国語12月2017年古文
こんにちは、スタッフAです。
今回は、2017年の古文を解いて答案を共有し、互いに指摘をしました。
この年の古文は難度が高かったが、源氏物語はそもそも難しい。予めあらすじを知っておくようにしよう。
以下、授業内に出された意見をまとめています。
(ニ)「実の親ではない光源氏とはもう会えない」という記述があった。事実としては正しいが、悲しむ気持ちとの因果関係が弱いかもしれない。
(四)「書きなし」の「ことさら~する」という意味合いをどう表現するのかで、生徒同士の答案に違いが現れた。
意図して、よそよそしく、作為的に、あえて、ことさらなどの意見があった。
「手紙」だけでなく「手紙の返事」まで書くとよい。
(五)「光源氏のような」と人物を明確にするべき。
想定できる「好いたる人」の表現に幅があるので、答案の一部を列挙した。
ふさわしくない相手に恋をして悲しみに暮れる
多くの女性に叶わない恋をして苦しむ
叶いそうにない光でも自ら進んでして心を悩ます
情事となると見境のない行動をとってしまうほどに強い恋心を抱く
不義の恋愛にのめり込み心を乱される
決して結ばれることのない人に対しても恋心を抱き苦悩する
(ニ)~(四)のように「だれがどのように」など主語も問われている場合は、問題文に合わせて主語を最初に持ってくるのがよい。
短期間でも相当量の単語を覚えることができます。試験に近づけば近づくほど、古文や漢文の知識の補充を行うようにしましょう。他の科目より甘く見ることのないようにお願いします。