国語第一回

こんにちは、スタッフAです!
今日は、国語の授業の第一回が行われました。
ガイダンスの後、東大の入試で出題された問に対し、有名な塾や赤本がどのような模範解答を作ったかを確認し、最も良いと思う回答を生徒ひとりひとりが選びました。
もちろん、選ぶだけでなく、その論拠も示します。
ひとつの解答を見るのではなく、複数の解答を比較することで、問をより多面的に分析することができます。
今回は、共通部分から、多くの人に好まれる表現や重要ポイントを捉えることができました。
さらに、本文中にある表現をそのまま転載していた解答を見つけた生徒が、「これは、トートロジーでは?」と指摘。語釈がわからなかったぼくは、「トートロジー」を辞書で引きました(「同語反復」などの意味があります)。

授業中に、解答比較の時間が15分あったので、ぼくも問題と向き合ってみました。

2010年 東大入試文系国語 第一問 
設問(一)
「内面のプライバシー」とはどういうことか。

近代社会で、立場や評価に作用し、個人の本質とされる他人から干渉されることを望まない部分

設問(二)
「このような自己のコントロール」とあるが、なぜそのようなコントロールが求められるようになるのか。

行動と公の自己表現の違いは、自己同一性や社会的信用の毀損の原因となる。これを防ぐためには、他者から見られる自己を表層的に現れる自己と近似させる必要があるから。

インターネット上に過去問があるので、みなさんも与えられた問題文を読んで、考えてみてください。

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