共通テスト後、二次試験までのモチベ維持に悩む…どう対処する?【地方出身東大生の受験日記・その20】
共通テスト後、得体の知れない感情に悩む…
大学入試共通テストを受けた皆さん、お疲れ様でした!
受験の一つの壁を乗り越えたことでひとまず安心しているところだと思います。
受験生の頃の僕も、センター試験が終わった後はほっと一息ついていました。
センター直前期にはマークシート演習ばかりをやっていたので、「ようやくマークシートから離れられるぞ〜〜!!」と清々しい気分でした。
二次試験まで残り1ヶ月。
東大は二次試験の配点が4/5を占めるので、共通テスト以上に気を引き締めて望まなくてはいけません。
ですが、この頃になると、「二次試験に向けて頑張らないといけない!」と思う反面、僕はだんだんこう思うようになっていました。
「もうこれ以上勉強しても仕方ないんじゃないか…?」
別に東大受験を諦めているわけではないし、頑張らないといけないことはわかっている。
でも、なぜか何をすればいいのかがわからなくなっている。
やる気がないわけではないが、共通テストを受ける前に比べると少しやる気が落ちている気がする。
こうした得体の知れない「閉塞感」や「停滞感」に苛まれている方は、僕のほかにも意外といるのではないでしょうか。
今回は、共通テストが終わった後、二次試験までの期間に抱きがちな「閉塞感」「停滞感」と、それを乗り越えて二次試験まで頑張っていくための方法について語っていきたいと思います!
二次試験までの「閉塞感」と「停滞感」に悩む日々
センター試験が終わった後の僕は、どこからともなく湧いてくる「閉塞感」と「停滞感」に悩まされていました。
センターが終わってからは高校が自由登校期間になっていて、高校から家が遠い僕はずっと家にこもって勉強していました。
そして、いよいよ二次試験が目の前に迫ってきているというプレッシャーから、
「とにかく勉強しなくては!」
「時間の許す限り勉強しなければいけない!」
という思いを抱いていました。
センターが終わってからも気を緩めず頑張り続けることが大事だと思っていたので、朝から晩までずっと、自分の部屋の中で一人机に向かっていました。
毎日同じ部屋で同じ体勢。
「頑張らなければいけない!」という思いとは裏腹に、どこか息苦しい閉塞感を感じる毎日でした。
そんなある日のこと。
センターが終わってから1週間ほどたった頃だったでしょうか。
ふと僕はこう思うようになりました。
「もうこれ以上勉強しても仕方ないんじゃないか…?」
二次試験まであと1ヶ月ほどとはいえ、これまでその何倍もの時間を勉強にかけてきた。
これ以上勉強を続けたところで、自分は本当に成長できるんだろうか…?
ここからどれだけやっても、自分の実力に対して伸び代はないんじゃないか…?
そんな気持ちが、どこからか溢れてきました。
この「停滞感」を前にして、当時の僕は勉強へのモチベーションを少しずつ失いつつありました…。
二次試験を前にして、なぜモチベーションが下がったのか?
今思えば、僕がこのような気持ちを抱いたのは、次の2つが原因として挙げられます。
一つ目は、センター試験が終わったことで、「自分の実力をある程度発揮できた」という感触を得たこと。
自分は十分頑張って、センター試験の点も最低限自分が目標としていたラインを超えることができた。
十分今まで頑張ってきた。
その今までの頑張りでなんとかなった。
だから、これ以上頑張ってもそこまで変わらないんじゃないか…?
といった思いを抱いていました。
今まで頑張ってきて、その頑張りで一つの関門を突破したことが、逆に停滞感につながっていたのです。
二つ目は、ずっと同じ環境で勉強し続けていたこと。
同じ部屋で、同じ生活リズム。毎日が同じ受験勉強の繰り返しでした。
友達に会うこともなければ、対面の塾にも通ってない。
受験勉強をしていても、それまでのように「知らなかったことを覚えていく」ことよりも「間違えたことを修正していく」ことがメインになっていたので、新しい刺激がほとんど感じられなかったのです。
まさに閉塞感を感じるような環境でした。
このように思っていたからといって、決して「勉強を諦めよう」となったわけではないのですが、この「閉塞感」と「停滞感」が僕の勉強効率を大幅に下げている原因になっていました…
「環境を変えたい!」二次試験2週間前の決断!
では、僕はどのようにしてこの「閉塞感」「停滞感」に対処したのか。
僕の選択は、いっそのこと「環境を変えてしまう」というものでした。
受験日記その18にもある通り、僕は東大の二次試験直前の2週間を東京で過ごしました。
岡山を離れ、東京に住んでいる僕の母親の友人夫婦のもとに居候することにしたのです。
この選択をした理由は二つ。
一つは、以前受験日記その18でも述べた通り、「孤独感」を解消するため。
当時の僕は敬天塾の平井先生にオンラインで勉強を見てもらっていたので、今までオンラインでしか会ったことがなかった他の塾生と話すことで、「自分は一人ではない」という気持ちになり、孤独感を解消したいという思いがありました。
他の東大受験生との関わりは孤独感の解消だけでなく、モチベーション向上にも繋がり、
「彼らも相当頑張っているのだから自分も頑張らなければ…!」と良い刺激を受けました。
彼らとの交流によって、心の中の「停滞感」が解消できました。
そしてもう一つは、勉強する環境を変えてしまいたかったからです。
「閉塞感」を打ち破るには、一番手っ取り早いのは環境を変えてしまうこと。
東京という非日常の中での受験勉強の日々は、マンネリ打破に繋がり、僕の閉塞感は次第に無くなっていきました。
もし皆さんが共通テストを乗り越えて、少しモチベーションを維持しかねている場合は、勉強している環境を変えてみると良いかも知れません。
時には息抜きをしたり、他の受験生との関わりを大事にしたりすることは「停滞感」を忘れさせてくれます。
普段とは違う場所で勉強してみたり、勉強内容を普段とは変えてみたりといった工夫をすれば、「閉塞感」も突破できます。
「二次試験が近いのにやる気が起きない…」というのは僕もずっと感じていたことなので、その思いをうまく解消させ、やる気を維持していけるかどうかが、二次試験突破のための重要な要素です!
次回へ続く…
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