センター試験で時間が足りない人へ。1分も勉強しなくても、成績が上がる方法など。

センターは時間勝負だ!

センター試験まで、残り約1ヶ月あまり。(2017/12/06現在)

そして、ご存知の通りセンター試験は、時間勝負!

「時間が足りない~~」と困っている方も多いはず。

ということで、今日はセンター数学の時間を短縮する方法について書いてみようと思います。

 

落としてはならない城がある!

ほとんどの人が陥っているのが、これ。

落とせるからと言っても、落としてはならない城があるのです。

いいかえれば、解けるからといって、解いてはならない問題があるのです。

 

例えば、このページの最後の問題。

(2017年センター試験の数学ⅡBより)

 

スセ の解答欄を見てもらえば、解かなくても分かりますが、(等差数列)×(等比数列)の形になっています。

そして、その和を取るのが最後の問題。

 

(等差数列)×(等比数列)の和 の計算は、教科書でも扱う基本問題ではありますが、

計算がメチャクチャ面倒なことで有名です。

 

「計算が面倒」を言い換えると、「時間がかかる割に、正答率が低い」ということ。

ついでに言うと、センター数学は問題数が多いので、配点も全て低め。

上の問題で言うと、ソタチツで2点、テトナで1点です。

 

こういう問題は、解いてはならない問題です。

 

解けない問題に時間をかけるな!

もう少し詳しく解説しましょう。

テストの問題は、4つに分類されます。

 

 

このうち、最も優先して解くべき問題は、②の「時間がかからず、解ける問題」です。

そして、2番目に優先すべき問題は、①の「時間がかかって、解ける問題」と言えるでしょう。

※わかり易く色分けして進めます。

③と④は、どちらも解けない問題なのですから、時間をかけるだけ無駄。一切無視して進めるのが良い作戦です。

 

ということで、まずは

解けない問題に時間をかけるな!

というポイントを押さえましょう。

 

コテコテな罠に引っかかるな

そして、もったいないのは、最も優先すべき②の問題を残すことです。

私の経験上、答案を見せてもらうと、かなりの生徒が5~10点損をしています。

 

この原因は、大抵が①の問題ばかりに取り組んでいること。

「あ、解けそうだ!」、と思って、計算の面倒な問題に取り組んでいると、時間がかかってしまい、優先すべき問題が残ってしまいます。

つまり、解き方が有名で、かつ計算量が多い問題はワナなのです。

 

先ほどの4分類で言えば、①の問題ですね。

時間をかければ解けるかもしれないけど、すぐに取り組むべきかどうかは、別問題です。

目先に飛び込むエサに飛びついていると、バカを見ます。

 

私には、こんな風に見えます。

 

これくらい、コテコテの罠。

客観的にみれば、ワナだと明らかなのに、エサばかりに目が行って失敗しているだけです。

もう少し冷静になると良いのでは、と思います。

 

問題は飛ばせば飛ばすほど、得点が上がる。

では、どうすれば良いかというと、単純。

飛ばせば良いのです。

 

①の問題を全て飛ばして、②の問題に全て手を付ける。

これさえ実行すれば、1分も勉強しなくても、点数が上がります。

優先すべき問題を優先し、優先順位の低い問題を残すのだから、当然です。

 

時間配分を考えて解け、と言われますが、具体的にどう時間を使ったら良いか習うことは少ないでしょう。

細かく言えば色々あるのですが、簡単にいうと、これだけ。

①の問題は、②の問題に全て手を付けたあとに、振り返って取り組めば良いんです。

 

 

ということで、今日はセンター試験の時間配分についてでした

点数を取ることばかり考えず、敢えて捨てる作戦もある得るのです。

 

 

 

 

拙著『ビジネスで差がつく論理アタマのつくり方』(ダイヤモンド社)
12月14日発売!

●拙著宣伝番組@チャンネルくらら様●

【告知】

・数学の解説動画@チャンネルくらら
 
・世界の憲法@チャンネルくらら
 
・楽しく学ぼう!シリア現代史@チャンネルくらら


・チェ・ゲバラの半生の解説
 
・アメリカ・イスラエルのユネスコ脱退の真相とは!?

後編はこちら

 
・日本お笑い数学協会の小ネタ集が発売中!
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)