二次試験直前期!合格するための過去問演習のやり方 ―第一章・英語編―【地方出身東大生の受験日記・その21】

二次試験直前!ラストスパート!!

いよいよ二次試験まで1ヶ月を切り、大学受験もいよいよラストスパートに突入ですね。
泣いても笑っても試験はやってきます。
ここまできたらあとはひたすら勉強するのみです。

受験期の僕は、この二次試験前の時期はひたすら過去問演習をしていました。
平井先生から借りた『東大27ヵ年』の赤本に向かい、とにかく毎日解き進めていました。

今思えば、この過去問演習に取り組んだ1ヶ月があったからこそ、安心して東大受験に臨めたように思います。

今回の受験日記では、二次試験前の勉強の仕方、特に僕がどのように過去問演習に取り組んできたのかについて紹介していきます!

直前期はとにかく過去問演習だ!

二次試験の直前期、東京の知り合いの家に居候しながら勉強していた僕は、とにかく今までに解いていなかった過去問を解きまくることに専念していました。

僕はなぜこの時期に、過去問演習ばかりしていたのでしょうか?

そもそも僕は、夏から秋にかけて毎週少しずつ過去問を解いていました
数学は週に3~4問、国語は週に大問1問くらい、世界史は第一問の大論述を月に何回か…といった具合です。

学校の授業や宿題もあったので、それと同時並行となるとなかなか過去問演習をたくさんする時間はなく、敬天塾の平井先生に指定された問題を解く、というリズムで勉強をしていました。

しかし、直前期の2月は学校の授業もなければ宿題もありません
いわば、受験期で一番「東大に特化した勉強」ができる期間です。

そんな重要な時間に優先して取り組むべきなのは、間違いなく過去問演習だと僕は思います。

大手の塾や予備校が作った予想問題や、市販の対策本など、世の中にはたくさんの教材が溢れています。
ですが、当然ながら東大の教授が作った問題は、この世で東大の過去問しかありません
本番で実際に使われた問題に触れることで、「自分が受験するのは東大なんだ!」と強く自覚できます
出題形式に慣れる効果もあります。

それに、東大の過去問は、東大に受かってしまえばおそらくもう一生取り組むことはない問題たちです。
残しておいても仕方ないし、今やるからこそ意味のある問題たちです。

直前期は、知識の補充も大事ですが、もしまだ解いていない過去問があれば優先的に解いていくことをオススメします!

英語の過去問演習は〇〇を優先しよう!

ではここからは、僕が二次試験直前期に実際に取り組んでいた過去問演習のやり方について紹介していきます。
今回は「英語」の過去問演習のやり方についてです!

英語の過去問で、まず僕がオススメしたいのは、

「第一問の要約問題を集中して解く」ことです!

僕自身、要約問題がかなり苦手で、それまでの東大模試においてもあまり良い得点ができていませんでした。
そのため、要約問題にフォーカスして過去問演習を行なっていました。

要約問題の演習をオススメする理由は、2つあります。

一つ目は、短時間で集中して演習できるからです。

要約問題に割く時間は、もちろん人によって異なりますが、一般的には10~15分ほどという受験生が多いと思います。

ですので、要約問題の過去問演習は10~15分ほど集中して問題を解き、その後ゆっくり解説や模範解答を見て答えを検討する、というようなスタイルになります。

過去問を1年分丸々解くというのはなかなか時間もかかってやる気も維持しづらいですが、要約問題だけに集中すれば、「とりあえず10分だけでも集中して解こう!」という取り組み方ができるので、モチベーションが維持しやすいのです。

ちなみに僕は直前期の要約の演習では、1問につき10分間を計りながら問題を解いていました
10分は少しキツいのですが、少し短めの時間を想定して演習に取り組むことで、本番でどれだけ難しい問題が出ても、少し時間に余裕を持って解けるようにしていました

そして要約問題演習をオススメする二つ目の理由は、長文読解問題を解く力も身につくからです!

東大の英語では、例年第5問に長文読解の問題が出ます。
英語の長文を読む力を育むには、結局のところ数をこなして英文に慣れることが一番だと思います。
でも、実際長文読解問題を何問も解いていくのって結構しんどいですよね。

そこで、要約演習です!
要約問題で扱う文章は、時間内に内容をきちんと把握するために素早く読む必要があります。
長文読解の問題ほど長くない分、取り組みやすく、数をこなすことで長文読解に必要な能力も身につけることができるのです!

英作文はやればやるだけ力になる!

英語は、読めるだけではいけません。
文章を書く力も必要です。

英作文力を鍛えるには、東大英語第二問の英作文問題に取り組むことが重要です
ただ、実は僕はこの直前期、すでに過去10年分くらいの英作文の問題は見たことが、または解いたことがあった状態でした。

ですが、僕はこの英作文の問題は、「何度解いても力になる」と考えて、解いたことがある問題でももう一通り解き直しました

というのも、長文は一度読んだら内容の解釈の仕方は一通りだけですが、英作文は、一つの問題から複数の回答を出すことができる問題です。

一度解いた問題でも、改めて別の観点から考えてみると意外と全く違う回答ができてしまうものです。

そのため、英作文の過去問は、仮に一度解いたことがある問題でも、改めて違う発想で書き直してみるということをオススメします!

過去問演習は、ただ一通り解けばいいというものではなく、「どういう戦略を持って解いていくか」が重要です。
次回以降の受験日記では、他の科目の過去問演習のやり方についても紹介していきます!

次回へ続く…

東大受験に興味がある方は、敬天塾に関するこちらもご覧ください。
  ↓
◆日本一徹底して東大対策を行う塾 東大合格「敬天塾」
東大に合格したい新高3生・高卒生を8名限定で募集 

プレミアムコースバナー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)