東大合格のために2月にすべき勉強内容は?その①

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合格者が共通して行ってる勉強内容は

センターが終わり、出願が終わった今、残すは(いくつかの私大入試と)東大入試のみ。

そこで今回は、残り3週間弱で東大合格のために勉強すべき内容をご紹介しようと思います。

といっても、世間でよくある「〇〇の時期には、△△をしろ!」みたいな、受験生の個々の状況をガン無視して、「僕の成功談」を他人に押し付けようというようなものではありません。

都内の超進学校や予備校などで指導されているないようや、敬天塾の指導経験を踏まえ、合格者の共通点を探り、合格率が高いであろう方法を紹介します。

過去問の解きこみ

ベタですが、過去問の解きこみはマストです。
ですが、「過去問を解く」と一口にいっても、受け取り方は非常に多様。さて、どういう内容を想像しましたか?

突然、昔話をします。
その昔、過去問を手に入れるのが非常に難しい時代がありました。残念ながら、私が現役生だった18年ほど前は、現在のような「27か年」のような市販本はマイナーで、「赤本」しかメジャーではありません。

今の37歳以上の世代は、赤本と言っても「27か年」のように科目別に長期間の過去問が掲載されている書籍は知りません。赤本と言ったら、過去3~5年分の問題が掲載されていて、簡単な解説(しかも大学生のバイトが書いたという噂アリ)が付されているものです。(今も売ってますね。)
全国の受験生が高3になって新しく発行される「赤本」をたよりに、3~5年分の過去問を手に入れて解く、というのが通例でした。

しかし、今は赤本の「27か年」も簡単に手に入りますし、駿台も真似して25年分の過去問と解説が載っている書籍を市販してくれています。ようするに過去問の入手が、非常に簡単になっているのです。

過去問の使い方が大事

ちなみに、27年分の過去問が載っているのを初めて見て、どう思いましたか?
「多すぎる!」「そんなに解く時間はない」と思った人も多いと思いますが、そこが落とし穴。

27年分の全てとは言いませんが、東大合格者の多くは過去問を10年分解くなんて当たり前で、20年分、30年分解く人も少なくありません。
しかし、ここにもう一つ落とし穴。単にたくさん解けばよい、というわけでもありません。これに気付いている人が少ないのです。

考えても見てください。同じ教室で同じ授業、同じ教材を利用して勉強していても、自分より成績が良い人がいます。つまり、同じ環境や、同じ道具を与えられても、違う成果になるのです。
それを世間で「才能」と言います。しかし実態は才能というより「コツ」とか「ポイントを押さえる」の方が近いのです。特に勉強に関しては。

では、どうしたらよいのか。
カテゴリに分けて解説しましょう。

 

A、参考書の順番を変える

例えば、理系にも文系にも共通の英語で説明しましょう。
英語は毎年「ほぼ」毎年同じ形式で出題されます。なので、設問別対策が可能です。
参考書が、設問別に並んでない場合は、自分で設問別にページを飛ばしながら解くと良いでしょう。

代表例として、第1問の設問Aはいわゆる「要約問題」です。
短い年で50字、長い年で100字程度で英文を要約させる問題が出ます。この要約問題は、大雑把に言って、少なくともここ30年くらいは、あまり形式が変わっていません。
つまり自分が受ける東大入試のために、最低30回分ほどは過去問題に当たって傾向の分析が出来るということになります。
ちなみに、教学社が発行している「27か年」は英語を設問別に並び替えてあるので、使いやすくはあります。

B、「通説」をどこまで信じるか?

