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2013年 東大英語 1-A要約【抽象と具体、理系実験の処理、注目表現】

受験生の皆様。

いかがお過ごしでしょうか?

今回も、私の主宰する東大合格塾の実施内容をご紹介しようと思います。

ここでご紹介できるのも、ほんの一部なんですが、何しろブログに書こうとすると手間がかかりすぎて、選ばないと書けないのです。

本当は書きたい事がたくさんあるのですが、時間は有限ですねぇ。センター試験まであと4ヶ月です。

どうぞ、悔いの残らないよう。

 

英語要約は難しい!?

東大英語の初っ端。

受験生の多くが苦手とする、要約問題ですが、満を持して書こうと思います。

こちらのページでも書きましたが、私の主宰する塾では、過去問分析を非常に重視しています。日本中探しても、ここまで特化して行う塾は他にはないだろうと思うほど。

 

そもそも、英語の要約問題が難しいことは分かってました。

読解をしようシリーズでも書いているのですが、要約というのは、レベル4の話です。

しかも、日本語ではなく、英語で。

普通の英語の授業では、レベル1や2で終わっている所、レベル4の領域をいきなり求められるので、訓練不足になるのは当然。

文全体の構造を読み取るのも、段落の構造を読み取るのも、ほとんど教わりませんから、仕方ないのです。

 

但し、分析することで、解答の手順は限りなく集約出来ます。

今回は、最も典型的であろう、2013年の英語要約の問題を取り上げてみましょう。

 

英文全体の構造を掴もう

では、英文の紹介です。

これが、2013年の東大英語の要約問題の英文本体です。

 

文章は、パット見で濃淡が分かりません。

どこが大事な文章なのか、読んでみなければ分からない。

そこが面白いと言えば面白いんですけど、受験生としてはスピーディに知りたい所。

 

ということで、私が提唱しているのが、レベル3やレベル4の把握の話です。

言い換えれば、段落構造の把握と、文章構造の把握です。

わかり易く色分けしてみました。

 

赤い所は、比較的重要度が高いポイント

青い所は、注目すべき表現

緑の所は、具体例です。

 

文章っていうのは、意味もなく文字を並べるのではなくて、筆者が意図的に並べるものです。

ルールもあるし、典型パターンもあります。

そのパターンをいくつか知っているだけで、文章の予測も出来ますし、論理展開も簡単。

一本の記事ですから、全て語ることは出来ませんが、簡単に解説していきましょう。

 

抽象と具体

読解をしようシリーズでも登場予定なのですが、先にこちらで。

論理的な文章は、抽象表現と具体表現が交互に登場しながら進みます。

 

抽象表現には、筆者の主張や意図が含まれることが多く、

具体表現は、説得力を持たせ、読者にイメージさせることを目的に用います。つまり、

要約の場合は、具体表現は捨てて、抽象表現を拾うことが、主な方針になります。

 

先ほどの図をもう一度ご覧ください。

文章の真ん中に、大きな緑の枠(具体表現)があると思います。

今回の話は、理系の実験の話です。

実験というのは、何か法則や結論を導くために行われるものですから、具体例に当たります。

大切なのは、その前後の抽象表現。

つまり赤い所です。

 

今回は、の枠のすぐ直後に、い枠で、This suggest that とありますね。実験の結果を要約してくれているので、ここが最も大切な部分になります。

直後の抽象表現(赤い枠)を見てみると、これまでの実験内容をまとめたcomplexという単語が見えます。

これが最重要単語です。

 

要するに、「蜘蛛の糸は複雑(complex)だから強い」と言いたい文章だと分かります。

 

序盤のnot just に注目

どこが抽象表現で、どこが具体表現なのかを見極めるのに、注目すると良い表現があります。

今回は青枠で囲んでおきましたのでご覧ください。

まず初めの段落に、not just が見えます。

表論文は、通説とは違う事を言うのが目的なので、序盤で登場するnot just は非常に重要です。

「通説ではこうだけど、じつはそれだけじゃないよ」

と言いたいわけですから、当たり前ですね。

じゃあ何が言いたいのか??と考えて、読み進めると、すぐに実験の話が始まりますので、しばらく結論はお預けです。

〇〇saysに注目

実験が始まったら、手順と結果が書かれます。

手順は、細かい実験の進め方ですから、読み込んだ方が理解は増しますが、大切なのは結果の方

しかし英語では単純に「結果は~だった」と書かずに、教授の言葉を引用することが多いですね。

 

今回も、He now says や、they found that Buehler says などが登場します。

この直後には文章の主題に近いことが登場しがちです。

 

今回の文章は、そもそも実験の中身の話なので、具体例の一部の扱いになり、重要度は低くなりますが、指定の字数が余りそうなら、盛り込みたい部分。

但し、単に発言しただけの場合と、確信めいたことを言っている場合がありますので、少し注意しておいた方が良いですね。

文章末のFor exampleは注意

文書の最後の方に、For example が登場します。

先ほど書いたとおり、具体例は重要度が低く解答に使わないことが普通なのですが、今回は事情が違います。

 

この文章は、具体例で終了している文章だからです。

文章の最後には、耐震構造の話と、ネットワークの安全性の話が登場します。

 

文章全体では、蜘蛛の巣の構造の話をしていたように見えますが、実は筆者の主張は耐震構造やネットワークの安全性を訴える方に力点が置かれていると考える方が良いでしょう。

 

いや、むしろ、耐震構造やネットワークへ応用が出来ると言いたいがために、蜘蛛の巣の例を引っ張って来た可能性すら、ある程度高いと思います。

 

また理系の実験というのは、理論の発展だけでなく、実生活への応用も大切な要素です。基礎科学と応用科学という言葉がありますが、今はどのゆに実生活に応用するかも大切な科学の要素になっています。

 

解答の作り方

ということで、解答の作り方です。

先ほどから何度か貼り付けている、この画像の赤い部分をまとめるのが、主な方針です。

但し、最も大切なのは、大きな緑枠の直後の赤い枠の中のcomplexです。

緑枠の中の赤い枠は、字数に余りがあれば入れたいですが、時間がなければ入れなくても構わない。

最後の耐震構造とネットワークの安全性は盛り込みたい所ですね。

 

各社の解答比較

最後に贅沢に、各社の解答比較をしてみましょう。

我が東大塾では、これを恒例にしています。理系科目ならまだしも、文系科目は別解が存在するのが普通。

だから、一社に偏ったり、一人の先生に偏ったりして、解答を考察するのを避けています。

 

私の解答や指示も、絶対視してはならないし、誰がどういう事を言っているかを把握するのが文章を読むという事です。

ということで、なるべく多くの解答に触れましょう。

予備校各社の解答例はこちらです。

 

河合塾

クモの巣は丈夫で複雑な性質の素材からなり、局所的に破損しても全体は機能し続けるという強靭な構造を持つ。この原理は耐震建築や通信網の安全性向上に応用しうる。

東進

蜘蛛の巣は強靭だが、これはクモの糸の構造や性質が複雑で巣に力が加わっても損傷が部分的で済むからだ。この原理は構造物設計やネットワークシステム設計に利用出来る。

教学社(25か年)

クモの巣が丈夫なのは、素材の硬さが変化することで破損が局所に限定されるからである。この原理は耐震建築や、情報通信網の安全性向上にも応用可能であろう。

 

 

各社へのコメントまで書くとキリがないので控えますが、こうして比較してみると、見えてくるものが広がりますね。

ということで、皆さんの勉強の参考にして下さい。

 

要約の解説、好評なら続けようと思います。

いいねやシェア、コメントなどお願いします!

 

 

 

 

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次回はどういうのをやろうか。

 

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歯みがき大好きな赤ちゃん

歯みがき大好きな赤ちゃん

うちの甥っ子ちゃんが歯みがきを嫌がっていて、いつも姉が苦労しているのを見ていました。
なので、うちの子は歯みがき嫌いな子にならないで欲しいなーと思い、いろんな工夫を重ねました。
すると、歯みがき大好きな子になりました☆

子育て中の方の参考になるかもしれないので、工夫したことを記事にまとめてみます。
「歯みがき大好きな赤ちゃん」の続きを読む…

東大生のお母様インタビュー

んちゃ!

