2021年東大地理(第一問)入試問題の研究
2021年東大地理第一問 A地球温暖化の進行/B河川の河口
講評
設問A
難易度 標準
非常に面白いテーマ。
地球温暖化やCO2の削減などが叫ばれていますが、「もしこのまま地球温暖化が進んでいったら、大変なことになるよ」というメッセージを感じる問題です。
考察させる分野も、北極海航路や資源開発、生態系や地盤のゆるみ、降水量の減少と災害など多岐に渡ります。非常に東大らしい問題です。
気温はただの気温ではなく、あらゆる側面に影響を及ぼしているし、降水量も増減も大きな影響があります。普段から気温や降水量に関して考察しておくと、このような問題に対しても驚かずに取り組めるでしょう。
設問B
難易度 やや易
設問Bでは、ものすごく定番の問題が出題。
ガンジス河は「ガンジスデルタ」という単語として覚えてしまっている人も多いでしょう。河口付近の地形の問題もアルアル。ハッキリいって難しくありません。
新しい話題と同時に、こういったド定番も混ぜてくるあたりも、東大らしいといえば、東大らしいですね。
難易度、分量ともに、例年並みという印象です。
当日解いた所感
難易度 やや簡単
非常に標準的な問題だったと思います。
特筆するとすれば、設問Aなんかは、「温暖化がもたらす影響を、航路・生態系・地盤などの、あらゆる側面から考察する」という、いかにも東大らしい視点の問題だったかな、ということぐらい。
あとは、先述したような知識問題にどれだけ正確に解答できるか、といったところでしょうか。
ここは、そんなに書くことないです。