昨日(2017年)の東大入試数学を全て解いたので、1問ずつ軽く講評してみました。
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昨日は国公立大学の前期日程試験でしたね。
東大では、今日も2日目の試験が行われる予定です。
東大では初日に、国語と数学の入試が行われます。2日目の今日は、理科社会と英語です。
数学の動画を配信したり、イベントをやっていることもあり、もちろん昨日のうちに、全ての東大の数学入試を解きました。
文系4問、理系6問で計10問。
今年は文理共通問題2問あったので、事実上は8種類の問題が出題されたことになります。
(厳密には、共通問題は1問で、もう1問は条件が違いますけどね)
文系100分、理系150分の試験時間ですが、昨夜、他の仕事をしたり、メールを返したりしながら、多分120~130分くらいで解き終わりましたね。さすがに8問入試を解くと疲れます(笑)
という事で、今日は3分でわかる最新ニュースは中止して、東大入試数学について、1問ずつ軽く触れていこうと思います。
そして、出来れば、今日の夕方のブログで詳しく取りあげたい!!(時間が間に合えば)
まずは文系第1問
条件を作るところまでは、至ってシンプル。計算ミスがなければ、簡単に最後まで行けちゃう人も結構多くいそう。
面積計算を丁寧にして、AとBが接する条件を間違えなければ、ほとんどの方が部分点まではもらえてるでしょう。
僕は、その後のsとtの消去する順番を間違えて、しばらく悩むトラブルがありましたがwww
難易度は高くありません。
そして文系第2問
これは、難易度をどう評価すれば良いのでしょう。
初手で間違えなければそれほど難しくないんでしょうが、初手で間違えると、ドツボにはまります。
線分の通過領域の面積って、ちょっと珍しいタイプの問題かもしれませんね。
文系第3問
(1)が、死ぬほど簡単です。簡単すぎて、答えを疑うレベル。
でも(2)の誘導として、どうしても必要だったんでしょうね。ちなみに誘導に乗らなくても、面倒な場合分けをすれば答えは出ます。
東大の入試としては、簡単な部類でしょう。
そして、文系第4問(最後)
出ましたね、整数問題。東大ではお馴染みです。
今回は、これまた整数と相性の良い、数列絡みの問題です。(というか、数列メインかも)
(1)は、これまたメチャクチャ簡単なレベル。計算をミスしなければ当たります。
(2)は変形で結構悩む人、多いのではないでしょうか?僕もシンプルな式に直すまで、結構ゴチャゴチャ計算してしまいました。まあ、こういうのは出てしまえば、非常にシンプルなんですけどね。
(3)は、典型問題。数列×証明のコラボときたら、帰納法でしょう。悩んではいけません。
(4)が難しいって、ネットの噂で見ましたが、僕としてはむしろ瞬殺でした。だって、最大公約数と言ったら、アレを連想しなきゃ。そうです。ユークリッドの互除法。
でも、互除法を帰納的に使うのは、少し珍しいかもですね。
では、続きまして、理系第1問
(1)は、チェビシェフの多項式を連想させる問題。東大理系の受験生なら、落としてはならない難易度でしょう。
(2)は、最小値って言われてるので微分。理系は良く考えずに微分(笑)というと語弊がありますが、微分してから悩んだ方が良い問題がたくさんありますね。
で、微分して、増減表書いて・・・って進んでいくと、解答がドンドン進みます。強面ですが、意外とつまづくポイントは少ないかもしれませんね。
理系第2問は、ほぼ文系第3問と共通なので、画像だけ貼っておきます。
(2)がちょっとだけ違いますね。
理系第3問に進みます。
みんなが苦手な複素数!
垂直二等分線の条件を、シンプルに立てられるかで、(1)が決まりますね。
垂直条件ではなくて、2点からの距離が等しい条件を使うと簡単でした。覚えておきましょう。
(2)は、(1)の誘導に乗っかって、α=-1と置くところまでは行けるでしょうか?zが2点の間しか動かない条件を、上手に反映させられるかが勝負ところです。
まあ、でもそれほど難しくはないかな?
理系第4問は、文系第4問と共通なので、これまた割愛。
次は理系第5問です。
放物線が2本、逆関数的に登場していますね。そして共通接線の条件。
代入して判別式で解けるので、そんなに難しく考えずに進めます。
余談ですが、(1)はaとkとbの条件を求めるので、思わずアレを思い出してしまった人もいるのでは・・・?こじはるさん、お疲れ様でした。
(2)も、言われた通りa=2を代入すると筆が進みます。そしてそのkを代入すると、aが3個出てきて・・・と、連立方程式をいじってると終わっちゃう問題でした。
最後、理系第6問
個人的に、1番難しいかなと思った問題。
(1)は、それほど難しくなく、図を描いたり、座標を設定してたら、解けてもおかしくないでしょう。
しかし誘導に乗っかって、(2)を解こうとすると、誘導への乗っかり方が思いつかないかもしれませんね。
他の問題を解き終わって、残り時間をたっぷりあてて、じっくり取り組む問題かもしれません。
まあ、東大入試ならこれくらい出てもビックリしないですが。
という事で、ざーっと簡単に書いてきました。
短文でまとめているので、いとも簡単に解いたかのように見えるかもしれませんが、いざ試験会場で解くと難しく感じるのは知ってます。
僕も1年前に同じ経験をしたので。
なにせ去年、数学の入試を解いている時に、パニックになってまして、
3のn乗が3の倍数になる証明が出来なくなってしまいました。
3のn乗なんて、自明で3の倍数なんですが、緊張感って恐ろしいですね。
他にも単純な引き算だか割り算だかを間違えましたし。試験には魔物が住むなんて言われますが、そういう事もあります。
さて、簡単にしかコメントしてこなかったので、今日の夕方のブログから1問ずつもう少し丁寧に解説したいと思っています。
時間があれば、今日の夕方から始動しますので、お楽しみに!
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