2019年東大理系数学(第1問)入試問題の解答(答案例)・解説(定積分、置換、計算力)
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2019年 東大数学理系第1問
では、今日から1問ずつ、東大数学の解説をしていこうと思います。
この理系第1問は、今年の入試で一番話題になった問題でしょうね。
東大は計算力のある学生を求めている
第1問に、ただの定積分の計算問題。
これは、かなりのショッキングです。東大数学では、話題になる問題が度々登場しますが、これもかなり話題になるでしょう。
東大数学では、昔に比べて、思考力よりも計算力重視になったといわれますが、これもその流れを汲んでいるような気がします。
僕が東大の理系に入学したときに、初めの数学の授業で
「2の3乗根を、少数第2位まで求めよ。」
という問題を出されました。
要するに、3桁くらいの3乗の計算をひたすら繰り返し、2を超えるかどうかをチェックし続けるという問題です。
日本の数学教育の特徴は、計算力だという指摘を聞きますが、それも失われているのでしょうか。
これはワナだ!!
そして、このような計算が面倒な問題が、しかも第1問に登場したら、「ワナの問題」です。
(あ、これは計算すれば解けるかも!!)
と瞬間的に思って飛びつき、一生懸命に計算していたら、ついつい4~50分経ってしまった。しかも、入試が終わったあと見直してみると、計算ミスを発見。
これで、4~50分も0点解答を作るのに時間を浪費した、不合格の受験生が出来上がり、というわけです。
「計算量が多い問題こそ警戒せよ」
というのが、数学の入試の鉄則なのです。
解法は基本的
では、解くために必要な問題を解説しましょう。
複雑な積分が登場し、どうやって計算するか悩むわけですが、重要な特徴は
・インテグラルの中身が、積になっている
・1+x^2が分母にたくさん登場する
・かならず置換積分を実行する
という3点でしょう。
カッコを展開してから計算するのか、それともいきなり置換を実行するのか。
などなど、色々と試して計算をします。
結局は、いきなり展開しても、いきなり置換しても解法が存在するのですが、すぐに判断するのはやや難しいので、やはり試しながら気づいていくのがスタンダードな解法でしょうか。
tanの置換か、分母をひとまとめの置換か
このような問題の場合、2つの置換の方針があります。
一つは、1+x^2を見て、tanの置換を利用する。
もう一つは、分母をひとまとめに置換する(1+x^2=t)
の2つの方針が登場します。
色々なタイミングで、色々と試して、可能な計算方法を見つけてください。
一応、私が解いた解法を載せておきます。(多分、結構かんたんな解法だと思いますが、いかがでしょう)
まとめ
すぐに積分の方針が経てば、即取り掛かり20点もらう。
すぐに方針が経たなければ、即飛ばす
という、典型的な問題でした。
新高3生の練習問題としても、良い問題ですね。ぜひ取り組んでみてください。
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