【中学受験で決まる東大受験⑦】ケアレスミスを科学する (SAPIX生・鉄緑会生推奨)

東大受験生のみならず中学受験生は、この時期(9~10月頃)スパートをかけていることだろう。模試や過去問で演習量が増えるなか、ケアレスミスをしてしまう方も多いのではないか。

ケアレスミスを前にして、「うっかり間違えちゃった。でも、解き方は完璧だったよ」と言って、正解扱いにする方も多い。もちろん落ち込んでいるときは、励ましのために甘く丸をつけることも大切ではある。だが、1点足りずに落ちる受験生も(東大では0.02点足りずに落ちる人もいる)いるなか、ケアレスミスと言って重大視せずスルーしてしまって良いのだろうか。間違いの徹底分析の中に、合格につながる「宝」が埋まっているのではないだろうか。

以下、「凡ミス」と呼ばれるものの類型化を試みたい。

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2000人近い生徒を教えるなか、計算ミスには一定の規則性があることがわかった。

中学受験生で多いパターンとしては、

① 主たる定石うる覚えにより思考が乱れ、計算過程を整理することに気が回らなかった。(たとえば、ニュートン算の基本解法を思い出そうとするあまり、計算に意識がまわらなかったケースなど)

② 独自の計算方法で今まで何とか解いてきたが、実は複雑なものでお得感のないものだった。

③ 設問条件を勘違いしていた。

④ その他(以下の図表をご参照ください)

画像1

に大別できるだろう。

①が原因なら、直ちに基礎トレやデイリーサピックスなど基幹教材で確認し、類題演習を図るべきであろう。

②については、理数系科目に自信のある子ほど気をつけねばならない。途中式を綺麗に書かない分、保護者や教師からは見えづらい。どのように解いてみたのか口で説明させてみると思ってもみない「つまづき」に気づかされることが多い。

③なら、リード文が長文化したときに誘発されるのか、基礎問にも散見されるのかによってアドバイスは変わってくるが前者であれば長文の末尾や具体例のところを先読みしてみるのもオススメである。サピックス生であれば、規則性や場合の数のマンスリーで経験済みであろう。

④なら、該当箇所の計算をピンポイントに数十問、5日連続で時間計測の上、解かせると良い。

①〜④のいずれにせよ、過去に間違えた問題がどれに分類されるのかヴィジュアル化した弱点リストを作成し、問題を解く前に必ず一読して自戒する機会を与えるのがオススメである。

字が雑で間違えてしまう子には、大きなホワイトボードを買い、お絵かき気分で、とにかく大きな字で途中式を書かせてみるとよい。その結果、思わぬ収穫を得ることも多い。

このように、ケアレスミスと言って、事の重大性を矮小化するのではなく、成長の起爆剤として位置づけられれば、合格にグッと近づく。こうして間違いや苦手を分析する習慣を身につけておくと、東大受験においても極めて有利である。

ご参考まで、数の性質・場合の数・規則性が苦手という子がいたとしよう。「復習を頑張れ」「テキストをちゃんと読もう」と言っても、たいして伸びない。なぜなら、この三分野の制覇に必要な4条件は

⓪ 典型パターンの知識力

①設定条件をしっかり読み込む力。

②与えられた具体例を元に小さな数で実験する力。

③問1〜問3に至る誘導(思考の軌跡)に素直に乗っかる柔軟力

にあるからだ。この4条件のどこに引っ掛かりがあるのかを子供と一緒に分析し科学するのである。

こうした分析の先に栄光が待っているのだ。ケアレスミスはをケアすれば、グッと合格に近づくものだ。ぜひ実践していただきたい。

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