2021年 東大地理を当日解いたので、所感を書いてみた。

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お次は地理。

私の当日の所感をご覧ください。

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全体講評

今年の地理は、全体を通してベーシックな問題が多かったように思います。

私としては、やや簡単といったところでしょうか。

難易度:やや簡単

多少、「これは何を書いたらいいんだ?」と思わせてくる問題もありましたが、それは例年通りなので割愛。

あきらかな奇問・難問も特にない、標準的なセットだったと思います。

全体講評①時事的な要素が盛りだくさんだった

東大は、わりとそのときの社会の流れを汲んだ問題を作ることが多いんですが、
今年は例年以上に、最近の社会情勢を意識したものになっているような気がしますね。

といっても、別にニュースを取り上げるような問題ではなくて、あくまで大局的に社会全体の傾向を掴んだようなものが多いと思います。

例えば、第二問では、言語問題にインターネットを絡めて問うていたり、第三問では、女性についてのテーマが出題されていました。

全体講評②やっぱり過去問は超大事!

今年の問題を見て、デジャヴを感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それもそのはず。

過去問で見たような問題がパッと見ただけでもいくつかあります。

第二問では、インドの言語やその背景にある宗主国との関係、
第三問では、高度経済成長と、それに伴う都市部の出生率の変化など、おなじみのテーマが並びます。

こんなの、日頃から東大の過去問をきちんと解いていれば、ほぼサービス問題ですからね。

過去問を入念に解いた人と、そうでない人の差が、如実に表れたのではないでしょうか。

全体講評③定期テストみたいなド定番問題

これ、私の中では一番意外でした。

学校の定期テストみたいな定番知識が、何個も出題されています。

ガンジス川にはどんな地形があるのか、だったり、
この雨温図はどこのものか、だったり。

さらに、東大は、(特に地理では)あんまり一問一答問題を出さないんですが、
今年はいつもより多かったですね。

国連の公用語を答えさせるだけの、知識勝負みたいな問題もありました。

というわけで、設問ごとの講評に行ってみましょう。

第一問 自然・エネルギー・環境問題

難易度 やや簡単

非常に標準的な問題だったと思います。

特筆するとすれば、設問Aなんかは、「温暖化がもたらす影響を、航路・生態系・地盤などの、あらゆる側面から考察する」という、いかにも東大らしい視点の問題だったかな、ということぐらい。

あとは、先述したような知識問題にどれだけ正確に解答できるか、といったところでしょうか。

ここは、そんなに書くことないです。

第二問 言語・留学

難易度 やや簡単

設問Aは、言語に関する問題。

国連の公用語については、確実に得点するとして、
先述したインターネットと言語の絡みや、インドとインドネシアの比較地誌的な問題は、またまた東大っぽい問題ですね。

設問Bは、ちょっとテーマ設定が面白くて、留学の話。

「インドと韓国の留学生の行先が違うのはなぜか?」とか、「オーストラリアが留学先として人気なのはなぜか?」といった問題が並びます。

とはいっても、留学というテーマを通して、結局はそれぞれの国の歴史的、社会的背景を述べさせたり、比較させたりするような問題に落ち着く構成になっています。

ごくごく普通の問題と言って差し支えないでしょう。

第三問 女性と労働問題

難易度 やや簡単

テーマ設定が、女性の労働率についてということで、ちょっとびっくりしました。

いつか出るんじゃないかとは思っていましたが(小問では何回か出題されたことはあります)、ここまでガッツリ出してくるとは。

一方で、世間での関心が高まっている女性の労働格差問題を、このような形で取り上げるのは、いかにも東大らしいとも言えます。

設問Aと設問Bで、世界全体の話か、日本の話かが分かれています。

設問Aで取り上げられたのは、女性についての話題では超定番で出てくるスウェーデンと、トルコと日本。このテーマについては、北欧はあらかじめしっかりおさえておきましょう。

私的には、イスラエルの問題が面白かったですねー。
「イスラエルが周辺国より女性の労働率が高いのはなぜなのか?」というものなんですが、これは、文化的にも宗教的にも、非常に考察しがいのあるいい問題だと思います。

お時間ある方は、ぜひ考えてみてください!

設問Bは、日本国内の女性の業種割合について。

農林水産業やサービス業での割合の増減の理由などが問われていました。
また、高度経済成長期の合計特殊出生率の増減なども、出題されています。

女性についての話題を切り口にしながらも、日本社会全体に触れるような大局的な問題だったと思いますね。

まとめ

というわけで、今年の地理は、それほどクセのないセットだったのではないでしょうか。
難易度は、やや簡単~もしかしたら大幅に易化しているかもしれません。

即日の講評なので、かなり分析が甘いかと。
入試後の数日をかけて、他の講師と徹底分析した結果を発表する予定ですので、もしよければそちらをお待ちください。

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