(初節句のお祝いの写真です。たまには親子3人の写真を嫁ブログにも載せてみます☆)

東大に合格した塾生のお母様が、ご挨拶に来てくださいました。
せっかくなので、「どうしたらお子さんのような方に育ちますか?」と質問させていただきました♫

特に大事にされたのが3つ。

(1)絵本の読み聞かせ
お腹に宿っている時から小学校に入るまで、たくさん読み聞かせていたそうです。
特に名作(出版年が古く増刷を繰り返されている本)は一冊残らず読んであげたそうです!!
おかげで小学生になったら年300冊読む読書好きになり、読解力や速読で悩んだことが無いそうです。

図書館通い、頑張ろっと♫

(2)唱歌
昔ながらの唱歌をたくさん歌ってあげたそうです。

真似して早速、唱歌メドレーを聞いて歌ってみました。すると「夏は来ぬ」などの古語が普通に入ってるし、575や77のリズムになっている歌詞もありました♫
古典を学んだ時に「あ、感覚としてわかる」ってなりそうですね^ ^

(3)ピアノ
4歳くらいからずっと習わせたそうです。
図書館の張り紙で見つけた先生に体験に行ったところ、その先生のピアノの音色にとても感動的して、「この先生の音色を聴いて育って欲しい」と思って通わせたそうです。

素敵なエピソードですよね^ ^
私も自分の直感を信じて先生を選びたいな。

本人も「ピアノをやっていて良かった」と仰っていました。なぜなら、小学生の頃から、コンクールで「本番」を体験できたからだそうです。
本番に向けての猛特訓、
前日や当日の舞台袖での緊張感、
そして始まると誰にも頼れない状況。
さらに一瞬の本番勝負で結果が出るという現実。
ストイックにがんばる精神が鍛えられたそうです。

うちの主人もピアノを習っていまして、学校行事で校歌を演奏していたそうです。
しかも東大の友人はピアノを弾ける人がかなり多いそうです。ちょっと弾けるではなく、結構弾ける人が多いそうです。

いろいろ教えてくださった後、お母様は「話半分で聞いておいてね」と仰っていました。
その一言に、さらに素敵な方だなぁと惚れ惚れしました\(//∇//)\

主人もよく、「アドバイスを受けた時は訓詁学(くんこがく)にならないように」と言います。
訓詁学になるというのは表面的・部分的な文字に執着して真似ること。
逆に、本質的・全体的に考えて、思考すると良いでしょうね。

どう思考すれば良いかというと、参考になる本がありますよ。
平井基之著の『ビジネスで差がつく論理アタマのつくり方』(ダイヤモンド社)です。

なんちゃって。宣伝を挟んでしまいました(笑)。

それにしても、東大生の親御さんとお話できるのは、平井の東大合格塾(敬天塾)の嫁の役得ですね♫
ありがたや〜╰(*´︶`*)╯♡

「お正月」の由来

んちゃ!

区民ひろばで落語を開催してくださいました。
そこの冒頭にあった「お正月」の由来の話が面白かったので書きます。

そもそも、「お正月」ってどういう意味なんでしょうね?
他の11ヶ月は正しくない月というわけでもないでしょうし。

年末はお寺の和尚(おしょう)さんも忙しくて、走り回っています。
実は年始も忙しくて、同じように走り回っています。

すると、ある和尚さんは走って転んでしまいました。
しかも音を立てて転んだんです。

ガツーン!と。

それで、「和尚ガツーン」
、、、「おしょうがつ」

なんて学説もあるそうです。

さらにそこに、「大丈夫かぁ?」と
別の和尚さんが駆け付けました。

それで、「和尚がTWO✌️」
、、、「おしょうがつ」

という学説もあるそうです。

ちなみに学説と言っても学者の説ではなく、楽屋の説です(笑)。

ちゃんちゃん♫

譲歩構文をマスターしよう!

復活宣言をしたので、シリーズものも更新します。

まずは、「読解をしようシリーズ」から。

 

文章構造の4レベル

まずは、前回までのおさらいです。

文章構造には4レベルあります。

 

レベル1:文字(letter)が組み合わさって、単語(word)になる
レベル2:単語(word)が組み合わさって、文(sentence)になる

レベル3:文(sentence)が組み合わさって、段落(paragraph)になる

レベル4:段落(paragraph)が組み合わさって、文章(article)になる

 

レベル1は単語の習得。簡単に言えば、「単語帳でやっておけ」の世界です。

しかし、単語の覚え方って、意外に身に付いていない人が多いです。英語のスペルと日本語を対応ばかりさせている人、要注意!

このレベルの話はこちら(なぜ単語暗記が苦痛なのか? )へ

 

レベル2は、受験英語の勉強のメイン!授業のほとんどが、このレベルの解説です。

つまり我々は、一文が読めるようになる方法を6年間訓練している、と言い変えられます。

このレベルの話は、様々な先生が、様々語ってらっしゃいますから、私は多くは触れませんが、前回の記事(区切る勉強から脱却して、まとめる勉強へ移行しよう! )で少し触れています。

 

ちなみに、レベル2を勉強することは、悪いことではないにしろ、レベル1とか3、4は放置して良いの?

というのが、このブログのスタンスです。

 

段落の構成を学ぼう!

では、今日はレベル3の続き。

文の組み合わせで段落を作るレベルの話を進めます。

 

あまり教えられることが少ないかもしれませんが、段落の構成にもパターンがあります。

ある程度、型やパターンが存在していて、そこからあまり大きく逸脱しないのが普通。特に表論文はコテコテのものが多いです。

 

だから、典型パターンを知っているだけで、深く読むべき場所や、ポイントが書かれている場所が、手に取るように分かります。

前回は、抽象と具体の話をやりました(抽象と具体を見極めて、読解力を高めよう!

が今日は譲歩構文へ。

 

譲歩→逆接→主張の構文を理解しよう

これも、ちょっと勉強すれば、誰でも言ってることなんですが、それでも知らない人がたくさんいます。

まず、「譲歩」という言葉を知らなかったり。

 

譲歩というのは、相手の意見に同調することです。

「歩を譲る」と書くわけですから、相手の立場に一歩近づくようなイメージがあればわかり易いかもしれません。

 

譲歩の後は「逆接」、つまり「しかし」や「だが」などで、繋ぎます。

そして最後に自分の「主張」を展開するという、評論の仕方です。

 

自分と対立する意見を、自分の土俵の上に持ち込み、その上でバッサリ切り捨てるという、

非常に攻撃的な論法です。

 

ものは試し。このように使います。

確かに今ならあなたの言っていることは、その通りかもしれないけど

10年後には通用しないと思うよ。

 

赤い部分が、譲歩構文を見抜くための表現です。

「確かに」や「もちろん」、「なるほど」、「かもしれない」などを見たら、譲歩が始める可能性が高くなります。

 

青い部分が、相手の意見を一度認めてる部分(譲歩している部分)です。

 

緑の部分が、自分の意見を展開している場所ですね。筆者の主張がここに来ます

 

入試での登場の仕方に注目しよう

それでは、これまた典型的な譲歩構文が登場するので、

(非常に解説しやすい)2017年のセンター現代文の問題をご覧ください。

 

 

第10段落の、ページの切れ目の辺りに赤い枠が見えますでしょうか?

「確かに」と「しかし」で繋がれた、典型的な譲歩構文があります。

 

細かくは、ぜひご自身で読んでほしいのですが、簡単に言うと、

 

確かに(譲歩)

科学が引き起こす問題を処理するために、科学者は一般人に対して、科学の知識を付けさせようとするが、(譲歩の内容)

しかし(逆接)

問題の処理には専門家が必ず付いてくるし、専門家の間で決着を付ける時にも、科学の知識でなく、政治家やメディアとの関係で処理することが多い。だから、科学の知識を一般人が付けることは大切とは言い切れない。(主張)

 

というような感じ。

科学批判の文章ですから、そういう方向の文章になっています。

 

まとめ

さて、これで前回の記事と合わせて、2大文章構造を扱いました。

抽象と具体の関係、譲歩構文を見抜けるようになると、文章の読み方グッとうまくなります。であれば、当然点数にも結び付きます。

ブログなので、私がその場で言葉を足しながら解説をすることが出来ないのですが、基礎はキチッと押さえて書いていると思いますので、どうぞ何度もお読みくださいませ。

 

 

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センター数学の時間短縮の7箇条!

センター数学で、時間を短縮する方法!

昨日の続きです。

昨日は、そもそもの時間の使い方の話。

解ける問題だからといって、すぐに飛びついてはいけない!という話でした。

 

今日は、具体的に時間を短縮する話です。

下の図をご覧ください。

これは、僕が2年くらい前に、東大受験にチャレンジしていた頃のものです。

1月に入り、センター試験直前。

Z会出版のセンターパックを解いたものですね。

 

時間短縮のポイントをいくつか解説します。

 

①図は適当に!

