日本史7月②2016年第2問、2014年第2問
こんにちは、スッタフAです。
今回は、2016年第2問、2014年第2問を扱いました。
以下、授業中に学んだこと。
2016年第2問で扱われている15~16世紀は、農業生産が厳しくなる時期
→世界中で気温が下がったため(東京の気温が北海道の気温になったと思ってください。今まで、東京で育てていた作物が育たなくなることがわかると思います)。
なぜ、争いが起こるか
→中央政府が弱く、地方の争いを抑えられないから。
→食糧が不足し、他社から奪う必要があったから。
大学受験であれば、「政治」は
→徴税とルールづくり
半済令で地方に徴税権を与える
→地方がそれぞれ独立した国のようになりかねない
灌漑用水の確保で重要なのは
→川上を確保する
仲裁役がいればもっと被害が少なかったと考えられる戦争
→第一次世界大戦(アメリカの大統領はウィルソン)
仲裁役がいたために、終結した戦争
→日露戦争(アメリカの大統領はセオドア・ルーズベルト)
武士と公家文化は、本来相容れないもの。軍人である武士がお茶や連歌に熱心なのは、不自然とも考えられる。
経済的な発展と文化的な発展は連関している。
授業中には、お互いの答案を共有して、良い点悪い点を指摘しています。例えば、2016年第2問のぼくの答案に対しては、次のような指摘がありました。
答案
守護や一部の守護代は在京し、公家や僧侶と連歌や茶の湯などの文化を通じて交流し、自らの文化水準も向上させた。また、その経済力を活かして文化人に庇護を与えることもあった。
応仁の乱により京都が荒廃した頃から、武士たちは下国し城下町を形成、公家や禅僧、連歌師は武士を頼って地方に流れ、中央の文化が地方に伝播した。
指摘
「この問では、武士の役割を問われています。だから、3行目のように公家や禅僧を主語にするではなく、武士を主語にして“伝播させた”とまとめると良いのでは」
さまざまな答案の比較検討により、答案作成の能力が少しずつ上がってきました。おすすめの勉強方法です。複数の答案がお手元にあれば、ぜひ試してみてください。
2016年第2問