過去問はいつやるべきか?

多くの親御さんや生徒さんから御質問をいただくのが、「過去問はいつやるべきか? どれくらいやるべきか?」です。

結論を先に申し上げます。

速やかにやってください!

このように申し上げると、必ずと言っていいほど、以下のような批判があります。

① 実力が伴わない段階で過去問をやっても解けないのだからしょうがない。

② 過去問は過去の遺物に過ぎず、同じ問題が出ない以上、解く意味がない。

③ 早くにやってしまったら、受験直前期に解くものがなくなってしまう。

以上の批判について、お答えいたします。

先ず、

過去問を取り組む目的は5つに大別されます。

則ち、

● 実力試し

● 問題量や配点や時間配分をイメージするため

● 頻出分野を理解し、日々の学習戦略に反映させるため

● 問題との相性を元に志望校を決めるため

● 残された「時間」を効果的に活用するため

です。

出題者は、入試問題を作成するにあたり、必ず過去の自校問題と受験者の正答率を分析します。
入試問題は、学校の「顔」でもあります。
有名な学校になればなるほど、受験生に限らず、多くの学校・塾関係者が閲覧します。
下手くそな問題を出題したり、それまでの出題傾向(伝統)を改悪したならば、批判の矢面にさえ立たされます。
そこで、「伝統」を踏襲するのです。

出題者ですら過去問を並べて吟味検討するのに、受験生が過去問を分析検討しないのはナンセンスです。
出題者の視点や要求を理解した上で、日々の学習戦略を練ることが限られた「時間」を有効活用することにも繋がるのです。

これは受験学年に限りません。
高校1〜2年生であったとしても、一度は触れておくべきです。
なぜなら、「敵」を知らなければ、対策の打ちようもないからです。

敬天塾では、数学の授業を筆頭に全科目、東大過去問から良問や学習効果の高い問題を選定し授業で用いています。
もちろん、ただの過去問解説ではなく、そこから派生させたオリジナルの問題も多く取り入れてはいますが、「幹」はあくまで東大過去問です。
この理は、東大受験に限らず、中学受験でも高校受験でも当てはまることです。

大学受験の文系科目にフォーカスをあてるなら、各大学、切り口や問われ方が全く異なります
まるで、異種競技をしているかのようです。
ですので、東大がダメだから一橋でいいや・・等とナメた考えを抱いていると、一問も解けず痛い目に遭うのです。

文系受験生が「どこの大学にも受かる実力」を全教科でつけることは時間的制約から不可能(極めて難しい)と言って良いのです。

 

もちろん、過去問「だけ」何周もすれば、自然と受かるとは思ってはいません。
新傾向に合わせ、他大学の良問も取り入れる必要はあります。
そのため、敬天塾では日夜教材研究に休日返上で努めています。

ただ、そのはじまりは、常に過去問分析です。
早稲田の国語が解けても、東大の国語が解けるわけではありません。
逆もまた然りなのです。

この点、合格体験記を読んでいますと、時々「過去問は1年分くらいしか解かなかった」というコメントがあります。
ただ、よーーくご覧いただくと、たいていは「帰国子女」「●●オリンピック優勝」という肩書きがついています。

東大合格者約3000人(全科類)のうち、一体どれくらいの割合が、それほどの超人なのでしょうか。
体感的に1パーセントだと私は思います。
私も、それくらいの能力が欲しかったですが、ないものはないのです(笑)。
それに、東大受験にそれらの能力は必要ありません。
才能うんぬんを持ち出すのは、逃げでしかありません。
本気度と戦略が伴えば、東大は合格できます。

ですので、一部のレアケースに踊らされることなく、ひたむきに過去問研究に努めてください。

 

最後に、「早くに過去問を解いてしまったら、直前期にやるものがない」というご意見については、そんなことありません。
いくらでも解くものはあります。
それに、数ヶ月も経てば、一回解いた問題は大半を忘れてしまっています。
一回見たものを忘れないビジュアルメモリーがあるのであれば別ですが、そんな方は滅多にいらっしゃいません。

(敬天塾のプレミアムコースや個別指導コースプレミアム講師プランに入っていただいた方には、他大学の良問などをご紹介もしております。問題は無尽蔵にありますのでご安心ください。)

以上、長々と申し上げてきましたが、志望校の過去問は東大に限らず「ただちに」取り組んでいただくことを強くオススメいたします。

過去問研究や分析の方法がわからない方は、ぜひ知恵の館記事や塾長のオープン授業【東大文系数学】をご検討ください。
皆様に代わって過去問分析をしております。

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