に通っていたんですね。両親ともに日本人ですし。大人になってイギリス国籍を取ったようです。

ウィキペディア

 

この東大の英文の内容は、簡単に言うと、

「小説家カズオ・イシグロは音楽にも精通しているが、文章は非常に音楽的で、文章にもリズムがある」

というような内容。

ある作家さんが、カズオ・イシグロさんにインタビューしたことを受けて書いた文章です。

 

詳しく解説するとキリがないので、簡単にだけ。

 

(1)の解説:give away の意訳

 

(1)は、give away の訳が難しい問題。

普通は「手放す」とか、「譲る」という意味ですが、ここでは通用しません。

 

ダッシュの前の文脈が「筆者は以前からカズオ・イシグロと知り合いだったのに、音楽好きだと知らなかった」というものなので、

「打ち明ける」とか、「心の内を話す」というような意味で訳すことになります。

 

(2)の解説:文構造

(2)は、全体の構文を掴むのが難しい問題でしょうか。

冒頭のfelt の目的語(節)のthat 節がどこになるのかが、読み取り辛いかもしれません。

答えを言ってしまうと、後半に登場するthat 以下です。(赤字の部分が全体の構造)

そして、全体の構造の中に、青字のthough 節が入り込んでいます。

 

①I’ve never felt,

②on the other hand,

③though a great many people who didn’t grow up reading books have perhaps felt it,

④that writing is what those other, ‘writerly’ people do.

 

また、青字の部分の最期のit を具体的に指摘しなければなりませんが、ちょっと珍しい形で、後に出て来る④のthat以下を指しています。

 

つまり④が、①の目的語(節)にもなってるし、③の最期のitにもなっている構造です。

 

(3)の解説:文末の疑問文は反語

(3)は、where で始まる部分。

文の最後はクエスチョンで閉じているので、疑問文になっていますね。

文章末の疑問文は反語になる事が多いのですが、これもそのパターン。

普通の疑問文なら「どこだろうか?」となる所ですが、ここでは「どこだろうか、いやどこにもない」のように訳せばOKでしょう。

まあ、疑問文でも良い気もしますけどね。

 

中身は、writing would be without rhythm(書くことはリズムなしに存在するだろう)ということですから、反語にして、

「書くことはリズムなしにはどこにも存在しない」という主旨になります。

 

ホットトピックでしたので、取り上げてみました。

 

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