2018年東大文系数学(第2問)入試問題の解答(答案例)・解説(連続数と離散数、反復試行の最大値、コンビネーションなど)
目次
2018年 東大文系数学 第2問の解説(連続数と離散数、反復試行の最大値、コンビネーションなど)
解かずに分析 わからない時こそ「ググる」解法
反復試行の最大値・最小値の問題
an/an-1(と同じ主張の、Pk+1/Pkが登場しているのが分かりますか? この問題を踏まえていると解ける問題でした。
連続数と離散数
この問題を連想できるようになる前に、一つ概念を知って下さい。 「離散数」と「連続数」という概念があります。 離散数というのは隙間がある数字のこと、一方で連続数というのは隙間がない数字のことです。 離散数の代表は、整数や自然数です。 1と2の間に、整数があるでしょうか?ありません。1の次は2です。 しかし、実数だったらどうでしょう? 1と2の間には1.5や1.3があります。1と1.3の間にも1.2があります。 このように、どんな2つの数を選んでも、必ず間に数字があるのが、連続数です。 単元で言うと、1次関数、2次関数、三角関数などの関数の分野は、扱う数が連続数(隙間がない)です。 一方で、整数や数列(の項数)などは、離散数(隙間のある)です。
離散数の最大最小問題
そして、一般に最大最小問題というのは、連続数に対して応えさせることが多いのです。 連続数はグラフを描くことが出来ます。 3次関数(理系なら、三角関数や指数関数、対数関数)は微分すればグラフの増減が求められるのです。 しかし、数列や整数の最大最小問題は、ちょっと違った解法になります。 先ほど、反復試行のの最大値・最小値の問題をお見せしましたが、他にもこんな典型問題があります。
(1)と(2)誘導の見極め
まとめ
敬天塾作成の解説
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