塾に通わず、学年1位を取り続けた女の子の話

ある女の子の話です。
貧乏な母子家庭に育ち、お母さんが朝から晩まで一生懸命に働いて、何とか生活をしていました。
クラスの他の子は、放課後に習い事や塾にも通っているのですが、その子はお金に余裕がなく、通わせてもらえません。
しかし、その子は小学1年から6年生まで、ずっと学年トップの成績でした。
さて、何故でしょう??
 
答えは、お母さんの一言にありました。
お母さんは、その子が小学校に入学するときに、こんなことを言います。
 
「○○ちゃん。お母さんね、子供のころあんまり勉強が出来なかったの。だから、学校で教わったことをお母さんに教えてほしいな」
 
女の子はもちろん、お母さんのお願いを素直に受け入れ、毎晩お母さんの仕事が終わった後に、勉強を教えてあげたそうです。
 

塾に通わず、学年1位を取り続けた女の子の話

突然、ある女の子の話を読んで頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
このエピソードから学べる事は非常に多いのですが、特にこの1点。
 
学びの鍵はアウトプットにあり
 
普通は、授業を聞いて分かるかどうかというレベルで学びます。先生の言っていることが分かればOKで、分からなければ質問する。
しかし、この女の子は、毎晩お母さんに「教えることを前提に」学びます。そこに圧倒的な差が生まれるのです。
 
インプットすることと、アウトプットできることでは、レベルがまるで違います。アウトプットの方が、遥かに上のレベルです。
 
聞くだけなのが、インプット。
聞き洩らさず、内容を理解して、頭の中で情報を整理しなおし、重要度を評価して、表現力と共に伝えるのが、アウトプット。
作業量と作業の質が、比べ物になりません。
 
この女の子は、自分が分かるのは大前提で、お母さんに教える事をイメージしながら、授業を聞きます。
「このくらい理解していれば、お母さんに上手に教えられるかな?」
 
だから、他のクラスメイトと一緒の授業を聞いているようで、吸収している中身のレベルは全く異なります。恐らく、先生の説明の仕方にまで注目して聞いていた事でしょう。
 

HOW思考になろう

結局、成績が良い人の特徴は、「使い方」にあります。英語でいうところの「HOW」。
同じ授業でも、同じ教材でも、同じ24時間でも成果が違う。つまりモノが同じでも成果は変わるのです。
なぜかと言うと、「使い方」が違うから。
「WHAT」よりも「HOW」が大切なのです。
 
そのヒントが「アウトプット」。
インプットだけで学ぶ人が何人束になってかかっても、アウトプット前提に学ぶ人には勝てないのです。
 
 
 

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