東大英語 第1問A(英文要約)制覇の極意(2023年実況中継)【総論後半】
(編集部注)こちらの記事の内容は映像授業【東大英語 第1問A 英文要約】にも含まれております。より本格的に 第1問A(英文要約)対策をしたい方には、映像授業をオススメします。
このページは【総論後半】です。
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東大英語 第1問A(英文要約)制覇の極意(2023年実況中継)【総論前半】
目次
1A英文要約の典型的な段落構造と2023年度入試問題
東京大学英語1A英文要約の過去問を60年分以上分析してみると、大まか以下のような関係性が段落相互間にみられることがわかります。
このような主たる段落構造を頭にインプットしていると、読解に際して論理展開を追いやすくなるメリットがあります。
ただし、ここ最近の東大1Aでは、このような綺麗な段落構造がなされていないケースも見受けられるので、あくまで、後述する「一言要約訓練」を日頃から実践するように心がけてください。
なお、各段落におけるKey sentence(要約文に盛り込みたい重要な文)をビジュアル化したシートを映像授業の受講者に差し上げておりますので、ぜひ復習の一助になさってください。
(基本パターンその1)対立構造
これはイメージしやすいと思います。
とある問題点や議題について、相対する二つ以上の意見を闘わせる文構造です。
対立だけで終わらせているのか、最後にやはり、●●の見解が優れていると断定しているのかは見極めたいところです。
このような文章の要約に際しては、基本的に逆接の接続詞などを用いて相対する両論を併記することが第一選択になるでしょう。