東大合格のために2月にすべき勉強内容は?その②

短期間で成績を急上昇させようと思ったら「暗記」

前回の記事に続き、その②です。

まず、どんな試験でも共通してる鉄則。
「短期間で成績を上げようと思ったら、暗記を大量にせよ」
これはぜひ覚えておくと良いでしょう。

スマホで、アプリをダウンロードする機能と、アプリを起動して動かす機能が別にあるのと同じで、
脳にも、暗記する能力と、頭を使う(回転する)能力があります。

英単語の暗記、歴史の年号の暗記などは、データの保存と同じ。
文章を読む、計算をする、などはアプリを起動させるのと同じと考えてください。

この2つのうち、後者の頭を回転させて使う能力は鍛えるのに時間がかかります。1週間で劇的に計算力が上がるとか、読解スピードが上がるというのは、(あるにはありますが)中々ありません。

暗記は、短期間で信じられないほどできる

一方で、一週間で英単語を1000個、2000個覚えるというのは、気合次第でできます。
私の知っている中で、英単語を「1日1周ずつ」勉強していたという人もいるので、1週間で2000個は出来るレベルです。
世界史の膨大な暗記だって2週間で終わらせた人も知っています。暗記というのは、本気を出せばそのくらいの短期間で出来る作業です。
(その代わり、ものすごく大変ではありますが。)

毎日が定期テスト前日のようなテンションで過ごすと、力が出せるでしょう。

東大に合格する人と、合格しない人では、知識量が違う

さて、本題。
東大に合格する人としない人で明らかに違うのは知識量です。ベタな話ですが、知識量は学力と非常に相関します。

これは文系に限った話ではありません。理系でも知識量がモノを言います。暗記があまりいらない数学においても、成績が良い人の方が知識が豊富で何でも知っています。

暗記は誰でもできます。得意不得意はありますが、記憶が出来ない人はいないでしょう。
比べて、読解力や計算力、発想力などの方が、相対的にいわゆる「才能」が必要だと言われます。良いか悪いかは別として、努力が少なくても読解できる人や、数学の解き方が思い付いてしまう人がいます。

才能のいらないところで負けていては、絶対に強い相手に勝てません。
まずは知識で圧倒することから始める
のです。

では、次からどのような暗記が必要か、具体的に説明していきましょう。

 

A、英語

英語に関しては、主に2点
・英単語、熟語、会話表現
・英語の例文
はきちっと暗記しておきたいところ。

英単語・熟語に関しては、過去問1年分に目を通した際に、知らない単語が出来れば0、多くても10個以内に収まるくらいには覚えておきたいレベルです。

単語・熟語帳として、鉄緑会の東大英単語熟語 鉄壁が有名です。(来月3月9日に改訂予定)使っている方も多いと思います。これだけやっておけば、かなり網羅された単語力がつくと評判ですが、一方で多すぎるかなという気もします。
語源で覚えやすいという特徴もありますが、システム英単語premiumの方が詳しく載っていますし、語源に関する一般書もたくさん売られています。
さらに英単語帳では覚えづらいとか、単語帳で覚えない方がよいとか、色々なアドバイスが巷を席捲しています。

どうしたら良いか、わからなくなったら・・・

こうなると、情報の量に圧倒されて、「どうしたらよいんだ」とパニックを起こす人がいるのですが、こんなの簡単に解決します。
補助線を一本引いて考えましょう。「手段なんて好きにしろ」です。

「あれをした方がよい」とか「これをした方がよい」のような、手段についてアレコレ言うアドバイスに関しては、ほとんどが「好きにしろ」で終わりです。

目的は成績を取ることであり、東大に受かることです。
富士山に、山梨側からも静岡側からも登れるように、好きなところを選べばよいのです。

受験をしていると「正解は一つ」と思い込んでしまうようになるのですが、東大の受かり方なんて、ある程度の傾向は見いだせても、人それぞれ手段は別なのです。
単語帳で勉強しやすい人もいるし、しづらい人もいる。成果が出ないならやめればよいし、成果が出るならやればよい。

自分の大切な人生なんだから、他人のアドバイスをそのまま受け取る必要はありません。自分の感触で判断するようにすることをおススメします。

脱線したので、本題にもどります。

英語の例文暗記について

2つ目の英語の例文暗記ですが、これは主に英作文の問題の対策で行う勉強ですね。
例文暗記で英作文が早く正確に書けるようになったという声をたくさん聴いていますから、救われる人も多いでしょう。

これに関しても、「例文暗記なんて必要ない」みたいな意見がありますが、やってみて判断してみてください。
定番の参考書はドラゴンイングリッシュなどでしょう。

では、英語の暗記についてはこれくらいにして、次は別の科目へ

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