見てお分かりの通り、この問題は数学Ⅰの三角比の問題です。

しかし、面白いのは問題の設定。

三角形の辺の長さが、始めに与えられていません。

ということで、僕は問題用紙の上の方に、適当に図を描いています。

 

図を丁寧に描いた方が良いのは当たり前。

しかし、丁寧に何度も書き直して数分もロスしてしまうのは、無駄でしかありません。

図を丁寧に描くのは、解ける確率を上げるためですから、

「適当に描いて、解けなくなったら丁寧に描きなおす」ので良いでしょう。

必ず丁寧に描けば良いというわけではありません。

 

②図は曲線から描き、点や直線は後回し

図をキレイに書くコツは、曲線から描くことです。

 

3点を通る円を描くと、ひん曲がった円になってしまいますが、円を描いた後に3点を取るのは簡単です。

接線を引いてから、せっする放物線を描くよりも、放物線を描いてから直線を引く方が簡単です。

 

問題文を読むと、直線のあとに曲線が登場しているような場合でも、曲線を先に書き、後で点や直線を描いた方がキレイになります。

 

①で「図は適当に」と書きましたが、別に汚くて良いと言っているわけではありません。

時間も短くして、ある程度妥当な図を描くことがポイントです。

 

ちなみに、僕の答案を見ても分かる通り、あとで円を何度か書き直してますね。

後で曲線を描くのは難しいわけです。

また、解けているから良いのですが、解けなくなったら別の場所に図を描きなおすでしょうね。

解けているうちは、それよりキレイな図を描く必要はありません。

 

③計算スペースと、保存スペースを分ける

センター数学では、計算量が多くなり、紙が真っ黒になるまで計算式が残ってしまうこともしばしば。

どこに何を書いたか、分からなくなってしまいます。

 

ちょっと脱線しますが、人生80年のうち、かなりの割合が「何かを探している時間」だそうです。

睡眠、食事、仕事などの時間が多くなるのは予想出来ますが、「探し物」の時間が多いとは意外な結果。

 

しかし考えてみれば、仕事中も「探し物」の時間は多いものです。

「あのファイルどこにいったっけな?」

「あの書類どこだっけ?」

と、ハマると数時間抜け出せなくなります。

 

勉強中でも、教科書や参考書を探す時間が結構多いはず。

また、忘れかけている知識を、頭の中から探し出す時間も結構多いと思います。

 

センター数学でも同様。

ABの長さはいくつだっけ?

anの一般項は、どこに書いたっけ?

など、探し出すのに手間がかかるのは、非常に時間がもったいない。

 

ということで、私は個人的に「問題用紙の上数cmは、保存用スペース」と決めています。

上の数cmには、計算は一切行わない。

その代わり、誘導に乗りながら求めた値を、まとめて書いておく「閲覧用」のスペースにしています。

 

逆に、それ以外の部分は計算用。

ある程度ゴチャゴチャしても気にしない。ドンドン計算します。

これで、無駄な「探し物」の時間が短縮できます。

 

④途中式を省く

これは、微妙な力加減が必要なので、注意!

僕の答案を見て下さい。

途中式がたくさん省略されているのが、お判りでしょうか?

三角関数の公式、正弦定理、余弦定理、面積公式などを、途中で使っているのですが、いきなり数値を代入して記述しています。

 

学校では「途中式をちゃんと書きなさい」と指導されると思いますが、実はレベルの低い指導です。

ほとんどの生徒が、途中式をちゃんと書かずに、ミスを連発するから、1対多の授業ではどうしても「途中式をちゃんと書きなさい」となります。

しかし、ミスなく計算出来るようになったら、次は時間短縮の訓練をするのがポイントです。

 

その際、途中式を書きすぎないのが、一つの手段になります。

当然、ミスを誘発する危険性があるので、注意力とのバランスが大事なのですが、ミスせずスピーディに計算出来る方法を身に付けると良いでしょう。

 

⑤楽な計算方法は、ドンドン使う

 

公式とは何でしょうか?

 

①問題が登場

②考える

③答えが出る

 

の3STEPがあったとしたら、②をすっ飛ばして、考えずにいきなり答えを出すものが「公式」です。

だから、当然使えるようにしておいて困る事はない。

三角比の単元だと、ヘロンの公式が有名です。

 

しかし、計算が遅い生徒ほど、新しい公式を覚えるのを嫌がるような気がします。

確かにたくさん覚えるのは大変ですが、早く正確に計算出来るので、出来れば覚えたい所。

 

こんど発売される本にも書いたのですが、今までの方法にしがみついて、新しい方法に手を出せない人は二流です。

常に、過去の自分を超える努力をしましょう。

 

⑥書くスピードはゆっくりで良い

時間を短縮しようとすると、文字を書くスピードを上げる生徒がいますが、これは大体失敗します。

文字を早くかくと、字が汚くなります。

また、焦ります。

 

人間の心理というのは面白いもので、心と体は表裏一体です。

悲しくなる(心)と、涙が出る(体)ように、心が体を決定することがありますが、逆もあり得るのです。

 

楽しそうな動きをしている人は、心も楽しくなる。

悲しそうな動きをしている人は、心も悲しくなる。

心が弱っていると、病気しやすくなる。

 

病は気から、というのは本当の用です。

 

文字を焦って書くと、心も焦ります。焦るとミスが増えます。

だから、出来ればいつもと同じスピードで解くほうが良いでしょう。

⑦手を止める時間をゼロにする

では、ゆっくり書く代わりに削れる時間は何かというと、考える時間です。

昨日の記事でも書きましたが、センター試験では「時間をかけずに解ける問題」を優先するのが最大のポイントです。

 

時間をかけて解ける問題は罠。

つまり、手を止めて「どうやって解くんだろう」と考える時間を、ゼロにするということです。

 

だから、センター試験では、ずっと手が動きつづけているはずです。

手を止めて考える時間は、なるべく取らない。

手を動かし続けている限り、文字をゆっくり書いていても、かなり時間短縮されるでしょう。

 

 

以上、センター数学の時間短縮の7箇条でした。

簡単なポイントばかりですが、効果的なものばかり。

ぜひ、試してみて下さい。

 

そして、さらに計算スピードを上げたい方は、来週木曜発売の拙著の第4章でも、書いています。

計算スピードを上げるための基礎を、しっかり書いていますので、どうぞご覧くださいませ。

 

 

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センター試験で時間が足りない人へ。1分も勉強しなくても、成績が上がる方法など。

センターは時間勝負だ!

センター試験まで、残り約1ヶ月あまり。(2017/12/06現在)

そして、ご存知の通りセンター試験は、時間勝負!

「時間が足りない~~」と困っている方も多いはず。

ということで、今日はセンター数学の時間を短縮する方法について書いてみようと思います。

 

落としてはならない城がある!

ほとんどの人が陥っているのが、これ。

落とせるからと言っても、落としてはならない城があるのです。

いいかえれば、解けるからといって、解いてはならない問題があるのです。

 

例えば、このページの最後の問題。

(2017年センター試験の数学ⅡBより)

 

スセ の解答欄を見てもらえば、解かなくても分かりますが、(等差数列)×(等比数列)の形になっています。

そして、その和を取るのが最後の問題。

 

(等差数列)×(等比数列)の和 の計算は、教科書でも扱う基本問題ではありますが、

計算がメチャクチャ面倒なことで有名です。

 

「計算が面倒」を言い換えると、「時間がかかる割に、正答率が低い」ということ。

ついでに言うと、センター数学は問題数が多いので、配点も全て低め。

上の問題で言うと、ソタチツで2点、テトナで1点です。

 

こういう問題は、解いてはならない問題です。

 

解けない問題に時間をかけるな!

もう少し詳しく解説しましょう。

テストの問題は、4つに分類されます。

 

 

このうち、最も優先して解くべき問題は、②の「時間がかからず、解ける問題」です。

そして、2番目に優先すべき問題は、①の「時間がかかって、解ける問題」と言えるでしょう。

※わかり易く色分けして進めます。

③と④は、どちらも解けない問題なのですから、時間をかけるだけ無駄。一切無視して進めるのが良い作戦です。

 

ということで、まずは

解けない問題に時間をかけるな!

