2021年東大日本史(第一問)入試問題の研究

講評

難易度 標準

嵯峨天皇(上皇)没後、摂関政治が敷かれるまでの過程を論じる問題。平安時代の藤原氏の摂関政治なんて小学生でも知っていることなので、テーマとしてはド定番
よって受験生が面食らうことはなかったでしょう。
他氏排斥、外戚戦略、摂政や関白などの基本キーワードの説明をしながら、格式追加や大学別曹など少し馴染みのないものを絡めて考察する問題でした。
内容が定番なので思考の時間もそれほど多くならないことと、字数が5行なので長くないことから、記述量、思考量、難易度ともに標準かやや易レベルかなと思います。

類題としては、1995年の第1問などでしょうか。

当日解いた所感

第一問から、いきなり超ド定番!

難易度 やや易~標準

「平安時代になって、藤原氏が実権を握っていくまでの流れを書きなさい」というような問題。
この第1問が一番、時事っぽい問題かなと思います。

この間行われた譲位に絡めていますね。
要するに、「皇位継承をめぐる争いやクーデターは無くなりました。なぜでしょう」という問題です。

この時事である譲位に絡めた問題は出るだろうと予想がしやすかったところ、出てきたという感じです。

藤原氏の他氏排斥や外戚戦略、摂関政治などを問われているフツーの問題でした。

なお、なんで嵯峨天皇などの平安時代が大事かを説明しますと、
嵯峨天皇が初めて「上皇」を名乗っています。
それまでは「太政天皇」だったのだけど、へりくだって「私なんで上皇でいいですよ」と。

それまでも譲位はあったけれど、譲位が慣習化、常套化したのは平安時代が顕著かなと思います。

とてもわかりやすい問題でした。

再現答案と得点開示を分析して気づいたこと

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