【中学受験で決まる東大受験17】灘や筑駒の2人に1人が東大に合格する理由(理科編)
理科嫌いの子供が増えていると言われて久しいが、実のところ、既存の教育システムに問題がある。
でんじろう先生の空気砲などに瞳をキラキラと輝かせる子供が多いことからもわかるように、子供たちは身の回りのサイエンスに実はもの凄く興味を持っているのである。
だけれども、サピックス生ふくめ多くの受験生はコアプラスといった知識本を「丸暗記」することを理科だと教え込まれ、次第に理科が嫌いになっていくのである。当然、このような教育を受けた子供が、論述や考察主体の灘など最難関中学の問題を解けるわけがない。
最難関中学の理科の問題を見ていると、6年後の東大・医学部受験を意識していることをうかがい知ることができる。
化学で言えば、後述のようなブランク実験もあれば、有機化学の構造決定でお馴染みの異性体を数えさせるような問題も出題されたことがある。