というポイントを押さえましょう。

 

コテコテな罠に引っかかるな

そして、もったいないのは、最も優先すべき②の問題を残すことです。

私の経験上、答案を見せてもらうと、かなりの生徒が5~10点損をしています。

 

この原因は、大抵が①の問題ばかりに取り組んでいること。

「あ、解けそうだ!」、と思って、計算の面倒な問題に取り組んでいると、時間がかかってしまい、優先すべき問題が残ってしまいます。

つまり、解き方が有名で、かつ計算量が多い問題はワナなのです。

 

先ほどの4分類で言えば、①の問題ですね。

時間をかければ解けるかもしれないけど、すぐに取り組むべきかどうかは、別問題です。

目先に飛び込むエサに飛びついていると、バカを見ます。

 

私には、こんな風に見えます。

 

これくらい、コテコテの罠。

客観的にみれば、ワナだと明らかなのに、エサばかりに目が行って失敗しているだけです。

もう少し冷静になると良いのでは、と思います。

 

問題は飛ばせば飛ばすほど、得点が上がる。

では、どうすれば良いかというと、単純。

飛ばせば良いのです。

 

①の問題を全て飛ばして、②の問題に全て手を付ける。

これさえ実行すれば、1分も勉強しなくても、点数が上がります。

優先すべき問題を優先し、優先順位の低い問題を残すのだから、当然です。

 

時間配分を考えて解け、と言われますが、具体的にどう時間を使ったら良いか習うことは少ないでしょう。

細かく言えば色々あるのですが、簡単にいうと、これだけ。

①の問題は、②の問題に全て手を付けたあとに、振り返って取り組めば良いんです。

 

 

ということで、今日はセンター試験の時間配分についてでした

点数を取ることばかり考えず、敢えて捨てる作戦もある得るのです。

 

 

 

 

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抽象と具体を見極めて、読解力を高めよう!

シリーズ一覧はこちら

前回の記事(区切る勉強から脱却して、まとめる勉強へ移行しよう! )はこちら

 

文章構造の4レベル

まずは、前回までのおさらいです。

文章構造には4レベルあります。

 

レベル1:文字(letter)が組み合わさって、単語(word)になる
レベル2:単語(word)が組み合わさって、文(sentence)になる

レベル3:文(sentence)が組み合わさって、段落(paragraph)になる

レベル4:段落(paragraph)が組み合わさって、文章(article)になる

 

レベル1は単語の習得。簡単に言えば、「単語帳でやっておけ」の世界です。多少は学校で方法論の解説があるでしょうが、基本は自学自習がメインになるはずです。

くわしくはこちら(なぜ単語暗記が苦痛なのか? )へ

 

レベル2は、受験英語の勉強のメイン!授業のほとんどが、このレベルの解説です。

つまり我々は、一文が読めるようになる方法を6年間訓練している、と言い変えられます。

このレベルの話は、様々な先生が、様々語ってらっしゃいますから、私はあえて触れません。

一応、前回の記事(区切る勉強から脱却して、まとめる勉強へ移行しよう! )で書いてますので、よかったらご覧ください。

 

ちなみに、レベル2を勉強することは、悪いことではありませんが、レベル1とか3、4は放置して良いの?

というのが、このブログのスタンスです。

 

段落の構成を学ぼう!

では、今日はレベル3に行こうと思います。

レベル3は、文の組み合わせで段落を作るレベルの話です。

 

あまり教えられることが少ないかもしれませんが、段落の構成にもパターンがあります。

文章を書くのは、高度な技術が必要で、職人技のような素人からは分からない領域のものだと思われているかもしれませんが、そうではありません。

(と、私が言える立場ではないかもしれませんが)

 

ある程度、型やパターンが存在していて、そこから大きく逸脱しないように書かれていることが多いです。

だから、パターンを知っているだけで、深く読むべき場所や、ポイントが書かれている場所が、読まずとも分かってしまいます。

今日は、その1つを扱います

 

(抽象)→(具体)→(抽象)の関係を知ろう!

もう世間で説明し尽くされた話ではありますが、まだまだ浸透していないので、私も解説にチャレンジしてみようと思います。

 

では内容に入りますが、文章は抽象→具体→抽象の順が1セットになって書かれることが非常に多いです。(評論文では)

但し、必ず登場するかどうかは分からず省略されることがありますから、(抽象)→(具体)→(抽象)とカッコを付けておきますが。

 

面白いので、「サンドイッチの法則」とでも名前を付けておきましょうか。

真ん中が、具(体)ですし。

 

 

そして、抽象の部分と、具体の部分に特徴があります。

 

抽象の部分には、筆者の主張や結論が登場します。法則や性質、まとめ、主題と言い換えても良いかもしれません。

また具体の部分に比べて意味が分からないことが多く、一読しただけでは意味が取れないこともあります。

 

具体はその逆。

読者がイメージしやすい内容を書き、読者に納得をさせ、筆者の主張の説得力を高める働きが主です。結論や主張、法則などは登場しないのが普通です。

 

この2つの内容を、抽象→具体→抽象とサンドイッチにして文を書く事により、読者を説得させようとします。

 

センター2017本試で確認しよう!

それでは、抽象→具体→抽象の関係を、このブログでお馴染み2017年センター試験の第1問で解説しましょう。

(この問題、ホント解説するのに便利だわ)

 

 

画像の赤で囲まれたところが抽象青で囲まれた部分が具体です。

 

文頭の抽象表現

まず文頭に抽象表現が来ています。

「現代社会は科学技術に依存した社会である。」という内容です。

 

本ブログでは、精読と読解を使い分けて説明しています。

文字に書かれている事を読み取るのが、精読。

文字に書かれていないことを読み取るのが、読解。

です。(詳しくはここを参照

 

この文頭の一文。精読は可能です。

現代社会が、科学技術に依存していると書いてあるんだから、そういうことが言いたいんでしょう。

しかし、何のことを言いたいのか、よく分かりません。

それでOK。なぜなら具体的な話が一切出ていないからです。

よって、ふーん、と思ってスルーすれば良し。あまり気にしなくて良いでしょう。

 

初級者はここまでで良いですが、中級者ならばあと2つ、上級者のためにさらに1つ追加しましょう。

 

中級者のためのポイント(文頭の抽象表現、悪口言葉と誉め言葉)

まず中級者のための一つ目ですが、文頭の一発目に抽象表現を書き、読者に意味を分からせないというのは、書き手の技術です。

「何言ってるの?意味分からない?」

と思わせて、読者の興味を引くと言う、コテコテの技法があります。

だから、分からなくても特に気にしなくてOKです。

 

二つ目は、誉め言葉と悪口言葉を見つけるというもの。

実は既にこちらの記事で書きましたが、書き手は敵と味方、好き嫌いを分けて書きます。

今回であれば、

「現代社会は科学技術に依存した社会である。」

の一文だけで、筆者が科学技術に肯定的なのか否定的なのか、分かってしまいます。

注目する単語は、「依存」。

 

「依存」は原則として、私の主宰する塾では悪口言葉認定しています。

あまり良い意味では使われない単語だからです。

もし筆者が科学技術が好きならば、

「現代社会は科学技術のお蔭で成り立っている社会である。」

とでも書けば良いわけです。

ということで、科学批判の文章なんだろうな~というのが分かります。

 

上級者のためのポイント(日本史や思想史を踏まえる)

上級者のためのポイントとしては、日本史や世界史、倫理や政治経済の学問を踏まえて文章を読むということでしょう。

詳しく書くと、とんでもない量になるのでちょっとだけしか書けませんが、歴史的な背景から、国語の現代文では科学技術に対して批判的な立場の文章しか掲載されません。

(絶対とは言い切れないのですが、確率としては非常に高い)

 

単純に分けられないのですが、左と右で言えば、右寄りな文章は登場せず、左寄りな文章ばかり。保守的な文章は見かけず、革新的な文章が多いです。

 

そういう、学者や評論家の方々の考え方やトレンド、背景にある歴史的な事実と解釈を踏まえて文章を読むと、文章を読まなくても主張が掴めてしまいます。

 

物凄く簡単に言えば、「どうせ科学をテーマにした話だったら、こういう結論になるんでしょ」

というのを知ってしまっている、ということです。

これが上級者のポイント

 

ということで、本当は画像の全体を解説したかったんですが、字数も時間もオーバーしてしまったので、今日はたった一文で終了(笑)

ま、本来文章って、そうやってスローリーディングするものなんですけどね。

 

20分で、こんな長文読んで、問題に答えられるかい!!

というツッコミをしても、世界は何も変わらないのかもしれませんが、どうかそういう読み方もあるのを知ってほしいと思います。

では、次回からは、抽象と具体の話の続きへ。

 

 

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【世界一早い東大模試解説】2017夏 駿台実戦 文系数学の作戦

2017夏 駿台模試

4問を並べて作戦を考えよう!

