プレミアムフライデーの経済効果を計算してみた。
すべった感が満載のプレミアムフライデーですが、皆さんの職場ではどうだったでしょうか?
今日は、朝のブログでこんなのを書きました。
プレミアムフライデー実施は、わずか3.7%とまり。現実が・・・
プレミアムフライデーを実施したかどうかのアンケートを取ったら、
なんと3.7%しか実施していなかったことが判明!
少ない!!
と思ったけど、これって本当に効果がなかったのか、計算してみたくなりました。
上にリンクが張ってあるブログの記事の中でも書いたんですが、プレミアムフライデーで退社した人の中で、何をしたかを聞いたら、
1位が「帰宅した」で41.8%
2位が「食事に行った」32.1%
3位が「買い物した」26.6%
だそうです。
1位は経済活動してないじゃん!!とついうツッコミは置いといて、2位と3位は一応お金を使ってますね。
2位と3位の割合を足すと、58.7%です。
そして、食事や買い物なので、恐らく数千円、多くても1万円というところでしょう。とりあえず5000円と見積もります。
さらに、日本の就業者数は、およそ人口の半分の6470万人、雇用者数は5793万人だそうです。
という事で、これらの数字を使って計算してみます。
まず、雇用者数の5793万人のうち、3.7%がプレミアムフライデーにより、早く退社したとのこと。
そして、そのうち58.7%が経済活動をしたので、
5793万 × 0.037 × 0.587 =125.8万人
が、プレミアムフライデーをきっかけに経済活動をしたことになります。
お、結構多いですね。
さらに、この人達が、5000円ずつお金を使ったとすると、
125.8万 × 5000円 =62.9億円
という事で、約63億円の経済規模があったということになります。
やっぱり少ねぇ!!
しかも、この63億円のうち、普段から金曜日は食事に行ったり、買い物に行ったりしている人もいるわけなので、プレミアムフライデーの経済効果って・・・
結局、これだけの騒ぎになっていても、本来得をすべきだった飲食店や販売店への貢献度は大きくなさそう。
一方で、大きな利得者はマスコミと、プレ金を発案した政治家か官僚か。
世の中の縮図ですねぇ。