国語6月①、2013年第一問

こんにちは、スタッフAです!
今回は、授業前に先生からこのような指示を頂いていました。

東大文系入試2013年第一問について
①全員の答案に目を通し、評価してください。
自分なりでOKです。点数でも可、ABCDでも可、提出義務はないので、自由に。
②各答案について、良い点と悪い点を発表できるように準備してください。
改善点への指摘が多くなりがちですが、良い点、盗める表現なども考察してください。
③各答案を改善できるとしたら、どのような案があるか、考察してください。もちろん、ぜひ授業の時には発表してあげてください。

結果、今までで最も白熱した授業になりました。
生徒同士のするどい意見や考察、指摘、提案は、参加者全員の糧となったと思います。
授業中に行われた指摘等の一部をまとめました。

答案では一般語で書くのがルール
筆者の造語やその作品特有の意味が付加された言葉は使わない。例えば、今回の設問では「対話」の使用は控えたほうが無難かもしれない。

一読で理解できる文章を心がける
読みやすさはとても大事。修飾する部分が遠い、指示語が用いるなど、読み手に負荷を与える答案は避けたほうが良い。

カギ括弧の使い方
用いると、一般語ではなくなる。意味が加わり、その意味は読み手に任せることになる。答案としては望ましくない。

「どういうことか」について
「どういうことか」と聞かれたら、傍線部を具体的な内容で置換する。比喩は用いない。

「なぜか」について
受験国語においては「なぜか」と聞かれたら、結果を書かずに原因を書くべきと言われている。また、理由説明は、傍線部の内容を原則含めない。

「目線」は使わない。
視線や視点を用いることができないか一考しよう。

ぼくの答案に対し、具体的にどのような指摘が行われたかを紹介します。

(一)「もっぱら自分が抜き出し、読み取ったと信じる意味内容・概念の側面に注意してしまうという態度を取ってはならない」とあるが、それはなぜか。

答案
文学作品の内容や概念は、その言い方や表し方と分離できない、一体化して作用するものであり、内容や概念だけを抜き出した主観的な内容を作家の思想ということはできない。

指摘①「分離できない」「一体化して」と同義語を反復させている。どちらかは省くことができるが、筆者が特に言いたい部分、本文のポイントと考えれば、強調の表現として良いかもしれない。
指摘②「内容や概念だけを抜き出した主観的な内容」のように「内容」を2回用いるのは望ましくない。例えば「内容や概念だけを抜き出した主観的な翻訳」とするのはどうか。
指摘③「作家の思想」。カギ括弧は用いない。
指摘④「思想」は悪い意味で使われることが多いので、使い方に注意。

ゼミの発表そのものが訓練です。するどい指摘を端的にわかりやすく伝える力を養うことを目的としています。発表のレベルが上がれば、作成する答案のレベルも上がる。自分の答案作成を行うだけでなく、他人の答案について深く検討して、様々な能力を養っていきたいと思います。

 

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