昨日に引き続き、東大模試の作戦考察をしましょう。

昨日も書きましたが、簡単に趣旨だけ。

いつも一問ずつ復習して、解説を聞くことはありますが、入試を攻略しようとしたら、一年分の問題全体でバランスを考えなければなりません。

 

試験開始の合図の直後、問題の初対面の状態から、どう考えて、どう時間を使えば点数が最大化されるか、考えてみましょう。

 

それぞれ一問ずつの解説記事は下のリンクから見れます。

【世界一早い東大模試解説】2017夏 駿台実戦 文系第1問

【世界一早い東大模試解説】2017夏 駿台実戦 文系第2問

【世界一早い東大模試解説】2017夏 駿台実戦 文系第3問(存在領域、ベクトル)

【世界一早い東大模試解説】2017夏 駿台実戦 文系第4問

 

他の東大模試に関連する記事はこちら。

東大模試解説シリーズ

 

東大の過去問題の解説はこちら

東大入試数学を解説するシリーズ

 

問題冊子を開いたら、こう考えよう。

それでは本題。

試験時間100分の開始数分で、まず4問ともに目を通しましょう

特に、今回の駿台模試では、ここに鍵がありました。

 

【第1問】

 

シンプルな問題。

解法のパターンも、よく勉強している方なら2パターンしかない(細かくは3パターン)と分かるでしょう。

①割り算する

②合同式(mod)で解く

③二項定理で解く

但し、大抵の場合は二項定理で解くより、合同式で解く方が手数が少なく、解答もシンプルに終わる場合が多いです。

 

また、余りの問題は、結局は規則性の発見です。

6を1乗から5乗、10乗として見て、あまりが同じになる所が発見出来れば終わり。

解答の方針も立てやすく、複雑すぎる計算がなさそうなので、いきなり手を付けられる問題。

 

【第2問】

円の上に点を打ち、三角形や四角形を作るのは、よくある問題。

だけど、求める条件が「鋭角三角形の3頂点を含む4点を選ぶ確率」という、珍しい条件。

当然、こんな確率求めた事ないので、急に解法が思いつかないはず。

 

ただ、(1)は正6角形で、(2)は正8角形ですから、あまり複雑な図形も登場しません。

まあ、手が付かないことはないだろう。少なくとも部分点はもらえそうかな、と思える問題。

1問目に解く問題ではないかもしれないけど、優先順位は高めで良さそう。

 

 

【第3問】

 

パッと見で気付くポイントとしては、

①対称性がある

②三角関数がある

③xとyの範囲が限定されている

④存在領域の図示の問題

ということでしょう。

 

対称性に注目して変形すると、キレイな形になりそうかな。(暗算が得意であれば、2乗して和を取ると、cosの加法定理が出る事が予想出来ます。)

あとは、xとyの定義域に注意して、解を持つ条件で攻めれば行けるのか?

一応、手を付けられそう。部分点は来るだろうか・・・。

 

※但し、この問題は、初対面の印象で、上のように判断して解くと痛い目を見る問題でした。詳しくは、こちらのリンクに書いてあります。

実際は、存在領域からベクトルを連想して解くのがベストな問題です。ご注意を。

【第4問】

 

3次関数と2次関数があって、異なる3つの交点を持つ。

面積を計算すると、5:32になる。

別に、特段難しい条件は出てきません。

 

(1)でbをaで表すって事は、文字が一つ減るって事。

(2)では、aを変化させて、通過領域って事は、解の配置で解けそう。

 

とりあえず図を描いて、積分計算をすれば出来そう・・・。これも部分点は来るだろうな。

 

※これも、やってみると痛い目を見る問題。

問題としてはシンプルですが、計算が厳しくて、途中で挫折する可能性大。

初対面では優しそうですが、付き合ってみると怖い。

 

解く順番

以上、第1問から第4問まで見てきましたが、解く順番としては、第1問が始めで良いでしょうね。

初手から最後までが、何となく予想出来る問題は第1問と第4問。

そのうち、計算量が少なく処理出来そうなのは、第1問です。

よって、始めの2問は、1⇒4で決まり。

 

第2問と第3問ですが、どちらが優先かは、好みで良いレベルの差でしょう。

第3問で、まず式変形をしていじって見たければ、そちらでも良いですし、第2問で確率を求める条件を考えても良し。

好きな方からやってみて下さい。

 

但し、第4問で計算が激しくなった辺りで注意。

積分計算や、高次方程式の計算が激しくて困るはずです。その時深追いせず、次の問題に切り替えれるかが重要でしょうね。

 

結果論ですが、第2問が解きやすい問題です。第4問に時間をかけすぎて、第2問に時間を掛けられないのが怖いです。

「計算が面倒になったらストップ」のクセを付けておくのをオススメします。
逆に第3問は、スルスルと最後まで行き過ぎて、「本当にこれで良いの?」となる可能性がありますね。恐らくそれは誤答なんですが(解説記事では、よくある誤答例も掲載してあります)
そんな単純な問題、出ないだろう~と疑って、別の解法を探せるかどうかが、分かれ道ですね。ただ、難しいので探しきれなくても、合格点には届きそうです。

目標に対する、各設問の得点例

では、今度は、目標得点別の得点例です。

独断と偏見で、難易度と配点を決めています。参考にとは思いますが、参考以上にするのはオススメしません。

 

 

第3問は、発想が得にくいということで、難問指定。

第4問は、問題は簡単だけど、計算が難しいということで、難問指定です。

この2問の合計40点中で、10点とれたら十分でしょう。第1問と第2問でしっかり取れるかどうかが最大のポイントです。

 

逆に、第1問と第2問は満点を狙える問題。

上の図は、満点は避けて作ってますが、気持ち的には満点を狙いたいところです。

2016年や2017年の本番の東大入試よりも、難しいと思います。

40点取れたら、十分すぎるくらい合格ラインだと思います。

 

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区切る勉強から脱却して、まとめる勉強へ移行しよう!

さて、久しぶりの読解シリーズ

前回のこちらの記事の続きから行きましょう。

 

 

文章構造の4レベル

前回のおさらいです。

文章構造には4レベルあります。

 

レベル1:文字(letter)が組み合わさって、単語(word)になる
レベル2:単語(word)が組み合わさって、文(sentence)になる

レベル3:文(sentence)が組み合わさって、段落(paragraph)になる

レベル4:段落(paragraph)が組み合わさって、文章(article)になる

 

前回はレベル1の話をしました。

簡単に言えば、「単語帳でやっておけ」の世界。要するに、暗記を強要される部分です。

その割に、覚え方も教えてもらえないし、どうなったら仕事が完成かもわからない。別に単語テストで点数が取れても、長文中で使えるとは限りませんからね。

ま、詳しくは前回をご覧くださいませ。

 

英語の授業=レベル2

では、今日はレベル2の話です。

単語と単語を繋げると文が出来るのですが、実は皆さんが受けている英語の授業って、ほとんど全部、このレベルの解説だって気付きました?

 

文法問題なんて、まさにこの話ですよね。

SVOとか、SVOCのルールは、単語の並べ方の話です。

この文章では、that が省略できるけど、こっちの文章の時には省略できないとか。要するに文章中のルールをひたすら覚えていることになります。

なんのこっちゃない、これだけの話です。

単語一つ一つの意味をひたすら覚えて、単語と単語の組み合わせでどういう意味になるのか覚えれば、英語の勉強は終わりです。

 

と言っても、その並べ方のルールを把握して、処理する力を身に付けるのが大変なんですけどね。

ほとんどの受験生は、このレベルを身に付け終わる前に大学受験を迎えてしまい、レベル3はほとんど身に付けられない。

だから、先生になっても中々教えられないし、そして教えられない受験生が再生産される・・・。というサイクルになっています。

 

組み合わせでマルッと覚えるようにしよう!

