知る人ぞ知る 薄くて学びのある良書(数学編)

まずは「薄い本」に関する、よくあるご質問と回答をご紹介します。

Q.薄い(ページ数が少ない)本のメリット・デメリットを教えてください。

A. メリットは、モチベーション維持短期攻略に資するものがある点です。
苦手意識を持った教科の分厚い問題集を渡されても、万里の長城を歩くくらいに気が遠くなってしまうものです。
もちろん、薄い本だけで全てがまかなえるわけではありませんし、詳しい証明方法などが省略されていることも多いのが欠点ですが、他の参考書で調べながら余白に自分なりの気づきをどんどんメモしていくという戦略で苦手意識の呪縛から筆者は脱却しました。

それでは、2冊ほどご紹介しましょう。

10日あればいい基礎からの数学Express編

なんといっても、最大の魅力は、「薄さ」であろう。薄いがゆえに、1周することへの抵抗感を取り除いてくれる。
10日あればいいシリーズは、もう一段上のレベルのものもあるので、こちらのExpressを高速で終わらせたのち検討してもよい。
青チャなど他の参考書を終えた人が復習テストを兼ねて本問題集を利用するのも推奨できる。

解説はあっさり系なので、このレベルがきつい人は、『やさしい高校数学』や『語りかける高校数学』や坂田アキラの黄色本シリーズの基本例題から始めていくとよい。
これらでも進めるのが厳しい人は、『やさしい中学数学』や『1分間数学Ⅰ+A』から始めていくのが良いだろう。

ミニマム数学公式集80

最大の魅力は、「薄さ」であろう。薄いがゆえに、1周することへの抵抗感を取り除いてくれる。
数学に苦手意識のある方や、試験まで時間のない方がサクッと公式確認をするには優れものだ。
薄いものを先ずは1冊仕上げることで自信をつけることも戦略的に有用である。
最近では、他社からも類書が出版されているので、実際に本屋さんでお手に取って、レイアウトや解説の充実さをチェックしてみることをオススメいたします!

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