【中学入試で決まる東大受験 44】いざ決戦! 下克上を果たすために。〜9月にやるべきこと〜

40日近い連日連夜に及んだ夏期講習、大変にお疲れ様でございました。SAPIXではまもなく、8月末恒例の地獄のマンスリーテストが行われます。他塾でも軒並み難易度の高い塾内模試を実施するはずです。

それはなぜか? 気合いを入れさせるためです。中学受験で決まる東大受験41の記事でも申し上げた通り、8月末から9月末にかけて、多くの子は夏期講習から解放された喜びと久々の登校日を楽しみに気が緩みます。それを防ぐために難易度の高い問題を投下し、子供達に「勝負はこれからなんだぞ!」と分からせようとするのです。

【中学受験で決まる東大受験41】逆転合格したい方必見! 真の受験の天王山は、●●と●●。ここでスパートをかけよう! 東大・御三家中学・医学部受験者(現役・浪人・文系・理系問わず)必読!

ただし、怯える必要はありません。サピックスを例に取れば、地獄の8月マンスリーと言っても、算数では95点分、国語は90点分、理科は40点分、社会は55点分程度は確実に取れる問題を散りばめてくれています。500点満点を取る必要はありません。少し古いデータにはなりますが、6年生の8月マンスリー校舎別平均点をお知らせいたします。

https://docs.google.com/spreadsheets/u/0/d/1siZjCUlNTGJVuzuyEPPjr2oCmzpgvjgEs72_7VcDTiU/htmlview#gid=0

上記データのように最上位クラスα1の子でも350点です。150点は落としています。

一番大切なことは、何点ゲットしたかではなく、何点ポカミスをしたのか、本来取れたはずの問題を何点分落としたのかの分析にあります。つまりは、試験終了後の直し段階が「本当の勝負」なのです。

仮に、時間が足りなくて解ける問題を落としたというのであれば、どこで時間を浪費したのか、なぜにその問題に時間を要したのか、取れる問題を見極めてから解いたのかも分析です。

残り時間の使い方が適切だったかの分析も大切です。試験終了まで「残り5分」となったときに、新しい問題を解いて「新たな1点」を稼ぐより、既に解いた問題を万全にし「取れたと思った1点」を確実化する方が遥かに楽ですし、遥かに実戦的です。

また、夏休み前に打ち立てた目標はどれくらい完成しましたか。70%を超えて入れば良しとしますが、大半の方は5割もいっていないはずです。まずなすべきは、5割なら5割でやり遂げた目標部分を「完璧化」してください。その上で、やり残した分野のうち、志望校で頻出の分野を最優先で叩き潰してください。「選択」と「集中」がいま正に求められています。

入試は、目の色を変えて勉強し始めた人から受かっていきます。この理は、中学入試であろうが高校入試であろうが大学入試であろうが変わりありません。真理といってもよいものです。

頭が良いから受かるわけではありません。偏差値が高いから受かるわけではありません。辛く苦しい「ピーク」を如何に早く迎えられるかが上位校合格の鍵です。12月〜1月にピークを持っていっても間に合いません。他の子に「差」をつけられるわけがないからです。

最強のダークホースとして下克上を完成させたくば、直ちに
最大攻勢をかけましょう。そのためには、志望校の過去問を10年分分析することから始めてください。解けなくても構いません。配点、各科目の合格者平均点、問題数、頻出分野を知るためです。小4〜小5の方もぜひ早期に過去問研究をなさってください。「敵」を知らずして勉強したところで、それは受験戦略上「ムダな時間」と評価されます。電流分野が頻出なら、電流に多くの時間を割くべきです。諺や詩の知識が出ないのであれば、そこに暗記の時間を割くのはムダです。

9月からは学校が始まります。コロナで休校期間が延びたりオンライン対応が採られる学校や地域もあるでしょうが、基本的には9月から学校が始まります。夏休みのように丸一日勉強には費やせなくなります。

限られた時間と体力を、どの分野にどれだけ投下するかを見極めることが受験戦略上、最も重要です。拙稿 「合格の呼吸シリーズ」でも申し上げておりますので御一読いただけましたら幸いです。

https://exam-strategy.jp/archives/category/chie/kokyu

さらには、どうしたら合格するのかを考えるだけではなく、
「どうしたら落ちるのか」をブレインストーミング風にお子様と思いつく限り紙に書き出してください。それを壁に貼り、自戒とするのです。

いろいろ申し上げてしまいましたが、9月になすべきことは

① 過去問分析を通じ「敵」を知る

② 過去問分析を学習計画における優先分野確定に反映する

③ 目の色を変えて勉強する(学習のピークを持ってくる)

④ 夏休みの計画が終わらなかった人こそ9月に臥薪嘗胆

⑤ もし自信を失いかけていたら首都模試や育伸社模試など難易度の穏やかな模試で自信をつけさせる。

⑥ 土特や日特(SS特訓・NN特訓)がいま本当に必要か検討する

⑦ 「基礎に戻る勇気=合格力」なので5年テキストや市販の平易な参考書で基礎固めをする勇気を持つ

⑧「反復こそ絶対的正義」なので、重要事項をとにかく反復。筆者は143周をした。忘れることは罪ではなく、直ちに覚え直さないことが罪なのです。

⑨ 言われたことはすぐやる。私がアドバイスをしても直ちに実行できる人は1%です。行動開始までの時間「差」が合格可能性の「差」です。

⑩ どうしたら落ちるのかを紙に書き出し、壁に貼り、毎日音読。

以上の10カ条を厳守していただければ、必ずや飛躍の9月になりますこと、お約束いたします。

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