では、このレベルの習得のポイントは何かというと、

単語と単語の組み合わせのパターンを覚える

ことにあります。
例えば、bookという単語がありますね。
始めは意味を知らない単語でしょうから、「book=本」と結び付けて覚えます。
同じように、「read =読む 」と対応させて覚えると思います
「read は読むって言う意味で、bookは本って言う意味だから、本を読むってことか」
と、まずは単語と単語を区切って意味を理解しているはず。

 

しかし、英語に触れて言うと、次第に read the book というフレーズが何度も登場します。

そして、次第に read と the と book を区切らずに、「read the book」を丸ごと一つだと思って、意味が取れるようになっているはずです(無意識でこのレベルに来ていると思います。)

 

ピコ太郎が「I have a pen.」と歌っていましたが、ほとんどの日本人が「I have a pen.」を、

Iとhaveとaとpenに区切って意味を理解していないと思います。

I have a pen. くらいだったら、丸ごと意味が取れる人が多いはず。

 

これが、英文が読めるようになったということであって、英語の勉強そのものでもあります。

区切らなければ分からなかったものが、丸ごと一つに見えてきて意味が取れるようになる、のを目指してください。

 

ポイントは、

次第に出来るようになるのではなく、意図的に狙って勉強することです。スピードが何倍も違います。

 

熟語は大事!

単語と単語の組み合わせを、区切らずに丸ごと分かるようになるのがポイントなので、必然的に熟語の暗記が大切だということになります。

熟語の暗記は大切ですか?と質問されることがありますが、答えはYes!

というか、熟語が分からなければ、全て単語を一つ一つに区切って覚えていかなければなりませんから、非効率ですし読むスピードも上がらない。

例えるなら、全ての単語の知識が「熟語化」されるのが目標です。

 

それに、ナンでもカンでも、単語に区切れば良いわけではありません。

区切ると意味がわからないものがたくさんあるからです。というか、熟語帳に載ってるものってそういうのばっかり。

 

take はとると言う意味で、place は場所という意味ですが、take place で「発生する、起こる」という意味です。

想像で補うには、意味がかけ離れすぎていますから、やはり「take place」で一語として覚えた方が良い。

 

ということで、丸ごと一つと見なして、頭に放り込む方が「使える英語」になります。

 

使い方と一緒に覚える

これも受験業界で良く言われることですが、単語は使い方を覚えなければいけません。

これも上で書いた、「くっつけて覚える」話と一緒です。

 

例えば、be interested in ~の in は、なぜinなのか。

 

文法的な説明をすると、分野を表すinの使い方があって、

Please speak in Japanese.

などの、言語の前に付くinと同じだそうです。

 

と、理由を教えてもらえば納得しますが、限られた試験時間の中でイチイチ思い出す時間はないですし、覚えていればなんの疑問も持たず意味が取れます。

ということで、やはり覚えてしまうのが最強なわけです。

 

同じように、provide が出てきたら、ちょっと先の方のwith やfor を探さなければいけないですし、If を見たら、カンマと助動詞の過去形を探すわけです。

他の単語と組み合わせて文章が出来ているので、当然の発想です。

 

古文“熟語”を覚えよう!

上では英語の話をしましたが、古文では異常なことです。

なぜなら、古文単語帳は売ってますが、古文熟語帳は売っていないからです。

売ってないから、先生も教える発想にならないし、生徒も覚える発想にならない、というのが実情のような気がしますが。

 

古文の勉強は、単語を覚えて、文法を勉強すれば読解だ、という流れで進むのが一般的なようですが、古文単語の勉強でも、「熟語を覚えよう」と意識してみると語彙力がさらにアップします。

中には、古文単語帳の中に熟語コーナーが設けてあるものもありますが、古文でもやっとそういう教材が登場したかと嬉しくなりました。

 

古文で、他の単語(というか、文字?)と対応させて覚えるものと言えば、係り結びが代表例でしょう。

「ぞ、なむ、や、か、こそ」の5つですね。結びが連体形になるとか、已然形になるとか、意味が強調か疑問か反語かとか、覚えますね。
珍しく、古文で他の単語と絡めて覚えるパターンです。
でも、他にもたくさんあります。
例えば「いかがはせむ」。
古文の授業では、
いかが、は「どうして」という意味で、
せ、はサ変動詞の「す」の未然形で、
む、は推量と意志の助動詞「む」の終止形で・・・
などと、区切って教わる事が多いと思いますが、
これは、丸ごとよく使うフレーズで「どうしようか」という意味です。
良く見る表現ってたくさんあると思いますから、「あ、同じの見つけた」と思った時に、丸ごと覚えておくと良いでしょう。

区切る⇔まとめる、を使いこなそう!

と、こんな感じで、単語一つ一つだけじゃなくて、組み合わせでマルッと覚えて、意味を掴めるようになるのが、レベル2の話です。
普段、学校や塾で習っている方法は、一つ一つこのレベルの話ですから、非常に大切です。
が、レベル3やレベル4もあります。
上のレベルがあると知って勉強するのと、しないのでは意識が変わってきます。
細かく区切る方法があるのなら、まとめて一つにする方法もあるわけです。
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【世界一早い東大模試解説】2017夏 駿台実戦 文系第4問

これは難問!!

2017駿台実戦

それでは、文系最後の問題に行きましょう!

 

これは難しい!!

しかし、昨日解説した、第3問とは違う難しさです。

 

文系第3問のリンクはこちら↓

【世界一早い東大模試解説】2017夏 駿台実戦 文系第3問(存在領域、ベクトル)

 

第3問は、1手目の決め方と、ベクトルの領域図示の仕方が難しい問題。

教科書的な勉強では、届かない領域にあると解説しました。

 

一方でこの第4問は、教科書的な知識で最後まで到達します。

考え方もスタンダードだし、スラスラと手が進みます。

しかし、計算が難しい上に多い!

 

始めに言ってしまいますが、手書きの解答を今回も作ったんですけど、解答の流れは駿台の模範解答と同じになってしまいました。

細かい注意点や、コメントなどはたくさん書き込んでいるので、読んで下されば勉強になると思いますが、流れとしては駿台さんと全く同じ。

 

というのも、僕の限られた時間で試した結果、この解答の流れでしか現実的な解法がないのです。

文字の置き方、インテグラルの作り方、展開の仕方や因数分解の仕方まで、この手順通りにやらないと進めなくなってしまいそう。

かなり、計算の幅が狭くて限定されている問題です。

 

さらに、(1)の後半で4次方程式が登場するのですが、これを解くのが相当厳しい!

αとβの2文字が登場する4次方程式なのですが、αとβに対称性のようなものがあります。

厳密には対称性ではないのですが、、、、。

 

この式に到達するまでに、αとβで、エコヒイキしないようにインテグラルを作ったり、解と係数の関係を使ったり気を遣っていたのに、ここにきて4次方程式を解いて、崩すとは。

 

それに、因数定理を使う際の1解を見つけるのが、やや難しいような気がしますね。

そもそも答えに到達するまで、長すぎるし。

ということで、あれこれ文句を言いましたが、変な計算が登場しないからこそ、色々言いにくいものです。

 

解答の流れはスタンダード

では、解答の流れに行きますが、別に難しいところはありません。計算が複雑なだけです。

 

面積計算が必要なので、関数と関数の交点の座標が欲しい。

いうことで、2つの関数を連立して、交点を求めます。

xでくくれるので、x=0が解になるとして、残りの2次方程式が異なる2点を持てば良いわけです。

あぁ、普通。

 

2次方程式にaやbの文字が入ってるので、まさか解の公式で解くわけがないので、解と係数の関係を利用しようという発想になって、

2解をα、β(α<β)と置きます。

 

これでインテグラルが作れる。

インテグラルを作る際に、面積が5の方がS1、面積が32の方がS2とすると、

S1が0からαまでの積分、S2がαからβまでの積分です。

 

S1は積分区間に0が入ってるので計算が簡単ですが、S2は積分区間が両方とも文字(しかも、両方とも二次方程式の解)

これだと、その後の積分計算が面倒くさくなるので、0からβまでの積分を利用して、計算の工夫をします。

 

ただ、この辺りの積分の工夫は、やや難しいですね。

多くの受験生が、工夫せずにインテグラルを作って、たくさん登場する文字に困惑して撃沈したのではないでしょうか?

