日本史11月②2001年、2006年、2011年、2015年、2016年の第4問

こんにちは、スタッフAです。
今回は、2001年、2006年、2011年、2015年、2016年の第4問を扱いました。

2001年
富岡製糸場は、製糸業を学ぶことができる場所として、全国から人を集めた。
当時、ヨーロッパでは、蚕の伝染病が流行。日本の生糸が世界市場で存在感を出せる追い風になった。

2006年
グラフの問題。グラフを見て、当時の出来事をイメージできるようにしておきたい。
グラフが登場したら、実数、割合、変化に注目しよう。
日本史は、教科書にどのように書かれているかが大切。教科書には通説が書かれており、どんなに異端な説を唱えている学者でも通説は知っている。

設問B
1881年日本鉄道会社設立や金本位制移行については必ず記述したい。

2011年
「産業構造」という言葉の曖昧さから、やや難しく感じた。製糸・紡績中心の産業構造などと書ければ良いだろう。

2015年
共産主義の「共産」は共同財産の略。なお、共産主義に関して批判的な答案は控えよう。
「国体」とは「国家体制」の略で、天皇を中心とする日本のしくみ。憲法典を含む不文法としての憲法のこと。
「国家の変革を求める」とは、天皇を降ろす考え。
問題文の「海外からの情報と思想の流入」はいわゆる左翼思想の流入のことを想起する。(共産主義など)そこを汲んで、答案を作れると良い。
「上のような社会の変化」や「政治のしくみ」といった抽象的な問われ方をしているので、「男子普通選挙のことだな」などと忖度できると良い。

東大の先生が好む言葉
足尾銅山(足尾銅山鉱毒事件自体は忌むべきと考えるが、話題としては好き)、公害、春闘、ストライキ

日本史の学者の方々は、概ね左傾化した思想をしていると捉えると分かりやすいでしょう。その思想を把握し、意に反する答案を作成しないのが「オトナ」の対応です。先生方の好む言葉や嫌う言葉を知っておくと良いと思います。

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