さて、東大英語の要約問題について、少し情報を集めたり、教わったことがる人は、「通説」に出会います。

・各段落ごとに短い要約文を作って、最後につなぎ合わせると全体の要約になる
・具体的な部分は全て省く。
・通説や譲歩部分、一般論などは全て省く。

はい、これら、全て信じないでください。
通用する問題がゼロとは言いませんが、通用しない問題(数学で言うところの反例)がたくさんあります。
※この話は長くなるので、別記事にちゃんと書きます。

ここで言いたいのは、こんな単純な対策法では不十分だということです。「こうすれば解けるぞ!」という方法を教えてもらうと、「良いことを知ったぞ!」とか「これで点数が取れるぞ!」という快感が得られますが、単純な結論で教えられた場合は、基本的に怪しいと思った方がよいです。

C、解法の掴み方

結局は「各年度の問題をしっかり解き、模範解答を読み込み、対策法を発見する」しかありません。
10年分、20年分と要約の問題だけ解きこんでください。今なら教学社「27か年」や、駿台の「25か年」のような参考書が簡単に手に入ります。

この際、出来ることならば、各社の解答を見比べると良いでしょう。参考に敬天塾のやり方を教えると、最低3つ、多い時は10くらいの答案を見比べて、どういう解法、解答があるかを、ゼミ形式で議論し合います。

ここまで書けば、同じ教材、同じ時間勉強でも、成績に差が出るというのがよくわかるでしょう。
また、過去問を20年分、30年分解くのも説明がつきます。

ただ問題を解いて解説を読んで納得したつもりになっている人と、同じ設問形式を数十年分解きこんだ上で、模範解答を読み比べて、解答方法を自分の頭で必死に検討した人で差が出るのは当たり前です。

ちなみに、詳しく書きませんが、東大の要約に関してで言うと、何年も何年も分析をある程度の傾向やパターンが見えてきます。それを、自分の頭の中で整理してストックしておきましょう。

D、時間短縮の基準を間違えるな

最後にダメ押しで書いておきましょう。
解法を見出して解けるようになっただけでは、まだ不十分です。解き終わるまでの時間も重要です。
何分くらいで解くと思いますか?
もし見たことない方は、良かったら書籍やネットで見て考えてみてください。東進の過去問データベースはおすすめです(無料登録とログインが必要)

ここでも「通説」が大事です。
東大の要約問題は、「大体10分で解きなさい」というのが多いように思います。この通説は、私の分析結果とそれほどズレてませんが、もう少し細かく言いましょう。

まず受験生の心構えとして、「通説が10分だから、10分以内で解き終わろう」という時点で、軽く意識で負けています。英語が苦手な人が、目下の目標として10分を設定するのは構いませんが、
「10分で解けるようになったら良い」と思っていたら甘いと思いましょう。

確かに平均を取ると10分くらいに収まりますが、得意な人は7分、遅い人でも12分くらいには収めています。
東大英語の最大の敵は「時間」です。高得点を取る人でも、時間いっぱいかかって解く人が多いような試験です。

そういう意味で、上述したように過去問を解きまくって、解法を見出した人なら10分を切ったくらいで満足しては困ります。やはり7分くらいで解き終わるくらい目指してほしいもの。

こういう目標設定の仕方が、最終的な成績に大きく作用します。10分でよいと思っている人は、たくさん勉強しても10分より短くなりませんが、7分を(本気で)目標にしている人は、7分に収まるまで気がすみません。
一事が万事、この調子で成績に差がついていくのです。

E、全科目、全設問に適用する

今回は、分かりやすく英語の要約問題でやりましたが、この方法をベースに、全科目、全設問、前分野で対策していくと、明らかに東大の求めるレベルを超えられます。

私も興味があって、有名塾、有名予備校のテキストなどを拝見する機会が多々ありますが、残念ながら講師がここまでの基準で東大の過去問を分析し、生徒に授業をしていることは、ほとんどありません。

しかし、一部の学校や塾、予備校では採用している方法です。生徒が本気かどうかは別として、解答比較を行っている学校はいくつか知っています。

ネットで調べ、参考書を買い求めれば、誰でも一定水準までは達する方法です。合格する人は、合格する方法を知っていて、合格する方法で勉強をしているのです。

ぜひ、ご参考に。

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