 

さて、インテグラルを作れたら、S1:S2=5:32から、等式が作れます。

あとは、等式からαとβの解を求めればOKと。

 

文章を書いていても、別に難しい流れはないんですよね~。

よく、ここまでシンプルな設定なのに、計算が面倒くさくて、解法までが限定された計算になる問題を作れたものだと思います。

 

(2)も面倒くさい

(1)で面倒な計算をくぐり抜けましたが、(2)もそれなりに面倒くさいです。

もう、このブログではお馴染みになりましたが、通過領域の問題です。

 

通過領域には3パターンの解法があります。

①解の配置(存在条件)

②包絡線

③ファクシミリ論法

 

②包絡線は、塾や予備校の先生が好きな話題なので、教科書から脱線して受験対策として教わることがあるかもしれませんね。

③ファクシミリ論法は、あまり聞かないかもしれませんが、一応あります。

 

が、東大文系を目指すなら、①の解法が出来るようになれば、十分だと思いますけどね。色々な解法を教えるのも良いんですが、定着するまでに通り過ぎてしまう場合もあるので。

 

ということで、僕の手書きの解答でも、①の解の配置で解いています。

二次の係数にxがあって、正と0と負の場合分けをするっていう、最後まで面倒な問題でした。

 

 

 

まとめ

いやー、駿台の4問、難しかったですねー。

終わった後だから言える話ですが、第1問、第2問で満点近く取って、第3問と第4問で部分点が何点かもらえたら、作戦的には勝ちでしょう。

40点~50点を上限に考えても良いのではないかと思います。

 

時間配分も、第3問と第4問はかなり時間がかかりますから、25分ずつの配分で考えていた人は、足元をすくわれたでしょう。

と、色々なトラップもありつつ、難しいラインナップでした。

 

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なぜ単語暗記が苦痛なのか?

久しぶりの読解をしようシリーズ

今まで書いた事だけでも、かなり読解力がアップするエッセンスは盛り込んであるんですが、今日も非常に大切な内容です。

果たして、一回で書き終われるのか・・・

 

文章構造の4レベル

今日は、文章構造には4レベルあるぞという話をします。

皆さん、意識してか、無意識か分かりませんが、文章全体を分割すると段落になり、段落を分割すると文になり、という構造がありますよね。

これをレベル分けすると

 

レベル1:文字(letter)が組み合わさって、単語(word)になる
レベル2:単語(word)が組み合わさって、文(sentence)になる

レベル3:文(sentence)が組み合わさって、段落(paragraph)になる

レベル4:段落(paragraph)が組み合わさって、文章(article)になる

 

となります。

この4レベルを意識すると、読解力が非常に上がります。

 

英語でも、現代文でも、古文でも、漢文でも全く仕組みは同じ。でも、一般的な学校や塾の授業では、教えられることが別で、その辺りも把握すると、更なるレベルアップも出来るでしょう。

これ、非常に深くて大切なことなので、一つ一つ記事を分けて書いていこうと思います。

今日は、英語に関するレベル1について。

 

レベル1 文字(letter)→単語(word)

アルファベットのdとoとgをこの順番で組み合わせるとdogとなり、日本語で「犬」を表す単語になりますね。

cとaとtの組み合わせでcatになり、日本語の「猫」になる。

このように、文字と文字の組み合わせで単語が成立しています。まあ、当たり前と言えば当たり前ですね。

 

いわゆる単語の暗記のこと

このレベルの習得の事を普通、「単語を覚える」と言っていますね。多くの受験生が単語帳を買って、一つ一つ覚えていると思います。

この単語の覚え方って、実は結構深いのです。

話すと長くなりますし、僕が授業したとしても、毎週ちゃんとした覚え方が出来ているか、丁寧に指導しても、平均で数週間かかって感覚を身に付けてもらっています。

(だから、4月は単語の暗記方法ばっかり話しています)

残念ながら、今日のブログでは書ききれないので簡単に触れるだけになりますが、皆さん、ちゃんと単語の習得出来ていますでしょうか?

 

覚え方を教えてもらわない

勘の良い方は気付いたかもしれませんが、上に書いた話は暗に「覚え方は教えてもらわないでしょ」というのを意味しています。

「単語を覚えろ」と言われても、覚え方は教えられない。

単語テストで得点をとれば、単語を覚えられた認定する(生徒も先生も)

というような事が、往々にして行われています。

でも、そんなに単純ではありません。

 

高校3年生になって、僕のところに来る子には、一か月くらいかけて、単語の覚え方ばっかり指導されます。それくらい大事だし、それくらい効果があるからです。

単語を覚えるというのは、日本語に置き換える事だと思っている生徒がいますが、全く異なります。(といいつつ、一部の単語はそれで済むんですけど)

自分が知ってる日本語の単語に置き換えるのは、かなりズレた暗記方法だと思って下さい。

 

単語暗記とは、概念の習得

例えば、dogの意味を「犬」と覚えるのは、それほど問題ありません。

これは英語の「dog」の概念と、日本語の「犬」の概念がほとんどズレないからです。

しかし、essentialを「本質的に」とか「必要不可欠な」という日本語に対応させて覚えても、あまり汎用性はありません。

dogは大抵「犬」と訳していれば大した問題がありませんが、essenntialは常に「本質的に」や「必要不可欠な」と訳していると、上手く訳が当てはまらないことがあります

 

単語の習得は、言い換えると概念の習得です。

決して、日本語と英語を対応させることではありません。
これをわかり易く、(しかも絵で!!)表現しているのが、このリンク先の単語帳です。

覚えづらい古文単語が覚えられる!「ビジュアル図解 古文単語」

これ、古文の単語帳ですが、本当に表紙が素晴らしい。まさに単語の習得というのは、こういう事なのです。

 

法則、語源、絵を活用しよう!

単語というのは、闇雲に文字を並べたものではありません。

ある程度、決まったルールに従って文字を並べますし、決まったルールに従って発音します。

 

しかし、学校や塾の授業では、そのルールについての解説は普通ありません。

文字の組み合わせのルールを教えてくれないから、丸暗記するしかなく、丸暗記せざるを得ないから成績が上がりません。

 

これを打破しようと書かれた参考書が、非常に流行の鉄壁ですね。

東大受験生じゃなくても超オススメ「鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁」で暗記の仕方を学ぼう!

この単語帳は、文字の配列のルールや、単語の語源について、積極的に触れています。
(かといって、メインで書かれているというより、逐一触れているのですが)
また、単語の暗記法に関して、図や絵が差し込まれていて、これが非常にわかり易い。
受験生にウケるのも、よくわかります。
僕も、単語の覚え方の例として非常に良いため、生徒によく勧めています。
文字の配列のルールや仕組みが分かれば、暗記量が一気に減ります。いわゆる丸暗記から解法されたい方は、鉄壁に御世話になっても良いでしょう。

まとめ

ということで、

レベル1:文字(letter)が組み合わさって、単語(word)になる

のまとめをしましょう。
・単語帳を使って自主的にやっている。
・でも、習得の仕方(単語の覚え方)は習わない。
・法則、語源、絵や図を活用することがポイント。
ということです。
知っている子は、無意識で使っているけど、知らない子は丸暗記に走って、いつまでも非効率なことをし続ける。
どうせなら、同じ時間で最大の効果を上げる勉強をしませんか?

読解力が飛躍的に上がる方法を、一度まとめてみました。

今日は、文章の読解の仕方について、これまで書いてきたことをまとめようと思います。

2か月ほど前から、国語や英語の読解方法について「読解をしよう」シリーズとして書いてきましたが、好評を頂いてまして、一度ちゃんとノウハウ化してまとめようと思い立ちました。

 

別シリーズも、たま~に「まとめ回」を作ろうかと思っているので、どうぞお楽しみに!

 

読解とは何か?

最近、至るところで言っているのが、和訳と読解の違いです。

この区別をしっかりつけることが、非常に大事!

 

和訳というのは、英語を日本語に置き換えることです。

翻訳と言い換えても良いですし、古文を現代語訳するのも同じだと思って下さい。

英語の授業では精読と呼ばれたりします。
つまり、和訳とは文字で書いてある意味を読み取ることです。

 

対して、読解は文字で書いてない事を読み取る作業です。

と言ってもよくわからないでしょうから、例を一つ。

 

「吾輩は猫である。」という文があります。

 

私は猫だ、という意味だと理解するのが、さっきでいう和訳レベル。要するに、書いてある内容を理解しています。

 

これが読解レベルに行くと、

・「吾輩」なんていう単語は最近使わないな。古い文章かな?ご年配の方が喋ってるのかな?

もしくは、デーモン小暮かなwww

・猫が喋れるはずないのに、「吾輩は猫である」って、どういうこと?今、流行の擬人化!?それとも、猫の視点に立って書いた文章なのかな?

というように、そこから想像を巡らせて、情報が読み取れていきます。
書かれている内容だけに注目していると、読み取れない事がたくさんあります。
詳しくは、

という記事で書きました。

本文以外にもヒントがある。

書かれている内容だけ読んでいてもダメ。書かれていない内容を読み取ることが大事だということなんですが、これは問題全体に対しても言える話です。
国語や英語の読解問題には、必ずリード文があります。
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
という、アレです。
実は、これから読み取れる情報もあります。

リード文「次の文章を読んで、後の設問に答えよ」から、何を読み取るか?

