東大受験をするうえで、知っておきたい視点~採点基準~

東大入試は記述問題ばかり

来年の東大受験のために、一年かけてじっくり実力を高めたいという方が多いでしょうから、今日は勉強の前の準備や大前提になる知識について書きましょう。

まず大前提として、東大入試はほとんどが記述問題だということです。選択科目によって若干のブレはありますが、英語の1b、3a~c、4a、5の一部が選択式(マーク式)の問題で、あとは択一式の問題はほとんどありません。およその計算で、英語の配点の半分、全体の8割以上が記述式、論述式です。

すると色々なことが分かります。 普通なら「マークより記述の方が難しい」とか、「対策がしづらい」とか、そういうのが一般的な感想だと思いますが、教材を選んだり先生を選ぶとなると、他の視点が必要です。

最も大切なのは採点基準

まず、書く人によって答案が変わります。すると採点基準が非常に複雑になります。そして、最大のポイントは「東大の採点基準はブラックボックスの中」だということです。

いや、はっきり言いましょう。

塾や予備校の先生のほとんどが、東大の採点基準を知らずに授業をしていますし、そもそも東大の採点基準が大切だという視点に気付いていない先生ばかりです。

だから、「先生の言うことを聞いていたら、東大の採点基準と大きくズレていた」なんてこともあるのです。

東大は模範解答や採点基準を公表していない

この原因の1つは、東大が模範解答や採点基準を公表していないということです。

だから、一般の人は誰も東大の採点基準をしらないのです。

ここ数年、大学に模範解答を公表しろという風潮ができて、大学によっては公表したのですが、東大は全く公表する気はありません。平成31年3月ころに、文科省に言われてお役所の作文みたいな資料が公開されましたが、具体的な情報はあまりありませんでした。 ご存じなかった方は、こちらのリンクへどうぞ。

結局、東大からはほとんど何も発表されなかったので、我々は東大の採点基準を知りません。すると結局は「賢い答案をかくしかない」というような漠然としたものになってしまいます。

日本史の採点基準に注目せよ!

ちなみに、日本史だけは違います。
他科目と比べて具体的に問題の内容に触れる記述が多かったのです。
こちらのリンク(日本史の出題の意図)をご覧ください。
問題もご覧になりたい場合はこちらです。

特に第4問の部分をご覧ください。 問題は簡単にいうと「サンフランシスコ講和条約の発効直後の機械工業の状況は、どのような事情で生じたのか?」というもの。 サンフランシスコ講和条約の発効は1952年ですから、その頃の経済で最も大きい影響を与えたのは普通に考えて「朝鮮戦争」です。

しかし「出題の意図」では「重点に置き方によっては朝鮮戦争に触れない解答もありえる」と明記されています。

これは、採点基準は1つではないし、重点の置き方は人それぞれ変えてよいということを言ってますから、一般的な採点基準より柔軟に対応していることが分かります。

他科目でも同じかどうかは分かりませんが、可能性としては大きいと考えられるでしょう。

東大の採点基準はトップシークレット

さらに、先生側の事情もあります。
東大の採点基準なんか、悪いですが地方の公立学校の先生が入手できるような情報ではありません。(個人的なコネがあったら知りませんが)
というか、都内の学校だろうが、大手の有名塾や予備校でも、入手してなさそうです。
それくらいトップシークレットになっているのが採点基準です。

学校や塾や予備校の先生は、採点基準を入手できないのに、どうやって授業をしているかと言うと、自分なりに良い授業を追求するか、有名な先生や、授業がうまいとされている先生の真似をして腕を磨いている人がほとんどです。 裏を返すと、東大が求めている答案はどんなものかを分析研究している先生はあまりおらず、業界の中の通説や噂を頼りに指導を展開しています。

業界には、集団授業の先生が格上で、個別指導の先生は格下だという共通認識があります。(私は違うと思いますが)
そして集団授業の先生は、東大受験生ばかりを受け持つことなんてほとんどありません。ほんの一握りの先生だけです。
すると、東大の入試ばかりを研究するヒマはありません。色々な大学の過去問を見なければなりませんから、東大の入試の傾向をおうのも難しいし、採点基準がどうなっているかを考える時間はない、という構造になっています。

採点の情報を踏まえた、敬天塾の授業

ここからは詳しく言えませんが、敬天塾では東大の採点に関する情報を積極的に入手しようとしていて、色々なルートから多くの情報が集まっています。
それを考慮した結果、学校や塾、予備校の模範解答があまり当てにならないこと多いと分かっています。

余談ですが、敬天塾の授業では、学校や塾、予備校の発表している模範解答を書き集めて、一枚のエクセルシートにまとめます。それを生徒全員と比較検討をして、良い答案の方針や書き方、時間配分などを徹底的に研究し、その結果を踏まえて合格するための勉強法を見出しています。
だから、普通に授業を受けたり、自習をしている人が辿り着けない、遥か上のレベルまで到達できるのです。

すると、色々な傾向が見えてきます。
ここから先は、有料(クローズド)でしか書けませんが、ハッキリ書きましょう。


 

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