という記事に書きましたので、どうぞご覧ください。

 

リード文だけではありません。

出典、注釈、本文の長さ、傍線部の数などなど、読み取れる情報はたくさんあります。

リード文「次の文章を読んで、後の設問に答えよ」から、何を読み取るか?

という記事にまとめてあります。

 

本文を一生懸命読むのは非常に大切ですが、本文だけで読み解こうとしてはいけません。

かといって、本文以外に気を付ければ良いというものでもありませんから、色々総合して情報を読み取っていくのです。

 

要するに、文章に書かれている内容なんて大したことがなく、書かれていない内容をいかに読み取るかが大事なのです。

 

言葉のもつニュアンスに注目しよう!

言葉には、ニュアンスがあります。

男性「今週の日曜日、デート行こうよ。」

女性「う~~ん、そうだね、行きたいね。」

 

この男女は、今週末デートに行くことになりそうではありますが、男性は乗り気なのに対して、女性はあまり乗り気でなさそう。

言葉の上では「行きたいね」と言っていますが、本当に行きたいかどうかは怪しい。

 

というように、言葉にはニュアンスがあって、本音と逆の言葉を使うことなんて、いくらでもあります。

こういう言葉に注目するのも、非常に大切。

筆者が使っている単語によって、好き嫌いがハッキリわかります。

 

私は、誉め言葉と悪口言葉と名付けて教えていますが、意味は同じでも、言葉によって褒めているか、批判しているかが分かれます。

世の中の文章は、悪意に満ちている。言葉に注目して読解力を付けよう!

という記事にまとめてます。

 

①私たちの生活が便利なのは、科学技術の大きな貢献によるものだ。

②現代社会は、科学技術のお蔭で成り立っている。

③今の世の中は、科学技術に依存している。

 

と3つ並べて見ました。

どれも、言っている内容自体はほとんど同じ。

しかし、下に行くに連れて、科学に批判的な立場になっているのが分かるでしょうか。

 

他にも、

④科学技術は、現代社会に大きく貢献している。

⑤科学技術は、現代社会に大きく「貢献」している。

と、貢献という言葉に、カギカッコが付いているのと、いないのでは、ニュアンスが変わります。

④は科学技術が好きな人の文章でしょうが、⑤は嫌いな人のような雰囲気が漂いますね。

 

ということで、使っている言葉の違いによって、醸し出される雰囲気を読み取っていくことが、非常に重要です。

 

 

まとめ

ということで、これまで書いてきた内容を、ダイジェスト版でまとめましたが、いかがでしたでしょうか?

あまり世間では言われない方法もあると思いますが、読む上では非常に大切です。

センスで読めない人が、センスで読める人のようになるには、こういう細かい考え方がカギになります。

 

まだまだ書き終わってないので、読解をしようシリーズ、今後もお楽しみに!

 

歩くぞー!!

こんちゃ!

ずっとお世話になってた産婦人科の先生に、
「37週になったら何時間歩く?」と問われました。

「友人の話を聞いていると、1、2時間くらいでしょうか。
 九州に帰るので暑いですし」と答えると、
「これまで何時から何時まで働いてたの?」というやり取りがありまして、
「1時間だったら通勤程度でしょ。まだ動ける体力あるのよ。
 みんな妊婦になった途端に体力無くなったように思い込むけど、
 歩かないとお産が重くなるわよ」と諭されました。

そして、「1日3時間から始めましょう」と言われました。

もちろん、お腹が張ったら休憩して、
何度かに分けて良いそうですが、、、ドキドキ><

37週目というと7月11日からです。
頑張らねば!!
(臨月は7月4日からだから、臨月入ってすぐに出産になったら
 歩くことはないだろうけど)

九州で7月になったら暑さにやられて、
歩く意志を強く持てるか不安です。

なので今のうちに宣言しておきます><

歩くぞー!!

世の中の文章は、悪意に満ちている。言葉に注目して読解力を付けよう!

 

日本の国語教育では、頻繁に読解力という言葉が登場します。

読解力を付けなさい、読解力が足りない、などと言われますが、読解力とは何かをしっかりと定義して話をする先生はあまりませんし、読解力を付けるノウハウについても手探りなのではないかと思いまして、私の少ない経験値ではありますが、シリーズとして書いています。

 

それが、この読解をしようシリーズです。
前回は、本文を読む前にすべきことがあるということで、国語の現代文を題材に取り出しましたが、今日はその続きです。
前回の記事はこちら↓
僕は元々理系ですが、東大に文系でも合格したということで、理系科目を教えるのと同じくらい、文系科目を教ています。
2時間の授業で、数学を教えて、英語を教えて、国語を教えて、日本史を教えて・・・のようなことが普通で、他科目指導の経験も長くなってきたのですが、実は国語の読解の授業は評判が良いです。
物凄く細かいですし、僕が読めるのではなくて、「なぜそう読めているか」の理由やノウハウを必ず付け加えるようにしてますから、生徒も納得してくれているようです。
その中でも、特に面白がってくれるのが「言葉の選び方」。

国語 言葉の選び方

これは、あまり他の先生が解説しているところを見た事がないんですが、絶対に注目した方が良いポイントだと思いますので、簡単にご紹介です。
さて、前回の記事と同じように、2017年の国語のセンター試験の問題を貼り付けましょう。
※長いので、特に読む必要はありません。参考に貼り付けただけです。

 

さて、前回の記事で。リード文に注目すべきだと言いましたが、今回のリード文を読むと「科学論」であると書かれています。

これも前回に書きましたが、国語の現代文の題材になるような文章では、「科学」は大抵悪者扱いされます

科学のせいで自然が失われたとか、希薄な人間関係になったとか、戦争が起きたとか、格差が生まれたとか、現代社会の問題は全て科学のせいだと言わんばかりに(それは言い過ぎか)。

多分、学者さんにそういう考えの人が多いのでしょうね。

 

もちろん、科学を賛美する文章が出る可能性もありますが、まずは「科学」という言葉を見た瞬間に、「あ~、この筆者は、多分科学がキライなんだろうな~」と思って、読み進めても構わないでしょうね。それくらい、いつも悪者です。

 

というのも、

評論文というのは、ナンでもカンでも二元論に単純化して語られます

本当は、絶対に良いものや、絶対に悪いものはないはずなんですが、短い文章で主張を通そうとすると、どうしても正義の味方と悪者を登場させて戦わせた方が、読んでいる人が分かりやすくなる、というのも大きな理由でしょうね。

 

上の例で言えば、自然環境は善で、それを破壊する科学技術は悪、みたいな感じです。

他のテーマでも同じで、良い者と悪者が登場する文章はとても多い。

だから、この文章を書いた人は、

何が好きで何が嫌いなのか、見極める事が非常に重要なのです。

 

という視点を踏まえた上で、センター試験の国語の文章を見てみましょう。

例えば、1行目。

「現代社会は科学技術に依存した社会である。」

とありますね。この時点で、もうこの筆者は、どちらかと言うと科学の事が嫌いな可能性が高いと読み取れます。

なぜなら「依存」という言葉は、比較的ネガティブな印象を持つ言葉だからです。

 

もし、筆者が科学技術の事を好きで、現代社会の事を素晴らしいと思っているなら、

「現代社会に対して、科学技術は大きな“貢献”をしている」

とか、

「現代社会は、科学技術の“お蔭”で成り立っている」

のような表現になってもおかしくないわけですから。

 

まあ、1行目はそれほど露骨ではないですけどね。もう少し読み進めてみましょう。

4行目「既存の知識の改定と“拡大”のみを生業と・・・」

5行目「科学は技術的な“威力”と結びつく・・・」

7行目「科学技術という営みの存在は、“膨張”を続ける。」

14行目「実験室の中に天然では生じない条件を作り出し、そのもとでさまざまな人工物を作り出すなど、自然に“介入”し・・・」

 

などなど。

特に悪意を感じる表現には、「“---”」のマークを付けましたが、文全体を読んでも何となく科学に悪い印象を持つような表現になっています。

 

細かいと言われれば細かいのかもしれませんが、こういう日本語の表現すれば、簡単に筆者の趣味が分かります。

 

僕もブロガーのはしくれですので、文章を書く側の人間なわけですが、文章を書くときって絶対にこういうのを意識してしまいます。

好きなものに、印象の悪い言葉は使わないでしょうし、嫌いなものに印象の良い言葉を使いません。使ったとしたら、そこに別の意図があるのです。

 

言葉が持つ印象も、読解の重要な手がかりです。